聖☆おにいさん

仏教の祖であるブッダとキリスト教の祖であるイエスが、□日本の□立川市にアパートを借り、下界での休暇を満喫するという日常ギャグコメディ。ブッダやイエスが現代日本の生活や倫理観に触れ、カルチャーショックを受けたり、正体を隠しながら生きているのに無意識に奇跡を繰り出して慌てたりといった、シュールな展開が魅力。随所に神話や宗教伝承のエピソードや小ネタが散りばめられているため、知識があればより深く楽しめる。「モーニング・ツー」2006年1号から連載の作品で、TVアニメ化、実写ドラマ化などもされている。

正式名称
聖☆おにいさん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
モーニングKC(講談社)
巻数
既刊13巻
関連商品
Amazon 楽天

世界観

現代日本の東京都立川市が舞台。ブッダイエスが肉体を伴って現実に暮らしており、それにまつわる神々、天使や悪魔が実在する世界となっている。仏教やキリスト教の他、ギリシャ神話、神道など、あらゆる宗教、神話に語られた出来事は実際にあったこととされており、各神話に登場する者たちは、ブッダやイエスのように信仰の枠を超えて互いの存在が認識しているばかりか、交友関係まで存在する。ただし、これらの神秘や奇跡、超常現象は基本的に秘匿されており、一般の人々はそれに気付かないでいる。

あらすじ

神々の休日(第1巻)

さまざまな預言書や思想において、世界の終焉が訪れるとされた世紀末。しかし、その危機は人間たちの知らない間に神々の働きによって回避されることとなった。そして新世紀のはじまりに、目覚めし者、ブッダと神の子、イエスという2人の神が立川市に降臨することになる。2人は奇跡を行うためでも何でもなく、世紀末での働きに対するご褒美として、有給を取り、日本へバカンスに来ることになったのだという。こうして2人は、六畳一間のアパートでルームシェアをし、下界の人々にバレないよう正体を隠して慎ましく暮らしながら、2000年ぶりの下界で、言葉通りのジェネレーションギャップを新鮮な気持ちで感じつつ、日々を過ごすことになる。

クリスマスと降誕会(第2巻~第4巻)

立川市アパートでルームシェアを始めたブッダイエスは、□日本特有の文化に触れて、時に歓喜し、時に驚き、時に困惑する新鮮な日常生活を送っていた。そんな中、2人は初めて下界で、それぞれの誕生日を迎えることになる。イエスは日本で行われているクリスマスが自分の誕生日とは気付かず、ブッダは降誕会に甘茶をかけられる風習の真相を語った。その他、初めての年越しに、お盆、秋葉原観光、伊豆旅行、オンラインゲームなど下界の文化を気の向くままに楽しんでいた。

神は立川にあり(第5巻~第7巻)

立川市で2度目の年越しを迎え、すっかり下界生活が板についてきたブッダイエス。ブッダの弟子のアナンダを伴っての東京タワー観光や、ファッションの街である渋谷観光など、徐々に東京周辺事情にも詳しくなり始めてきていた。そんな中、2人の神が有給を取って休んでいる天界では、神の不在疑惑が浮上していた。2人が下界にいる間に天に昇った人々から、「神は本当は架空の存在なのではないか」と疑問視され始めているのだという。そこで、梵天帝釈天ミカエルを含む天界の神々は一計を案じ、ブッダとイエス、それぞれの実在を証明するためのプロモーションビデオを製作することになった。

下界のホットスポット(第8巻~第10巻)

立川市での生活も長くなったブッダイエスは、「たまには東京ではないのどかな風景の中でのんびりしたい」というイエスの提案により、沖縄旅行に出かけることになった。しかし沖縄行きのチケットを手配するために天界へのコネを利用した2人は、旅行計画の露呈により、強制的に天部衆を含めた沖縄ツアーを組まれることになってしまう。結果、旅行は一転してブッダの連載マンガ「悟れアナンダ」の取材旅行となった。

旅行を終え、立川市に帰った2人にとって、現在住んでいる松田ハイツは第2の聖地と呼んでいいほどに肌に馴染む場所となっていた。その影響のためか、立川市にはこれまでよりさらに多くの天界人たちが訪れるようになっていく。これまで会話にのみ登場していた天使、サンダルフォンは家に訪れ、花見をした際には悪魔、ベルゼブブとも初対面。そしてついにイエスの母親である、聖母マリアまでもが降臨する。

諸行無常(第11巻~第13巻)

ブッダイエスが立川市でのバカンスを始めて3年の月日が経過した。もはや立川市での生活にも慣れ、変わり映えのしない日常が待っているかと思いきや、そうはいかないのが世の常である。仏教の教えにもあるように、2人を取り巻く生活は常ならず、刻一刻と変化する。自己否定感の強かったユダは、自己啓発にハマってポジティブな性格になり、そしてブッダの弟子、サーリプッタは運転免許を取得するなど、キャラ設定さえも変わっていく。またブッダとイエスは立川市のIKEA立川で北欧神話の一神であるロキと初めて対面する。さらに、ブッダの母親、マーラーが立川市に初降臨するなど、めまぐるしいイベントが目白押し。立川市での新鮮味溢れる神々のバカンスはまだ終わりを見せない。

作風

仏教の開祖であるブッダや、キリスト教の開祖であるイエス、その他神話や宗教に関連する人物が数多く登場するものの、各信仰の教義に触れるような重いテーマはなく、むしろそういった宗教観はもっぱらギャグとして使われることが多い。基本的にブッダやイエスは聖人であり、神であるが、一般的な倫理観を持った等身大の人間として描かれるのが特徴。

休載期間

2011年8月に発売された「モーニング・ツー」第49号において本作『聖☆おにいさん』の休載が発表され、第50号から第55号にかけて休載となった。2012年3月に発売された第56号から連載を再開している。この休載は、作者である中村光の出産を理由としたものであることが、誌面で公表されている。

パロディネタ

ブッダイエス、その他登場人物のキャラクター自体がパロディともいえるが、より具体的には仏教説話、聖書および神道その他で有名なエピソードをパロディとして扱っている。その多くは、奇跡や含蓄のある逸話でありながら、本人からすれば忘れ去りたい過去であったり、なんのこともないただの気まぐれであったりと、面白おかしく紹介される。その他、ブッダ本人が手塚治虫の『ブッダ』を読んで涙したり、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』にちなんだエピソードを語るなど、メタフィクション的なパロディも存在する。

モデルになった町

舞台は東京都立川市と明言されている。作中でブッダイエスがよく買い物に出かけるハッスル商店街は、立川市にあるシネマ通りがモデルとなっており、その他にもモデルとなっている立川市近辺のスポットは数多い。ちなみに、立川市には作者である中村光の姉が住んでいたことがあるというが、本人は一度も住んだことがなく、特に詳しいわけでもないと語っている。

コラボレーション

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

2012年11月17日より公開された劇場版アニメ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の予告映像において、劇場版『聖☆おにいさん』の予告映像が放映された。この映像は、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』とのコラボレーションのために編集されたもので、黒の背景に明朝体風の赤字フォントで「南無阿弥陀仏」と表示されるなど、コラボ元を意識した作りに仕上がっていた。

ONE PIECE FILM Z-ワンピースフィルム ゼット-

2012年11月17日より公開された劇場版アニメ『ONE PIECE FILM Z-ワンピースフィルム ゼット-』の予告映像において、劇場版『聖☆おにいさん』の予告映像が放映された。この映像は、『ONE PIECE FILM Z-ワンピースフィルム ゼット-』とのコラボレーションのために編集されたもので、「努力・友情・宗教」「立川市民に、俺はなる!」といったナレーションが流れるなど、コラボ元を意識した作りに仕上がっていた。

ポテロング

2013年4月上旬に、森永製菓のスナック菓子「ポテロング」とのコラボレーションキャンペーンが行われた。期間限定で、「ポテロング」のパッケージに『聖☆おにいさん』のブッダイエスが、お笑い芸人風の衣装に身を包んだ描き下ろしイラストが採用された。パッケージのイラストは計2種類があった。

髙島屋

2013年5月1日から14日の期間限定、かつ立川髙島屋限定でコラボレーションイベントが開催された。期間中は立川髙島屋で『聖☆おにいさん』とのコラボレーション弁当を販売。弁当は、チキンがメインの「マリアさんの愛情弁当」(630円・税込)と、ベジタブルカレー「ブッダのほっとけカレー」(525円・税込)の2種類で、いずれも1日20個限定で販売された。

立川市バス

2013年5月8日から期間限定で、路線バス「立川市バス」とのコラボレーションイベントが開催された。期間中は、立川市バスの一部車輌に劇場版『聖☆おにいさん』のイラストラッピングが施され、外装、内装ともに『聖☆おにいさん』一色となった。また、車内放送の一部を、劇場版で声優を務めたイエス役の森山未來や、ブッダ役の星野源が担当した。

オリオン書房

2013年5月中旬から期間限定で、立川市を中心に展開するブックストア「オリオン書房」とのコラボレーションイベントが開催され、店頭でのみ『聖☆おにいさん』の描き下ろしイラストを使用したクリアファイルが販売された。価格は500円(税込)。

Zoff

2013年5月16日から、グラスショップ「Zoff」とのコラボレーションとして、Zoffオンラインストア限定でコラボグッズが販売された。コラボグッズはZoffで既存販売されていた、パソコンのブルーライトを約36%カットするメガネ「Zoff PC クリアレンズ・パック」の限定モデル。ブッダイエスをイメージした2種類のフレームデザイングラスに、作中にも登場するシルクスクリーンモチーフを使用したメガネ拭き、それに描き下ろしイラストが描かれたオリジナルソフトメガネケースがセットで2900円(税別)。

smart

男性ファション誌「smart」2013年6月号で、雑誌内の企画でブッダイエスがモデルを務めるという、一風変わったコラボレーション企画が開催された。2人が登場したのはセレクトショップ「BEAMS」のTシャツを紹介する「BEAMS T」企画。普段はブッダの作るシルクスクリーンTシャツばかりを着ている2人の、オシャレな姿が描かれた。

TV Bros.

