笑い仮面

笑い仮面

太平洋戦争中の日本。11年に一度、太陽黒点の多い年があった。その影響で、地上ではアリ人間と呼ばれる奇怪な人間が生まれてくる事件が多発していた。そのアリ人間を研究し、人類滅亡の危機を救おうとする科学者、式島博士=笑い仮面とアリ人間を描いた怪奇マンガ。

概要

昭和15年、九州の○×村では、奇怪なアリ人間を産むという事件が多発していた。アリ人間についての情報は、すべて日本軍によって消されてしまうのだった。しかし、天文学者の式島博士は、アリ人間の研究を進め、地球滅亡が近いことを知ってしまう。11年周期の太陽黒点が異常発達することがわかり、今から2度目の周期となる22年後の大黒点の日には地上のほとんどは焼き尽くされるという。

その熱でも生き残る人間になるために、アリ人間は突然生まれてきたと式島博士は考えるのだった。しかし、式島博士のその研究は、軍には異常者と判断され逮捕されてしまう。拷問の後、笑い仮面という取れない仮面をつけられ、獄門島に監禁される。

一度はあきらめかけた式島博士だったが、獄門島に収監されていた南博士の協力で脱走に成功する。そして昭和36年、再び黒点の年が近づいてきた。九州○×村では、笑い仮面がひそかにアリ人間の研究をしていた。

登場人物・キャラクター

式島博士

天文学者。太陽黒点の異常発達とアリ人間の関係から、地球滅亡を知る。日本軍に捕らわれ、笑い仮面のマスクをつけられるが脱走。その後、行方をくらました後、戦後は○×村の屋敷で、太陽黒点の異常発達で地上が燃えたときに耐えうる強靭な肉体に人間を改造するため、アリ人間の研究を続けていく。

南博士

異常生物学者。式島博士が投獄された獄門島にいた。笑い仮面をつけていたが、武島博士を逃がすために、追いかけてくる看守から盾となり消息不明となる。

五郎

東京から九州○×村に越してきた少年。東京では「探偵ゴロー」と呼ばれていた。アリ人間のススムと遭遇したことをきっかけに、村全体の事件に巻き込まれていく。

マリ子

九州○×村の少女。アリ人間にさらわれ、炭鉱の坑道に十日間閉じ込められていた。その後、様子がおかしくなっていく。

ススム

笑い仮面が研究のために育てていたアリ人間。腹と触覚が弱点。

平太

○×村の青年。何者かに噛みつかれて倒れる。おばが村人に助けを呼んだ後、一見、何事もなかったかのようだったが、中身はまるで別人のようになっていた。

アリ人間

基本的に蟻と同じような行動をする。雨の日は外に出ず、どこかに隠れている。口からは蟻酸を吐き出し、溶かしてしまう。甘いものが好き。咬んだ人間をアリ人間に変化させる。また、人間に化けることも出来る。また、アリ人間同士でテレパシーのようなもので連絡をすることが出来る。

書誌情報

笑い仮面 全2巻 朝日ソノラマ〈サン・コミックス〉 完結

第1巻 前

(1984年1月発行、 978-4257917748)

第2巻

(1984年1月25日発行、 978-4257917755)

笑い仮面 全2巻 講談社〈講談社漫画文庫〉 完結

第1巻 笑い仮面

(2013年10月発行、 978-4063709483)

第2巻

(2013年11月12日発行、 978-4063849516)

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