神さまはいるのかい?

神さまはいるのかい?

白崎健人と三つ子の姉妹が、教会に隠された不動産権利書を探したり、「幽霊屋敷」と呼ばれる廃病院の幽霊騒動の謎を解いたりする、軽い恋愛要素のあるライトなミステリー少女漫画。

正式名称
神さまはいるのかい?
ふりがな
かみさまはいるのかい
作者
ジャンル
天使・悪魔
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概要・あらすじ

白崎健人はある日、突如として路上で気を失い、目が覚めた時には篠田みどりら三つ子の三姉妹に誘拐されていた。みどりたちは、白崎不動産によって騙し取られた教会の権利を、この誘拐によって取り戻すのだと語る。仁来の助けにより健人は窮地を脱するが、なんとなく情を移してしまった三姉妹のため、教会の権利書を一緒に捜すことにする。

そして独断で教会を奪おうと目論んでいた副社長・山崎の陰謀を暴くことに一役買うことになる。後日、三姉妹はすっかり友達関係となった健人に連れられ、面白半分で幽霊騒ぎのある「幽霊屋敷」と呼ばれる廃病院を訪れる。健人とそのいとこである黒木雅、そして三姉妹は、ともに幽霊屋敷の謎を解こうと活動を開始するのだった。

登場人物・キャラクター

白崎 健人 (しろざき けんと)

白崎不動産の社長を務める少年。年齢は17歳。ただし、社長であるという事実は公表されておらず、世間では「白崎不動産の社長令息」と認識されている。誘拐されたことがきっかけで知り合った篠田みどりに、ほのかな恋心を抱くようになる。

篠田 紫 (しのだ ゆかり)

篠田三姉妹の長女。年長であるということもあり、三姉妹の中ではリーダーシップを発揮しており、白崎健人を誘拐して、教会の権利を奪い返そうとする計画を主導した。黒木雅から好意を寄せられ、まんざらでもないという態度を取っている。健人からは童話『三匹の子豚』の登場キャラクターになぞらえ、「ブー」というあだ名で呼ばれている。

篠田 朱理 (しのだ あかり)

篠田三姉妹の次女。空手四段の有段者で、女の子とはいえ、白崎健人では太刀打ちできないほどの実力を誇る。健人からは童話『三匹の子豚』の登場キャラクターになぞらえ、「フー」というあだ名で呼ばれている。

篠田 みどり (しのだ みどり)

篠田三姉妹の三女。誘拐事件の時に白崎健人の世話係をしていた縁で、姉妹の中でも健人と最も親しく、また、好意を抱かれている。そのことに、まんざらでもない態度を取っている。健人からは童話『三匹の子豚』の登場キャラクターになぞらえ、「ウー」というあだ名で呼ばれている。

黒木 雅 (くろき みやび)

白崎健人のいとこの少年。年齢は16歳。雅の父が幽霊屋敷の持ち主であるので、健人が三姉妹を連れて幽霊屋敷にやって来た時に、そこで健人と遭遇し、三姉妹とも知り合うことになった。三姉妹の、篠田紫に好意を抱くようになる。

仁来 (にき)

白崎不動産における白崎健人の忠実な部下である青年。現在の社長が健人である、という事実を知っている数少ない人物の1人。健人が誘拐された時には、救出のために教会に訪れ、女装をしたうえで「急遽派遣された寮監」のふりをするなど、機転が利き、行動力に優れている。

山崎 (やまざき)

白崎不動産の副社長を務める中年男性。白崎健人が、病身の先代社長から既に社長の地位を譲り受けているということを知らずに、会社の乗っ取りを企んでいる。また、独断で教会を奪い取ろうとしており、行方不明になっているその権利書を探している。

雅の父 (みやびのちち)

黒木雅の父親。医師をしている。白崎健人の叔父にあたる。「幽霊屋敷」と呼ばれる廃病院の所有者でもある。仕事が忙しく、「幽霊屋敷」がまだ病院として使われていた頃、そこに入院していた妻の死に目に会えなかった。そのため、息子の雅から恨まれている。

場所

白崎不動産 (しろざきふどうさん)

白崎健人が社長を務める不動産会社。先代の社長である健人の父親は、病身のため軽井沢で静養しており、副社長の山崎が会社を乗っ取ろうと企んでいる。実はすでに健人が社長の任を引き継いでいるが、その事実はひた隠しにされていた。その理由は、山崎の企みを暴いて失脚させるためであった。

教会 (きょうかい)

篠田三姉妹の祖父の所有物であったキリスト教の教会。ミッション系の学校と礼拝堂、それから学校のための寮が併設されている。白崎健人が三姉妹に誘拐された時に監禁された場所は、冬休み中で誰もいなかった女子寮。

幽霊屋敷 (ゆうれいやしき)

幽霊が出るという噂の廃病院。廃業・閉鎖されたのは7年前。雅の父が白崎不動産に売却を持ちかけ、取り壊しの話が進んでいる。ここに出るとされる幽霊は、黒木雅の母親の幽霊。雅は、夫にないがしろにされたことを恨んで、化けて出ているのだと主張している。

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