2013年10月23日に劇場版アニメ『聖☆おにいさん』のBlu-ray&DVDが発売され、対象店舗で製品を購入すると、先着順でテレビ情報誌「TV Bros.」とのコラボレーションで作成された特別冊子「聖 Bros.」がプレゼントされる、という企画が行われた。冊子は「TV Bros.」編集部が責任編集したもの。

rockin'star

2013年12月19日から期間限定で2か月間、音楽雑誌「ROCKIN'ON JAPAN」やロックフェスを主催する「ロッキング・オン・ジャパン」のTシャツブランドである「rockin'star」とのコラボレーションTシャツが販売された。コラボTシャツはロックをイメージしたブッダイエスの描き下ろしイラストが描かれたデザインで、ネット通販サイト「ZOZOタウン」で購入できた。なお、このコラボレーション企画では、『聖☆おにいさん』の他にも『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』『バットマン』『BECK』、さらには漫画家の浅野いにおなど、幅広いコラボレーションアイテムが販売された。

マンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」

2017年7月23日から8月2日までの期間限定で、マンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」とのコラボレーションパッケージが販売された。コラボレーションでは「CLIP STUDIO PAINT EX 2年版 聖☆おにいさんオリジナルパッケージ」を数量限定で予約販売。また対象商品である「CLIP STUDIO PAINT EX ダウンロード版」「CLIP STUDIO PAINT EX アップグレード優待 ダウンロード版」の購入者に、『聖☆おにいさん』のオリジナルA4コットンバッグと「CLIP STUDIO PAINT EX」の公式ガイド本がプレゼントされるキャンペーンも同時に開催された。さらに、「CLIP STUDIO PAINT」の公式Twitterアカウントをフォローし、特定のツイートをリツイートすると、抽選で2名に液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq Pro16」がプレゼントされた。

タイアップ

honto×Ingress×聖☆おにいさん

ジュンク堂書店立川高島屋店のオープンを記念し、2016年2月26日から、丸善やジュンク堂、文教堂などの書店およびネット通販書店「honto」と現実連動型アプリゲーム「Ingress」、そして『聖☆おにいさん』の3者コラボレーションイベントが行われた。内容は、「Ingress」のゲーム内で特別ミッションが発生し、3月5日~6日に対象店舗でミッション達成画面を見せると、先着でオリジナルグッズがもらえるというもの。2016年10月14日からは第2回イベントも開催された。こちらでは、10月22日~23日までに特定ミッションをクリアし、対象店舗でミッション達成画面を見せると、クリアしたミッション数に応じてゲーム内アイテムがもらえる他、honto×Ingressオリジナルクリアファイル、『聖☆おにいさん』のオリジナル栞がプレゼントされた。さらにこのイベントと平行して2016年10月21日から11月3日まで、「honto」を含む対象店舗で『聖☆おにいさん』のコミックス第1巻から第13巻のいずれかを購入すると、購入巻数に応じて「Ingress」内で使用できるアイテムがプレゼントされた。同時に、コミックス最新13巻の購入者のうち抽選で30名に、オリジナルクリアファイルがプレゼントされるイベントも行われた。

「ほほえみの御仏-二つの半跏思惟像-」

2016年6月21日から7月10日まで東京国立博物館で開催された特別展「ほほえみの御仏-二つの半跏思惟像-」に合わせ、コラボレーション企画が行われた。公開された特設サイトではブッダイエスが同展示を観に行くまでの描き下ろしマンガが特別掲載された他、予告ポスターにも描き下ろしイラストが描かれた。

メディアミックス

OVA

コミックス第8巻、第9巻の特装版にOVAが付属した。OVAにはそれぞれ2話ずつのショートエピソードが収録されており、ブッダイエスの住むアパートの大家さんである松田視点のオリジナルストーリーなどが描かれた。なお、このOVAが『聖☆おにいさん』初の映像化作品となっているが、コミックス第8巻発売時点で劇場版アニメの情報はすでに公開されており、イエス役の森山未來、ブッダ役の星野源をはじめ、監督の高雄統子、脚本の根津理香、作画監督の浅野直之など、キャスティングやスタッフも劇場版アニメと同様となっている。

劇場版アニメ

2013年5月10日から全国東宝系75スクリーンで、劇場版アニメ映画が放映された。内容はコミックス第1巻のエピソードをベースにオリジナル展開を加えたもの。キャスティングやスタッフは、先んじて映像化されていたOVAとほぼ同様で、イエス役を森山未來、ブッダ役を星野源が務めるなどの起用で話題を呼んだ。また、星野源は本作に主題歌も提供している。

TVドラマ

2016年11月に実写ドラマ化が発表された。監督は福田雄一が務め、俳優の山田孝之をプロデューサーとして迎えることが決定している。

キャラクターブック

2013年4月23日にキャラクターブック『聖☆おにいさん コミックガイド』が発売された。作中に登場したキャラクターのエピソードや内面を掘り下げたキャラクター紹介の他、ブッダイエスの名言集など盛り沢山の内容。また作中で登場したオニ公園などのスポットを、実際にそのモデルとなった立川市の現地写真つきで紹介しており、聖地巡りにも役立つ一冊になっている。

海外事情

本作『聖☆おにいさん』は、フランスで翻訳版が発売されているが、作中のセリフが原作とは異なるなどの改変が行われている。代表的な例として、ブッダイエスの自己中心的な振る舞いについて指摘するセリフが、穏やかな表現に改変されている点などがある。またイギリスでは発売はされていないものの、大英博物館の日本ブースに□日本の文化を象徴する漫画作品の代表例として『聖☆おにいさん』が選ばれ、展示されたことがある。

評価・受賞歴

『聖☆おにいさん』は2009年「このマンガがすごい!(オトコ編)」で第1位を獲得している。2010年にも同賞の第8位にランクインし、2年連続の受賞となった。その他、2009年には手塚治虫文化賞短編賞も受賞している。

登場人物・キャラクター

ブッダ

丸い顔つきにクリクリと巻かれた螺髪、片手で握って余るほどの福耳という特徴的な容姿の男性。「目覚めた人」「釈迦」と呼ばれる仏教の祖であり、本名は「ゴーダマ・シッダールタ」。世紀末を超えてから取った有給を活かし、イエスと2人、立川市でのバカンスを楽しむことにした。穏やかで心が広く、滅多なことでは語気を荒らげることのない優しい性格の持ち主。仏教の教えにある諸行無常、愛別離苦を説いた本人だけあって、何事にも執着を見せず、また清貧を良しとする倹約家でもある。しかし、仏の顔も三度までという諺通り、怒りなどを我慢している時は目に見えて表情が変わる。マンガ製作を趣味にしていたり、苦行や試練といった自分がこだわる物事には目ざとい反応を示すなど、俗っぽいところもある。基本的に何かと暴走しがちなイエスの行動を諫める役割を持つが、時に天然な性格を発揮して、イエスから逆にツッコミを受けることもある。実在の人物、釈迦がモデル。

イエス

痩せぎすな体つきに長い黒髪、頭に茨の冠を被った特徴的な容姿の男性。「神の子」「救世主」「イエス・キリスト」と呼ばれたキリスト教の預言者として知られている。世紀末を超えてから取った有給を活かし、ブッダと2人、立川市でのバカンスを楽しむことにした。悟りを開いているブッダに比べると、やややんちゃ気味で欲望に忠実な性格。ミーハーな面があり、日本特有の文化やファッションに強い興味を示す他、パソコン、スマホ、SNSやネットゲームなど最新ガジェットの誘惑に弱いところがある。一方で無償の愛と人間の罪について説いた聖人らしく、他人の失礼な行動などには寛容な態度を示す。ちなみに、ネット関連では「いえっさ」というハンドルネームを好んで使う。ドラマなどのレビューをテーマとした個人ブログを運営しており、それなりのPV数を稼いでいる。実在の人物、イエス・キリストがモデル。

ラーフラ

ブッダの息子にして十大弟子の1人。名前は「障害」という意味を持つ。すべての煩悩や執着を捨て去って、出家をしようとするブッダにとって、愛すべき一人息子が最大の障害であるという意味で付けられた。しかし、ブッダは今となっては、そんな名前にしたことを後悔しており、名付けのせいでいまだに親子関係がぎくしゃくしている。また本人は本人で、障害という意味を持つ名前からくる劣等感や、かつて自分がブッダの息子であることを傘に着ていたことを告白している。その自己否定の意識から、人の家に上がると、必ずトイレにこもるという習慣を身につけるようになっている。実在の人物、ラーフラがモデル。

アナンダ

ブッダの十大弟子の1人。25年もの間ブッダの側仕えをし、その言葉の1つ1つを経文に記したとされる男性。そのため、ブッダに心酔している人物として描かれ、説法を聞いている間に、麻酔なしで背中の手術をしても気付かなかった、などの逸話が語られる。また下界へブッダに会いに来た時には、携帯電話にブッダからの着信が入ると、感激のあまり落涙して膝から崩れ落ちるなど、オーバーリアクションが目立つ。仏教の教えに従って煩悩を捨て去っており、頭髪も眉も剃っている。それでも眉目秀麗にすぎる端正な顔つきのせいで、女性から言い寄られてばかりいるのが悩み。その美しさはブッダいわく目を合わせただけで全ての女性がイチコロになるほど。最近では女性を惑わせる自分の容姿が悪いとして、女性に惚れられないよう、キャップやサングラスで顔を隠す、また、自己紹介の時に自分の体の不浄を説く、変な歩き方で敬遠されるようにするなど、様々な工夫を行っている。天界では経理を担当。ブッダの十大弟子の中で最期に入滅しており、イエスの十二使徒の中で最期に昇天したというヨハネと気が合う。実在の人物、アナンダがモデル。

梵天

仏法の守護神の1人。太めの眉毛に、いつも見開かれた強い目を持つ男性。悟りを開いたブッダを見出し、広く教えを説くように説得した人物とされ、その逸話通り、ブッダのプロデュースを行っている。しかしプロデュースといえば聞こえは良いが、梵天本人のセンスは悪い意味でぶっ飛んでいる。しかも押しが強すぎる性格も伴って、ブッダやイエスは毎回梵天に振り回されてばかりいる。ただし、とりわけブッダの思想をより高めるための苦行を迫る場合は、ブッダ本人が苦行マニアであることもあわせて、意気投合することもある。

マーラ

上半身が人の姿で下半身が蛇という特徴的な容姿の大悪魔。ブッダが悟りを開く修行をしている際、それを邪魔しようとしたとされる。性格は非常に陰気であり、周囲に馴染めない。そのため、修行中のブッダを色仕掛けや、悪夢を見せつけて誘惑したとされるが、のちに友達が欲しかっただけではないかと目されている。ちなみにこの誘惑の際、ブッダに無視されるのが一番こたえていたようで、最終的にはモノマネなどで笑わせに来ていたという。ブッダとイエスが立川市で生活を始めてからも、事あるごとにブッダを貶めようと画策する。その度に、無意識的に自分のぼっちエピソードを露呈することになり、ブッダとイエスから逆に宥(なだ)められる羽目になっている。

父さん

マリアを処女受胎させ、イエスを下界に遣わした存在、つまり創造神。その姿は光とともあり、はっきりと見ることはできないが、人々に接するイメージの中では、豊かなひげを蓄えた人型の姿で描かれる。下界に降臨する際は、ハトの聖霊の姿を借りて現れ、その姿のままでしゃべったりする。また世界を浄化した大洪水の後に虹をかけた逸話にちなみ、空に虹をかけ、イエスらにメッセージを伝えて意思伝達を行う。一応携帯電話も持っているが、イエスとは違い、電子機器の扱いは苦手で、メールを打つのが下手。

マリア

イエスの母である聖母マリアその人。紀元前の生まれだが地上には30代くらいの女性の姿で現れる。その中身は年齢相応で、演歌歌手の追っかけをしている。処女でイエスを懐胎したため恋愛経験がないことを気にしており、出産の際にも冬の馬小屋で並々ならぬ苦労をしたが、イエスのことを深く愛している。 「キリストの涙」という名を持つワインを前にした時などは、イエスが幸福に過ごせるよう涙を全て飲み干してしまうのだとボトルを一気飲みした。感極まると、どこかにあるマリア像や絵画が涙を流す。

ミカエル

天界にいる大天使の1人で、天使長を務めている。ウェーブのかかった長髪と麗しい見た目を持つ。基本的には常識的で、天使の取りまとめ役として天使たちを率いる頼りになる人物。しかし、かつての天使長であり、今は堕天してしまったルシファー兄に持ち、少々ブラコン気味のところがある。その影響のためか、若干悪っぽいものに憧れる傾向があり、ビジュアル系バンドやメタルバンドなどの派手なものを好む。そういった趣味が高じて現在はラファエル、ガブリエル、ウリエルといった他の四大天使も巻き込んでバンド活動を熱心に行う。歌や踊りには自信を持っており、実際に素晴らしい技量を持つものの、テンションが上りすぎると、終末のラッパを鳴らそうとするのが玉に瑕。

ウリエル

天界にいる大天使の1人。V字カットの前髪に眉がなく、いつも無表情な顔つきが特徴。「破壊天使」の異名を持っており、イエスに仇を為すものを、手に持った剣で滅するのが主な役回り。非常に融通が聞かない生真面目な性格をしており、とにかく暴走気味。手に触れた時に静電気が走ったドアノブを瞬時に切り捨て、正月の門松を罠に見立てて、イエスたちの部屋の防衛手段に変えるなど、攻撃的な行動が目立つ。一方でミカエルたちとともに歌を歌い、踊ってみせたりとノリの良いところもある。

ルシファー

かつて天使長であったが、堕天して天界を追放されて悪魔の長となった人物。今の天使長であるミカエルの兄でもある。イエスや天界のことに否定的な態度を見せるひねくれ者だが、一度仲間と認めた相手にはとても優しく、思いやりのある性格を持つ。下界に降臨している際は、一般的な人間とほぼ同じサイズの体つきになるが、地獄で仕事モードの時には、人を丸呑みにできるほど巨大で恐ろしい悪魔の姿に変貌する。

松田

ブッダとイエスの下宿先である松田ハイツの大家を務める女性。目つきが悪く、右目の下に泣きぼくろがある老齢の女性。クリクリの天然パーマをカラーで染めている。平日の昼間から、何処かに出かけている気配もないブッダやイエスを、ニートかなにかと勘違いしている。部屋に動物が集まったり、天使たちの降臨により部屋から強い光が漏れるなどした際には、近所迷惑になるからと怒鳴り込んでくる。しかし、長きにわたる下宿生活を経て当たりも柔らかくなり、生来の面倒見の良いおばちゃんキャラが定着。何かと世話を焼いてくる。なお、ブッダやイエスのことは、アパート契約時の仮の名字である「聖(せい)さん」と呼ぶ。趣味はテレビゲームで、とりわけ「マリオカート」が好き。

竜二

イエスが立川市の銭湯で知り合った極道の男性。目つきが鋭く、髭を生やし、オールバック風の髪型で、背中にはお釈迦様の入れ墨が彫ってある。始めてイエスと銭湯で知り合った際、体中についた傷や、かつてのイエスのエピソードを聞くにつけ、どこかの組の二代目と勘違い。イエスたちのことを「アニキ」と呼んで慕うようになる。ブッダやイエスと同じ町内に住んでいるため、町内会のイベントなどにともに参加して、親交を深めている。静子という妻と愛子という名前の娘がいる。

愛子

竜二の1人娘。親たちから溺愛されて、すくすくと育っている素直な良い子。町内会のイベントに家族で参加した際、ブッダとイエスとも知り合い、良くも悪くも子どものように純真な心を持つイエスとは、特に仲良くなった。

ヨセフ父さん

マリアの夫であり、イエスの父親。厳密にはマリアはイエスを処女受胎で身ごもっているため、イエスの父親は父さんであり、ヨセフは育ての父親ということになる。父親関連の話になると、イエスは創造神である方を「父さん」と呼ぶため、ヨセフ父さんの方は「全知全能じゃないほう」「大工のほう」呼ばわりされることが多い。 イエスのかつての大工仲間によれば、かんながけの腕は世界一であり、大工にとっては「神様」と崇められるほどの腕前を誇る。実在の人物、ナザレのヨセフがモデル。

ペトロ

イエスに仕える十二使徒の1人で、アンデレの兄。癖の強い短髪と、もみあげから繋がった顎ひげが特徴。アンデレとは一見大きく印象が違うが、実は違うのは髪型だけで顔つきは非常によく似ている。十二使徒のリーダー的存在とされているが、その言動は非常に軽く、「パネェ」「サーセン」などの現代語を多用し、主であるはずのイエスに対してもかなりフランクな態度で接する。 いわゆる学生ノリで流行にすぐ乗りたがる反面、飽きっぽいところがあり、次から次へと新しいことを見つけてはイエスを誘う。そのため、ブッダからは「息子の悪い友達」といった感覚で見られている。実在の人物、シモン・ペトロがモデル。

アンデレ

イエスに仕える十二使徒の1人で、ペトロの弟。目元まで隠れた長い前髪と、もみあげから繋がった顎ひげが特徴。ペトロとは一見大きく印象が違うが、実は違うのは髪型だけで顔つきは非常によく似ている。兄のペトロよりは丁寧な言葉遣いだが、ペトロ同様、仕えているイエスに対してはかなりフランクな態度で接する。性格もペトロ同様、新しいことにすぐ手を出したがるミーハー的部分がある。 一度始めたことをとことんまで楽しむ傾向にあり、流行りに流されてすぐに古い物に飽きてしまうペトロには多少辟易している。天国への扉の受付デスクの引き出しに、携帯電話の充電器を山ほど貯め込んでおり、他の弟子らから陰で「ピカチュウ」と呼ばれている。実在の人物、アンデレがモデル。

ヤコブ

イエスに仕える十二使徒の1人で、ヨハネの兄。聖書に登場する同名の人物との混同を避けるため「大ヤコブ」と呼ばれることもある。切れ長の瞳にワイルドなオールバックの髪型をしている。個性あふれる十二使徒の中では、比較的常識的な性格をしており、頼れるお兄さんといった雰囲気を持つ。しかし、ブラコン気味なところがあり、ヨハネのことをとにかく甘やかしている。 実在の人物、大ヤコブがモデル。

ヨハネ

イエスに仕える十二使徒の1人で、ヤコブの弟。切れ長の瞳にセミロングボブの髪型をしており、中性的な魅力にあふれる容姿をしている。性格は基本的に生真面目かつ常識的であり、ヨハネと共有している天国の扉の受付デスク上に、ペトロがボトルキャップコレクションを乱雑においている様を見て、イライラすることもある。 ちなみにこの時、イライラして血糖値が下がるとしてチョコレートを常備しているため、他の弟子からは陰で「ギャバ」と呼ばれている。真面目な性格の一方、ヨハネ自身が残した福音書で、自身のことを「主に愛された弟子」と記述し、あまつさえそれを一人称とするなど自意識過剰な部分がある。また融通がきかないために周囲と衝突することもしばしば。 ただし、十二使徒の中では最も若いため末っ子のように愛されている。天に昇ったのが最も遅かったため、マリアの老後の世話を最後までしていたことなどから、イエスをはじめ他の弟子たちもヨハネに強く当たれず、これがわがままな性格に拍車をかけることとなっている。弟子の中で最も遅くに死んだということから、ブッダの弟子で同じ境遇にあるアナンダとは特に仲が良い。 実在の人物、使徒ヨハネがモデル。

トマス

イエスに仕える十二使徒の1人で壮年の男性。かつてイエスが復活を果たした際、その素性を疑い、聖痕に手を入れて確かめたという逸話が残されている。堅物で非常に疑り深く、すべてにおいて自分で確かめたものでなければ信用しない。イエスの聖痕に手を突っ込んだ逸話は仲間内でもたびたびネタにされており、またブッダと初対面の際にはその立派な耳たぶが本物かを疑い、引っ張った過去もある。 実在の人物、使徒トマスがモデル。

ユダ

イエスに仕える使徒の1人。長い前髪で片目を隠した陰気な容姿が特徴の男性。イエスを銀貨30枚で売った裏切りの使徒として有名で、天界に昇った後もそれを気にしており、そのせいで自虐的な発言が目立つ。今でもイエスや十二使徒とは懇意にしているが、たびたび輪の中に入っては空気の読めない発言をして周囲を凍らせている。実在の人物、イスカリオテのユダがモデル。

ラファエル

天界にいる大天使の1人。ロングストレートの金髪を持ち、細く穏やかな目つきをしている。癒やしを司る天使とされており、性格も四大天使の中では最もおとなしく、控えめ。しかし決してノリが悪いわけではなく、むしろ他の天使たちの行動を率先してサポートするようなタイプである。癒やしの天使だけに凄まじい権能を持つが、育児に疲れた人のメンタルケアや、旅行前に気持ちが高ぶって寝られないイエスを膝枕で落ち着かせて寝かせるなど、奇跡と呼ぶには少し残念なことにしか使われていない。

ガブリエル

天界にいる大天使の1人。毛先が外にハネた特徴的なミディアムロングヘアを持ち、身長は四大天使の中で最も低く、中性的な顔つきをしている。天界では神からのお告げを預言者たちに伝える役割を持つとされており、そのためか、下界にバカンスに来ているイエスやブッダと天界との仲立ち、連絡役のような役目を務める。イエスやブッダが下界を満喫して、なかなか天界に帰らないことを遠回しに非難しており、何かにつけて天界にかえらせようと、マリアやマーラーを含め各方面に根回しを行ったりする。

サンダルフォン

身の丈が世界ひとつ分あるといわれる大天使。胎児の性別の決定や、音楽の上達を司る。眉の上で切り揃えた前髪と、糸のように細い目が特徴。身分を隠し、地域情報のアンケートを取りにブッダとイエスの部屋を訪れる。しかし、部屋に上がった際、普段は背が高くて顔は分からないが、天界で見慣れている足の形のせいで、イエスに素性がバレてしまう。 騒音アンケートと称して、イエスたちのストレスのもとを断とうとしていた。人間の姿を借りても背は高く、玄関を背を丸めてくぐらなければ通れない。

ベルゼブブ

ルシファーと同等の力を持つとされる悪魔の首領の1人で、ハエの王。お花見の際にイエスと初対面し、ブッダとイエスの2人に危害を与えるべく、立川市に姿を現す。ルシファーとは非常に仲がよく、よく一緒に遊ぶ仲。天界の考えには否定的な立場を取るが、使役するハエや同僚の悪魔たちには非常に優しい。チョコレート菓子の「きのこの山」を好む。

ジャック・オ・ランタン

ハロウィンでイエスとブッダがルシファーから紹介された人物。そばかすのある顔に三白眼のくりっとした目つきが特徴的な男性。ハロウィンのモチーフとして知られるジャック・オ・ランタンその人。しかし、かぼちゃの被り物はいわゆるキャラ作りであるため、ルシファーから「ジャック・オ・ランタンの中の人」とネタばらしのように紹介され、かなり憤慨していた。 生前は小狡い極悪人であり、地獄行きが決定していたが、天国の扉の前で、ペトロを騙し、生き返らせてもらったことがある。しかし二度目に死亡した際、その噓がばれてペトロを怒らせ、天国にも地獄にも行けず現世をさまよう羽目になっている。

サーリプッタ

ブッダの十大弟子の1人。糸のように細い目つきをして、いつも穏やかな表情を浮かべる男性で、弟子たちの取りまとめ役のような存在として描かれる。ブッダの愛馬であるカンタカが、ブッダのために重い荷物でも運べるよう肉体改造をし始めたのを機に、カンタカを救うため下界における運転免許をとり、ブッダやイエスの専属運転手となるように天部から命じられる。 真面目で落ち着いた性格の持ち主だが、考えの柔軟性に乏しく、心を無にしてこれを克服するために、アニメ『頭文字D』のBGMを聴きながら運転したところ、これがドハマリ。そのせいで平時からとんでもないアクロバティック運転をするようになってしまっている。実在の人物、サーリプッタがモデル。

モッガラーナ

ブッダの十大弟子の1人。頭頂の尖った頭が特徴の男性。日本の盆の行事および盆踊りの開祖として知られている。過去に自分の母親が餓鬼道に落ちてしまったことを知り、ブッダに相談したところ、供養をすべしと伝授され、これが後のお盆のもととなった。また、この供養により母親を餓鬼道から救い出すことができ、その嬉しさのあまりに踊った舞が後の盆踊りの祖となっている。 しかしブッダによれば、実際に盆踊りとして伝わっているのはモッガラーナの踊りではなく、テンションが上りすぎて奇妙な舞を続けるモッガラーナを、止めようとする周囲の人々の動きであるという。なお、様々な神通力を持つ人物としても知られ、天耳通という能力を活かして、どこにいてもブッダの説教を聞いてはニヤニヤしているという。 実在の人物、モッガラーナがモデル。

ディーバダッタ

ブッダの弟子の1人で、アナンダの兄。暴れ象をけしかけたり、毒を塗り込んだ爪で切りかかろうとするなど、ブッダを暗殺しようとした逸話がいくつも残されている。ブッダに害をなす存在として、マーラとともによく会話に登場する。実在の人物、ディーバダッタがモデル。

帝釈天

仏法の守護神の1人。悟りを開いたブッダに、仏教の開祖となるよう梵天とともに説得した男性。その逸話により、梵天と並んでブッダのプロデューサーとして登場する。いつも毅然とした態度を示す爽やかな人物で、ハキハキして自信溢れる言動のため常識人に見えるが、梵天同様、ブッダのプロデュースセンスは壊れている。ちなみに、帝釈天は戦闘の神としても知られており、下界でも「アルマーニ」という一級品の甲冑を身に着けている。

弁財天

仏教における守護神の1人。芸術や音楽を司る女神で、黒髪のショートカットの髪型をしている。音楽を司る神だけに、楽器関連はなんでも得意。琵琶を持っている姿で描かれることが多いものの、現在、主に使用しているのはミュージックマンのスティングレイベースだという。ブッダによるとロックに傾倒しているらしく、下界からスカウトしてきたとして、カート・コバーンやジミ・ヘンドリクス、ボンゾの愛称で知られるジョン・ヘンリー・ボーナムとバンドを組んでいる。 天部では梵天、帝釈天と並んで主にブッダをプロデュースするメンバーの1人。芸術を司る神であるものの、なぜかブッダのプロデュース関連になると、梵天らと同レベルの破壊的なセンスを発揮するようになる。 なお、常に側に蛇を従えているため、イエスは弁財天のことが苦手。

阿修羅

仏教における守護神の1人。ブッダいわく、天部衆一のアイドル神であるといい、イエスによれば、興福寺の阿修羅像は、その憂いを帯びた表情が本人の特徴をよく捉えているとのこと。なお、阿修羅本人はその微妙な表情のせいで、天部ではいつも具合でも悪いのかと勘違いされているという。ブッダの「悟れアナンダ」の原稿執筆が修羅場となった際、修羅つながりでアシスタントとして派遣されそうになっていた。

薬師如来

仏教における守護神の1人。天界の「カリスマ薬剤師」の異名を持つ。慈愛に満ちた穏やかな顔つきで、常に左手に薬壺を携帯した姿で描かれる。ひょんなことから聖痕をも治すことのできる万能薬を探すブッダとイエスの話題に登り、持っていた薬を分けてもらうことになった。ちなみに薬壺の中身はニベア。天界情報誌である「R2000」でスベスベの手の秘訣はハンドクリームではないか、とインタビューを受けた際には、「家事を一切しないことが秘訣」と返しており、意外にズボラであることが判明している。

十一面観音

仏教における神の1人。とても映画好きだが、十一面のすべては異なる趣味趣向を持っており、王道好き、雰囲気重視、ラブ要素がないとダメな面から、なにを見ても「エヴァのパクリ」としか言わない面まで揃っている。これらの総合評価を教えてくれるため、ブッダからは信頼できる作品レビュアーと思われている。

あー麺

イエスが尊敬するブロガー。「あー麺らー麺ちゃーしゅー麺」という食べ歩きブログを運営している。基本は食べ歩きだが、話題は豊富で、PCパーツ関連のトピックをブログに書いた際、秋葉原を聖地と称していた。当初は話題に上るのみで、その正体ははっきりしなかったものの、のちに十一面観音のハンドルネームであることが判明。 ブロガーオフ会ではイエスとも対面した。

地蔵菩薩

立川競輪場の敷地内に立っているお地蔵さん。下界で女性に追われて立川市の競馬場に逃げ込んだアナンダが知り合った友人。天界で仕事に忙殺され、心身消耗気味になってしまったアナンダを優しく迎え、その相談相手となっていた。ちなみにブッダいわく、お地蔵さんは仏教徒にとってセーブポイント並に落ち着く場所であるという。

マーヤー

ブッダの母親。妙齢の女性の姿で描かれ、わずかに開かれた色気のある目元が特徴。ブッダの父親である釈迦族の王のもとに嫁いだ貴族階級の人であるため、イエスの母親で平民出身のマリアからは、一方的な苦手意識を持たれている。しかし、他方で、マーヤーはブッダを産んで7日後に入滅しており、そのことでイエスを産んで育て上げたマリアにコンプレックスを抱く。 互いに別の苦手意識を持ちながらも、仲良くなろうと考えており、マリアに立川市を案内してもらった時、ブッダとイエスの仲介によってお互いのわだかまりも解消。その後は、会うたびにプリクラを取りに行くほどの仲良しとなった。

カンタカ

ブッダの愛馬。まだ悟りを開く前のブッダが、出家の際に家から抜け出すために使用した。美しい白馬の姿で描かれる。立川市のバカンス中に自転車を購入したブッダとイエスの姿を見て、自転車に対抗するため、カゴと7速切り替えスイッチを身に着けてブッダの前に姿を現した。ほかにも、購入した自転車に名前を付けようとした時に、蹄の足音を打ち鳴らしたり、車に乗って渋滞に巻き込まれたブッダの横を、これ見よがしに並走するなど、嫉妬深いネタキャラとして扱われている。

ムチリンダ

蛇の神。かつてブッダが菩提樹の下で瞑想に勤しんだ際に、現れたとされる。ブッダの体を雨風から守るのが仕事とされているが、守り方が鉄壁すぎて、周囲から見ると通報ものだとブッダに懸念されている。一度、ブッダが外出先で雨に振られた時に、現れなかったことがある。それは、実はベランダに干しっぱなしにしてあった洗濯物を、雨から守るという形でブッダの力になることを選んでいたためで、かなり賢く、空気の読めるキャラとなっている。 風雨から何かを守るのみならず、体で洗濯物をプレスしてキレイにたたむこともできる。ちなみに蛇であるため、イエスはムチリンダのことが少し苦手である。

静子

竜二の妻。若く美しいが、吊り上がった目つきにきつい顔つきをしている。竜二とは夫婦仲もよく、夫の職業にも一定の理解を示している。ブッダとイエスには、夫のように下手に出ることはなく、対等の立場で接する。その中でも特にブッダとは家事関連の話が合い、主婦仲間のような関係となっている。

緒方

立川市に住むおじさん。初登場は立川市大安売りまつりで、イエスとブッダをお笑いバトルに誘った。一度のみの登場かと思いきや、のちに商工会の会長という立場で再登場、ブッダとイエスに消防団に加入してもらえないかと誘いに来る。またその後も、ブッダたちの大家である松田の幼なじみとして紹介され、商店街ラジオのディレクターという肩書もあることが判明。 なんでも頼まれると断れない性格をしているが、立川市への地元愛は強く、さまざまなイベントを盛り上げるために、ブッダやイエスに助力を求める。

洗礼者ヨハネ

キリスト教の聖人の1人。イエスに洗礼を施した男性。川に立ったイエスに頭から水をかける滴礼で洗礼を施した逸話が有名。実は、これは水に潜れないイエスに妥協して、本来川に全身を浸けるはずのものを、川に顔を浸けるだけ、とハードルを下げていき、頭に少量の水をかけるという手法に落ち着いたものだ、と語っている。

モーセ

キリスト教の聖人の1人。老年の男性。時のファラオに追われてヘブライ人を連れて逃げる道中に、杖を振り上げて海を割る奇跡を起こした逸話が有名。しかしその逸話が有名すぎて、天界で「割る」というキーワードでネタを振られまくるため、少々ノイローゼ気味。最近では、そのノイローゼを乗り越えてヤケクソ気味になっており、SNSで何でもかんでも割ってくれる人として有名。 また腹筋を割るためのエクササイズマシンまで開発し、イエスに送っている。

アダム

キリスト教で、神が最初に創ったとされる2人の人間のうち、男側の1人。天地創造の際に、すべての生き物に名前を付けたという逸話があり、これにより「天界の糸井重里」という二つ名を持つ。ブッダの描いたマンガ「悟れアナンダ」がコミックス化されるにあたり、コピーライティングの才能を見込まれて帯のキャッチコピーを依頼されることになった。

キレネのシモン

イエスの十字架を運ぶ手伝いをした男性。かつてイエスが十字架を担いでヴィア・ドロローサ(苦難の道)を歩んだ時、途中で力尽きてしまったイエスを手伝って、ともに十字架を運んだという逸話のある男性。現在では、イエスがカンタカ2号で坂道を登ることになると、どこからともなく現れ、イエスの漕ぐ自転車を押してくれるという、くだらない奇跡で現界する。 なお、イエスは自転車を漕ぎ始めると周りが見えなくなるため、「キレネのシモンが手伝ってくれているようだ」という漠然とした感覚しか感じていない。

アブラハム

キリスト教信者の祖と呼ばれる男性で、聖人の1人。毎年、父さんのところに、お中元としてハムを送ってくる律儀な性格の持ち主。過去にはその信仰が過ぎて、息子の肉をハムにして送ろうとしたことがあり、父さんに止められたことがある。

ノア

キリスト教における聖人の1人。旧約聖書に登場した男性。かつて大洪水によって世界が洗い流された際、自身の家族とすべての動物のつがいを方舟に乗せ、浄化を免れた逸話が有名。実はこの時、方舟で動物たちと過ごした時間が忘れられず、現在は家族に黙って、週末だけ多摩動物公園で飼育員として働き、動物たちと触れ合う生活を送っている。

エリア

キリスト教における聖人の1人。老年の男性。聖書ではイエスとモーセ、エリアの3人が山の上で語らった、という逸話が残されており、イエスからは預言者仲間とされている。実はこの山の上での語らいをした時から2000年後の、ハワイバカンスの相談をしていた。この時、ハワイの描写が預言じみていて非常に不気味だったため、イエスは断ることになった。 現在は予定通り、モーセとともにハワイを満喫中。

マルコ

キリスト教における聖人の男性。立川市へのバカンスと松田ハイツへの下宿を決めるにあたり、「名前が日本人的だから」というだけの理由で、ブッダとイエスに請われ、契約時の保証人となっている。

アーラーマ

ブッダの師の1人。ブッダが悟るまでの間、弟子入りしたことがある。自分の弟子たちを集めたアーラーマ先生を囲む会という同窓会を定期的に開いており、これまで100回ほどブッダに誘いの手紙を出している。かつて自分に弟子入りしながら、数日間で退団し、あまつさえ、その後自分の教団を立ち上げ、解脱を果たしたブッダのことを妬んでいる。 そのため、初めて同窓会に参加したブッダに皮肉を並べ立てる。ちなみにまだ解脱できておらず、同窓会の翌日の来世からは、土ボタルになることが決まっている。

ホルモン

かつてのアーラーマの弟子。ブッダとともに苦行した兄弟弟子。アーラーマ先生を囲む会でブッダと再会を果たす。本当の名前はブッダも忘れてしまって不明だが、修行中にハゲタカに突かれた逸話がある。その時に内臓が露出するほどの怪我を負ったので、のちに「ホルモン」というあだ名で呼ばれるようになっている。まだ解脱できておらず、アーラーマ先生を囲む会の翌日の来世からは、カンガルーに転生することが決まっている。 ホルモン本人いわく、解脱に向けてがんばってはいるが、今は充電期間中であるという。

上人

ブッダの知り合いで、過去に即身仏となった上人。スプラッタやゾンビなどが苦手なイエスに、それを克服してもらうために、ブッダがイエスに紹介した人物。すでに即身仏となっているので、骨と皮しかなくなっているが、普通に喋り、よく動く。非常に気が利き、初対面でも話しやすいさっぱりした性格の持ち主で、ゾンビが苦手だったイエスともすぐに仲良くなった。 正確にはゾンビではなくミイラであり、水分を得たり、フロに入ると、水分を吸って肉体が多少元に戻るという。

シバゴ

過去にブッダの主治医を務めたとされる男性。オイルを使用して体の不調を治す施術を提唱したとされ、タイ古式マッサージの祖とされる。しかし、ブッダからすると、かなり無茶なマッサージや手術を施された、という強烈な印象が残っている。頭部を切り開いた上、脳をバターとはちみつで洗うのが得意とか、患者を心地良い温度の風呂に入れ、眠っている隙に患部を切り取る、などの逸話が語られている。

スジャータ

かつて苦行で極限の空腹状態にあったブッダに、乳がゆを振る舞った女性。その時のブッダの食べっぷりが凄まじかったため、それ以来ブッダの好物だと思い、乳がゆを毎年お中元で送ってきてくれる。

ロキ

北欧の神の1人。イタズラ好きな男神として知られる。IKEA立川を別荘として使っている。そこに買い物に来たイエスに店員を装って声をかけ、さまざまなイタズラを仕掛ける。ちなみに正体がバレた時に、一度イタズラを悔いる素振りを見せたものの、今度は自分の子供たちである化物を2人のもとに送り込む、というイタズラを仕掛けた。

キューピッド

羽田空港天界行きの受付を行っている天使。美しく中性的な顔つきと柔らかく癖の強い髪を持ち、背中に羽根を生やした、典型的な天使の容姿をしている。ブッダとイエスは、その容姿を見た時にエンジェルと勘違いしていたが、実はキューピッドであり、ゼウスを上司とする。天界行きの航空チケット代が足りないブッダとイエスを冷たくあしらう一方で、ギリシャ神話に登場するナルシスには、これみよがしに便宜を図るという人間臭さを見せる。

吉川

松田の孫や竜二の娘、愛子が通う小学校の女性教師。借り物競争で指定された相沢先生を探すイエスの言葉を誤解し、プロポーズされたと受け止めてしまう。以降、イエスに心を奪われており、少しストーカー気味になる。

たっちぃ

立川市のハッスル商店街から放送している地方ラジオでDJを務めている男性。ロングヘアにサングラスをかけた容姿が特徴。たっちぃがDJを務めるハスラジは、商店街で買い物をするブッダの晩御飯のメニュー選びや食材購入の助けになっており、ブッダからは密かに生き神様として崇められている。DJになる前は、お笑い芸人を目指していた過去もあるという。

相沢 実

19歳の少年。大学デビューのために、服一式を揃えに渋谷へと繰り出した。古着屋で偶然にもブッダとイエスの勘違い会話を聞き、2人が古着ファッションのプロだと勘違いして、その会話に聞き耳を立てた。しかし、古着を糞掃衣(ふんぞうえ)と勘違いしている2人の会話の意味がわからず、上級者のアドバイスは参考にならない、と言い捨てて逃げ出してしまう。

歯科医

イエスが親知らずを抜く執刀医を務めた男性。執刀するまでは少し目つきのぼんやりした普通の医者であった。ところが、使用したメスにイエスの血がついたことにより、メスが聖遺物と化してしまう。それに影響されて、目付きの鋭いハードボイルドな性格のキャラになってしまった。

歯科助手

イエスが親知らずを抜く治療の際、治療の補助を行った女性。治療前までは普通の性格であったが、イエスの口内の血をバキュームで吸った際、バキュームが聖遺物と化してしまう。それに影響されて、ハードボイルドな性格のキャラになってしまった。

神父

立川市にある教会で神父を務める男性。告解室でクリスマスのサンタ人気を妬んだイエスの相手をした。自分がイエスであると言われても動じることなく、嫉妬に囚われずに正しい道を歩めるよう、優しくイエスのことを諭した。ちなみに過去にも、ミカエルやユダ、ルシファーの悩みを聞いたことがある。セリフのほとんどがカタカナで表記されており、日本語はカタコトでしか話せない。

トイレの神様

日本にいる八百万の神々のうちの1人。ブッダとイエスの部屋のトイレを定期的に点検しに来てくれる青年。見た目は完全にそこらへんにいる水道関連企業の職員といった体で、作業服に帽子を被り、胸には社員証のようなものをつけている。トイレの点検が終わるとサインをもらって帰るだけ。その際、トイレがきちんと美しく使われていると、サービスでブルーレットをくれる。 移動はダイハツのミラ。

日本のデモハンプレイヤー

オンラインゲームの2人のプレイヤー。イエスもプレイしている「デーモンハンターオンライン 2nd」の日本ユーザーで、イエスが記憶に残っていると語っている。それぞれのハンドルネームは「たけし」と「みゆ」。かつてイエスがゲーム内でレベルアップした時、知り合いでもないのに、祝福の言葉と補助魔法をかけて祝ってくれた。この経験が、イエスが下界バカンスの滞在地に日本を選んだきっかけとなる。

市丸一

ブッダとイエスの住む松田ハイツの住人。ブッダたちの住む部屋の下の部屋、101号室に住む男性。妻と2歳になったばかりの娘がいる。売れない小説家であったが、松田ハイツに引っ越して来てから書いた小説「タチカワ」が芥川賞を受賞。ベストセラー作家となり、税金対策で引っ越すことになった。

202号室の住人

ブッダとイエスの住む松田ハイツの住人。ブッダたちの住む部屋の隣の部屋、202号室に住む。顔面を隠すほど長いロングストレートヘアで、毛先だけを染めた特徴的な髪型をしている青年。あまり口数が多いほうではなく、人と接するのは苦手。気まぐれにインターネットで自分の歌をアップしてみたところ、突然グラミー賞を受賞してしまい、税金対策で引っ越すことになった。

保地丁夫

自己啓発本の著者および講演者。一時期ユダがドハマりしていた。前向きに、ポジティブに生きる方法を本にまとめ、全国で講演などを行っている。代表作は「前向きライフ!」「前しか見えない!」など。姿は登場しないが、常にネガティブで後ろ向きだったユダの性格を変え、下界で行われる講演に足繁く通うまでになるなど、多大な影響を与えた。

ケイオス

ビジュアル系ラップシンガーとして活動している男性。10年前に家出をしてまで続けてきた音楽活動に見切りを付け、引退ライブを行うことになっていた。この時、依頼しておいた臨時のドラマーとの待ち合わせで、たまたまイエスとケイオスを間違えて声をかけてしまったブッダを、ドラマーと間違えてライブ会場に連れて行ってしまう。

ケイオスのマネージャー

ビジュアル系ラップシンガー、ケイオスのマネージャーを務める女性。ケイオスと似て、黒髪のロングストレートヘアにヒゲを生やし、細身の体型、という容姿をしたイエスを、本人と間違えて引退ライブに無理やり連行した。

ニンニン

ブロガーオフ会で、イエスに正体がバレたくないブッダが名乗った仮の姿。おはぎの米粒を数えて記録する「おはぎブログ」を運営しているという設定をしている。幸いイエスにバレることはなかったが、知恵の実を食べて変なテンションになったイエスからはシカトされ、「おにぎりブログ」を運営しているというお米大好きに絡まれる結果となっている。

お米大好き

ブロガーオフ会の参加者の1人。ハンチング帽にサングラスをかけ、カイゼル髭を生やした、見るからに怪しい容姿の人物。お米好きが興じて、おにぎりを題材としたブログを運営している人物。性格自体は米が好きなだけの穏やかで優しい性格。その正体はブッダの父親。

仏 三十二相

イベント周知のためにマスコットキャラクター。ブッダの誕生日である4月8日を、もっと一般的に知名度の高いイベントにしようと考案された「脇まつり」で生み出された。ブッダと同じ32相を備える妖精という設定がある。妖精というと可愛らしいが、ブッダが持つとされる32相には人並み外れたものがあり、体のすべての毛穴から毛が生え、毛の先端が上になびいて右巻きであり、青瑠璃色をしている。 40本の歯と4本の牙を持つ口があり、さらにその口からおでこの髪の生え際まで伸びる舌を出す。そして牛王のように長く乱れのないまつ毛を持ち、未開かれた紺青色の瞳を持つという化物のような容姿となっている。不意に声をかけられたブッダが、恐怖のあまりに叫び出すほどで、お世辞にも可愛いとはいえないキャラに仕上がった。 また、脇まつりイベントでは、街を歩く一般人に声をかけ、甘茶を渡してそれを自分にぶっかけて祝ってもらう、という迷惑極まりない習性を持つ。

ニッキーラビット

ブッダとイエスが遊びに行った「TOKYO USA LAND」のメインマスコット。名前の通りうさぎのキャラクター。とても陽気な性格をしているみんなの人気者。ぱっちりと大きな瞳と、首元の蝶ネクタイがチャームポイント。

ティンキーベル

ブッダとイエスが遊びに行った「TOKYO USA LAND」のマスコットの1人。女性の妖精のキャラクターで、背中から生えた虫のような羽根と、丈の短いワンピースの姿が特徴。TOKYO USA LANDのパレードでは、このキャラクターに扮装した女性が参加。スカートの丈が設定に忠実だったため、それを知らされたブッダの徳を少しだけ下げることになった。

ムーメン

クマかカバのような大きな頭部と、くりんとした目が愛らしいデフォルメキャラクター。アルファベット表記では「moomen」。夏のヤマギワパンフェアのキャラクターに採用されており、フェア期間中に対象商品を購入し、一定のポイントをためて応募すると、そのイラストが書かれたお皿がもらえる。

ブッダとイエスが竜二らの家族とキャンプに出かけた際、イエスがプラスチックカップに注いだ赤ワインに群がった蚊。イエスが注いだワインはイエスの血であり、これを飲んだ蚊は知恵を得て、いわゆる「意識高い系」になる。これにより、人の血を吸う時に麻酔成分を分泌しなくなり、刺された時は多少の痛みはあるものの、その後に痒みが生じない。 ただし、弊害として、この蚊に刺された人間も数分間の間、意識高い系の影響を受け、非常に絡みづらくなる。

集団・組織

パンチとロン毛

ブッダとイエスが即興で結成したお笑いコンビ。ハッスル商店街のイベントとして行われたハッスルリングバトルに出場するために組んだもの。イエスは下界にバカンスに来る前から、お笑い芸人になることを1つの夢としており、その時にあたためていたネタを演じた。ハッスルリングバトルで笑いこそ取れなかったものの、観客である老齢の人々から絶大な支持を受けた。 なお、その後も、このコンビを組んでいるという設定はイエスの中で生きており、下界バカンス中にデビューするのが密かな野望となっている。

総合あの世連合

人が死んだ後に行くとされる場所を管理している団体。略称は「総世連」「SAR」など。キリスト教における天国、または仏教における極楽など、宗教や宗派を問わない。厳密には天国と極楽は多少異なる位置づけになっているが、ほとんど近い場所にあるとされており、それぞれの管理部門が連携して、総合あの世連合として情報やデータの共有を行っているとされる。 実態や組織形態にはほとんど言及されていないが、天国の門の受付にはペトロやアンデレなどイエスの弟子たちがつき、経理はブッダの弟子であるアナンダが担当。イエスやブッダもなんらかの形で所属しており、給料の給付や経費の申請は総合あの世連合を通して行われている。

近所の小学生

ブッダやイエスの近所に住んでいる小学生たち。ブッダの額の螺髪をボタンに見立てて指で押す、といういたずらをしてはブッダを困らせている。基本的にやんちゃなだけで悪意はなく、ブッダとイエスを、近くに住んでいる変な外国人と捉えている。

Arch Angels

ミカエル、ラファエル、ガブリエル、ウリエルの四大天使からなる音楽ユニット。音楽に対して割と真剣に取り組んでおり、CDデビューをするのが夢。作曲をするたびにその音が下界に漏れてしまい、人間にインスピレーションとして受け止められ、無意識にパクられてしまう。そのため、まともに自分たちの曲を発表できたことがない。 しかし、曲がパクられ続ける状況を見ていられなくなったルシファーが、完全に閉鎖された空間であるコキュートスをスタジオとして利用させたおかげで、下界で念願のCDデビューを果たす。最終的な目標として、自分たちの曲が一度だけアニメのエンディング曲に採用され、それが後に山風によってカバーされ、そちらのほうが有名になる程度の知名度を目指している。

山風

シャイニーズ事務所所属の3人組男性アイドルユニット。櫻沢や相田ほか、名前の登場していない1名からなる。ミカエルら大天使4人組が目標とし、憧れているアイドルでもある。また氷川きよしファンのマリアだが、ブッダとイエスがコンサートを観に行くことになった時には、櫻沢のうちわをお土産に要求しており、天界にもその名が良く知られている。 全国的に高い人気を誇るアイドルグループで、あまりのファンの熱狂ぶりに、コンサートの光景を目の当たりにしたブッダとイエスからは、新手の教祖であると勘違いされている。

七福神

日本で福の象徴として知られる7人の神様たち。シッダールタのプロデューサーでもある弁才天の他、毘沙門天、大黒天、恵比寿、布袋、福禄寿、寿老人からなる。ブッダとイエスが節分で豆まきをした際の「福は内」というかけ声を聞きつけ、菓子折りを持って駆けつけた。なお家に招いた七福神に対し、ブッダが恵方巻きの食べ方を教えたところ、恵方巻きを食べる文化を誰一人知らず、微妙な空気になっていた。

松田ハイツ

東京都立川市にある、ブッダとイエスの下宿先。木造2階建ての小さなアパートで、ブッダやイエスの住む201号室は風呂なし、トイレは共同で、1Kの間取りで家賃は月額4万円。しかし、すべての部屋がそういうわけではなく、実はブッダとイエスが住み始めてから、101号室と202号室の住民が頻繁に入れ替わっており、これに悩んだ大家の松田は、その2室に関してはかなり大掛かりなリフォームを施し、綺麗にしている。

ハッスル商店街

ブッダやイエスの住むアパートの近くにある商店街。クリスマスやハロウィンなどの年中行事にはさまざまなイベントを催し、また商店街の片隅にスタジオを置いて地方ラジオを発信するなど、商店街を盛り上げる工夫をしている。そのためか、地方商店街にしては活気に溢れており、地域の人々に愛されている。日用品や食品などはたいていハッスル商店街で揃うため、ブッダはこの商店街の常連となっている。

ヤコブのはしご

天界にいる者たちの通勤路。聖書に描かれているもので、地上から天界まで真っすぐ伸び、天使が下界と天界を行き来するために使用するとされる。ちなみに、かつては名前通りのはしごであったが、今は科学技術の導入によりエスカレーターとなっている。

オニ公園

松田ハイツの近所にある公園。鬼の顔をデザインした幅の広い滑り台があることからこう呼ばれている。ブッダやイエスの運動不足解消のためのジョギングの目的地に使われたり、ソーシャルゲーム「イングレス」のポータルとして使用されたりと、2人にとっては何かと身近で親しみのある場所。

浅草

ブッダとイエスが下界に降りてから初めて観光に訪れた土地。イエスが行きたいところがあると、ブッダを連れていった。しかし、ブッダからは「私が浅草に来るのは巣鴨にヨン様を放つようなものでは」と危惧されていた。

TOKYO USA LAND

ブッダとイエスが訪れた巨大テーマパーク。ニッキーラビットがマスコットとなっている。一般入場料は8000円で、80歳以上の人は入場料が半額になる。かなり人気の高いテーマパークで、アトラクションは数時間待ちが普通。また、夜になるとマスコットキャラクターたちのパレードが催される。これを目当てに訪れ、パレードが始まるかなり前から場所取りをする客も多い。

ブラックサンデーマウンテン

「TOKYO USA LAND」のメインアトラクションの1つ。ゴシックホラーをテーマにしたジェットコースターで、高高度からの急降下コースと、その急降下中に乗客の写真を撮影してくれるサービスが人気。なお、140cm以下の人や80歳以上の高齢者は、命の危険があるため乗車できない。そのアナウンスに恐怖を感じたブッダは、経を唱えて無我に至って事なきを得た。

銭湯

松田ハイツの近所の銭湯。風呂なしのアパート住いのブッダとイエスが、毎日のように訪れている。ブッダとイエスが竜二と知り合った場所でもある。一度イエスは入浴前に自分で言ったダジャレで奇跡を起こし、浴槽のお湯をすべてワインに変えてしまったことがある。あまつさえ、その時にはブッダを引き込み、自分で変えたワインで大いに酔っ払ってしまった。

ピッタリオウチ

立川市にある不動産屋さん。1DK、風呂付の物件を3万円で賃貸に出したところ、イエスの目に留まり、ブッダとイエスが訪れることになった。ちなみに問題の物件を案内したところ、部屋のど真ん中に霊道が通っていることが、神ならではの知覚と営業マンの暴露で明らかになり、「実家に近すぎて落ち着かない」として、契約に至ることはなかった。

スケートリンク

ブッダとイエスがバレンタインデーに訪れたスケートリンク。背景に描かれた文字から、どこかの遊園地に併設されているスケート場であることが分かる。最初に訪れた時は、2人ともアイススケート自体が初めてで、何度も転びかけていた。イエスは、恋人たちのつないだ手の下をくぐるという遊びを思いついてから、滑れるようになっている。

100円ショップラブリー

100円均一ショップ。ブッダとイエスが買い物に出かけたデパートで見つけた。初めて発見した時は、その安さと品揃えを信じることができず、ブッダは悪魔であるマーラが見せた幻だと考えていた。

マンガ喫茶 ワンダー

立川市の駅前に新しくオープンしたマンガ喫茶。PC付きの個室があるのはもちろん、ドリンクバーにはソフトクリームがあり、お風呂やマッサージチェアも置いてあるなど、充実した店内サービスが魅力。始めてこの店を訪れたブッダは、あまりの居心地の良さに「煩悩に負けそう」として、声を出せない状況でギャグマンガを読む、という苦行を始めようとしていた。 イエスに誘われて、ブッダが初めてオンラインゲーム「デーモンハンターオンライン 2nd」をプレイした場所でもある。

ハッスル果樹園

竜二に誘われた町内会のフルーツ狩りでブッダとイエスが訪れた場所。この時にはりんご狩りが行われ、イエスが初めて、原罪の象徴であり知恵の実といわれるりんごを口にした。なお、りんごを食べたイエスが非常に絡みづらい感じになることをブッダが知り、二度とイエスにりんごを与えないようにしようと誓った場所でもある。

東京タワー

下界を訪れたアナンダのたっての希望で、ブッダとイエスが訪れた場所。もともと「塔」という言葉が「卒塔婆」の略語であり、仏教建築にのみ使われていたので、ブッダとアナンダは東京タワーを「東京塔」、つまりブッダのお墓のようなものだと勘違いしていた。なお、同様にエッフェル塔やタワーレコードも何らかの仏教建築であると思っていたことが明かされた。

和族

立川市駅前にある居酒屋。立川市にも数店舗が存在するチェーン店。そのうち、松田ハイツに近い店舗で、ブッダが一度は弟子入りしたこともあるアーラーマ先生を囲む会が行われた。

魚族

立川市駅前にある居酒屋。ブッダがアーラーマ先生を囲む会に行っている間に、イエスがかつての大工仲間たちを集めて同窓会を開いた場所。また、まったく時を同じくして、イエスの十二使徒の一部を含む、同じ港出身漁師同窓会も行われていた。ちなみにこの店舗には、イエスが天界に帰りやすいようにと、直通のヤコブのはしごができている。

立川市競輪場

立川市にある競輪場。仕事に忙殺され、疲れ果ててしまったアナンダが、思わず下界に逃げ出した場所。アナンダが辛くなった時に相談に乗ってくれる懇意の地蔵菩薩がおり、またこの場所なら女性が少ないために、アナンダが心穏やかに過ごすことができる。

スタバ釈尊像

スターバックスで休憩しているブッダの隠し撮り写真。ソーシャルゲーム「イングレス」内のポータルとして登録されたもの。ちなみに、この他にも似たような釈尊像が立川市で急増しているといわれている。

超有名悪魔マーラ様の家

マーラの家がソーシャルゲーム「イングレス」内のポータルとして登録されているもの。このポータルを所有しているため、マーラは150日間のポータル防衛で所得できるブラックメダルの称号を獲得している。なお、ポータルを防衛できるということは、攻撃されていない、つまり少なくとも150日間以上、そこに誰も寄り付いていないという意味である。

夢の島

江東区にあるゴミの埋立地を利用して作られた人工島。とあるできごとをきっかけに、星空を観に行くことになったイエスとブッダが、キューピッドから紹介されて出向くことにした場所。街灯などが少なく、日が落ちるとほぼ真っ暗になるので、ルシファーやベルゼブブなど悪魔たちの夜のたまり場として利用されていた。

その他キーワード

悟れ!アナンダ!

ブッダが執筆しているオリジナル4コママンガ。タイトルの通り、ブッダの十大弟子の1人であるアナンダを主人公のモデルとした作品。なお、内容はギャグマンガであり、作品としてはかなりの良作。初めてこれを見たイエスは抱腹絶倒し、面白さのあまり茨の冠のバラが開花する[奇跡]まで引き起こした。しかし、冷静な感想としては、天界の内輪ネタであるため下界の人間には理解できないだろうとしている。のちに梵天に見出され、天界の情報誌「R2000」内で連載することになった。

聖痕

イエスが受けたとされる傷のこと。イエスが精神に重大なダメージを負うと、今でも聖痕が開くことがあり、主に茨の冠を被っている頭部から血が滲み出す。しかし、精神に重大なダメージといっても、「TOKYO USA LAND」でナイトパレードを見たいのを我慢する時や、水に顔を付けている時など、そんなに大したことでなくとも、聖痕が開いたりする。 また脇腹についた聖痕は、聖書で書かれた逸話にちなみ、イエスの弟子であるトマスが、イエスが本物かどうか確かめるためのものとして、ぞんざいに使われている。また、聖骸布やロンギヌスの槍のように、聖痕に触れたものは神秘的なものになることでも知られ、歯の治療を受けた時に、メスやバキュームを聖遺物と変えてしまったこともある。

螺髪

ブッダの独特な髪型のこと。ブッダは髪を自在に伸縮させることができ、その力で髪をくるくると巻いて、この髪型にしている。下界に降りて初めて散髪をしようとしたところ、1世紀以上髪を切っていなかったおかげで、すべてを直毛にすると、あたり一面を真っ暗闇にするほど伸びてしまっていた。

福耳

ブッダの耳たぶのこと。一般人のそれに比べてかなり大きく、顎の付け根あたりまで垂れ下がっている。多くの人々の声に耳を傾けられるよう、こうなっていると言われる。しかし、ブッダ本人はその声に耳を傾けるのに、耳たぶの大きさは関係ないだろうと疑心的である。夏は冷たく、冷感を得るのにちょうどいいが、冬は逆に冷たすぎて、耳が肌に触れた本人ですらびくっとする。 耳の穴に耳たぶを突っ込むこともできるが、すると、周囲の音が一切耳に入らないほどの完全な静寂が訪れるという。

給料

ブッダのイエスが天界から支給されている金。神といえど、下界ではお金がなくては暮らしていけない。そのため、天界で人々を救っていた時の、世界の人々の笑顔や満たされた気持ちを日本円に換算したものを、給金としてもらっている。なお、給料の額は2人あわせて26万円。

天使の輪

天使や聖人など聖なる者の頭上に現れる光輪。絵画などで聖なる者の象徴として描かれるものだが、イエスによれば、実はマイナスイオンなどで潤った髪の毛のキューティクルのスゴい版であるという。マイナスイオンに溢れた場所に行き、イエスの髪の毛が潤うと出てくる。ちなみに天使や聖人たちの背後にも天使の輪が描かれるのは、天界のマイナスイオンがすごくて、常に髪が潤っているからであるとされる。

1UPおにいさん

イエスの別名。バレンタインに訪れたスケートリンクで、イエスが偶然のトラブルから恋人たちがつないだ手の下をくぐり抜けた。その妙な面白さに病みつきになり、「恋人たちのつないだ手の下を滑ってくぐると、シューティングゲームでいうところの残機が1UPするような気がする」として、勝手な自分ルールを作って遊び始める。必然的に同じスケートリンクにいる恋人たちの手をくぐることになるが、これを続けるうちに「繋いだ手の下を、あのヒゲの人にくぐられたカップルは幸せになれる」というジンクスが生まれ、1UPおにいさんと呼ばれるようになった。

ショムジョ

主に極楽で行われている伝統的なスポーツ。9名で1チームを作り、2チームの対抗で行われるもの。詳細なルールやゲームの内容については詳しく描かれていないが、スプーンと呼ばれる錫杖のような道具を用い、バスケットゴールのようなものに何かを入れることで点が得られ、最終的に獲得点数の高いチームが勝利となる。これが基本的なルールではあるものの、細かいルールについては頻繁に改訂が行われる。 ブッダが言うには「ショムジョはルールすら諸行無常に変化する」と語っている。現行のルールでは、コート上に引かれた赤いラインより遠くからゴールした場合は3得点、プレー中に膝を折って地面についたら2点減点、また、心が折れた分だけ減点などと判断基準が分からないものもある。 ルールを適用するかどうかは、そのプレーを管理している審判の判断による。なお、両チームの得点は、コート外で砂絵によって記録されるが、有耶無耶になった場合、その勝敗を審判がなんとなくで判断する。

Jr.

ハッスル商店街で行われた福引きで当てた大きな仏像。「仏像の石井」提供のもの。ブッダの身長とほぼ同サイズだが、自身を模したものであるため「Jr.」と名付けられた。なお、福引きでこれが当たった時は、ブッダは偶像崇拝を禁止すべきだったと後悔している。大きすぎて部屋の邪魔にはなるものの、一度もらったものだからと捨てられず、しかし、仏教崇拝の対象には当然ならない。 そこで実用性を重視し、ハンガー代わりに使われている。その後、大事にされていたために九十九神が宿り、自我に目覚める。ブッダのモノマネを得意としており、数々のレパートリーを持つ。

ベロニカTシャツ

ブッダのシルクスクリーンによって「ベロニカ」という文字がデザインされたTシャツ。イエスがジョギングに出かけた際に身に着けたもの。疲労困憊の時に布で顔を拭くと、自身の顔がその布に宿り、聖骸布となるという奇跡を起こす。そのことを忘れて、顔の汗をベロニカTシャツで拭ったために、くたびれたようなイエスの顔が浮かび上がってしまった。 なお、この時の顔は自我を持っており、イエスとは異なって本音でしか物事を話さず、基本的にネガティブで自己中心的な性格を持つ。なお、顔が浮かび上がってからも、他の衣類同様タンスにしまわれており、冬は冬眠するという。防虫剤のニオイが嫌い。

カンダタ

秋葉原のゲームセンターにあるUFOキャッチャーでブッダが取ったぬいぐるみ。「ほんわかくん」という名前のキャラクターものだった。ブッダがUFOキャッチャーで初めて取ったぬいぐるみで、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の登場人物になぞらえてカンダタと名付けられる。のちに自我に目覚め、語尾に「ダタ」を付けて喋るようになる。 だが、実は可愛らしいキャラ作りは無理やりで、中身は中年の盗賊。声も、もともとはバリトンの野太い声だが裏声を使っている。二度も拾ってもらったとブッダに恩義を感じており、無理やり可愛いマスコットを演じようとしている。

つくもん

イエスが使っているノート型パソコン。かなり古い型式のもので、OSも何代も前のもの。何をするにも読み込みに時間がかかり、また通常使用でも警告音の嵐が鳴り響くほどの旧式。その様子をブッダが見るに見かねて、リサイクルショップへ持ち込むことになる。その際に九十九神がやどり、自我に目覚める。その後はOSが「windows99」となり、型式にそぐわないほどの処理速度を身に付けた。 しかし自我に目覚めたがために、イエスをネットウイルスから守ろうとして、アンチウイルスソフトを大量に投入。結局、動きがもっさりしてしまっている。

茨の冠

その名の通り茨の冠を模したもので、実際に棘があり、触れると痛い。磔刑に処された時に付けていたものではなく、下界に降りる際、大天使たちに渡されたもので、様々な機能を搭載した優れもの。GPSが搭載されており、イエスの居所が分かるほか、冠の一部を引っ張るとブザーが鳴り、大天使たちが即座に駆け付けるようになっている。 また雨に濡れると成長し、葉をつけてイエスの顔が濡れないようになる機能もある。マジックテープ式で、付け外しは自在。時折イエスの奇跡で花が咲いたりする。

新撰組セット

イエスが浅草で見つけた新撰組の衣装&小物セット。新撰組の羽織袴と額当てで8000円、それに加えて模造刀が1000円という価格設定。一目惚れして衝動買いしたため、無駄遣いとブッダに説教されかけたが、パジャマにするから後々まで使える実用的なもの、と言い訳して許してもらう。その後、模造刀は物干し竿と化している。

乳がゆ

ブッダとイエスの常備食。過去に、ブッダに乳がゆを施したスジャータが、その食べっぷりを見てブッダの好物なのだろうと思い、毎年お中元としてダンボール一杯のレトルト食品として送ってくるもの。しかし、実はブッダが乳がゆをかきこむように食べたのは、極限の空腹状態であっただけであり、その独特の臭みが苦手だとしている。

カンタカ2号

ブッダとイエスが立川市で購入した自転車。自転車に乗ることに運転免許が必要ないことを知ったために購入。いわゆる「ママチャリ」と呼ばれるもので、変速ギアもなく、前カゴがついただけのシンプルなもの。価格は7000円とお買い得だった。「カンタカ2号」という名前は、ブッダの愛馬、カンタカに由来するもの。 自転車を購入してテンションの上がっているブッダの前にカンタカが現れ、嫉妬心を露わにしたことに気負され、2号の名前を冠することになる。

陶芸入門セット

自宅で陶芸作品が作れるセット。イエスが通販で衝動買いしてしまったもの。自動のろくろと素材の粘土がついてきて、作った作品はトースターで焼くだけで使えるようになる。イエスはこれを使ってノートPC型の弁当箱を作ったことがあったが、石をパンに変える奇跡のせいで、トースターで焼いたパンになってしまい、意気消沈。その後は特に使われることなく、押し入れの奥にしまってある。

マンガ入門セット

イエスが衝動買いをした陶芸入門セットと同時に購入したもの。詳しい価格は不明だが、陶芸入門セットとあわせて1万7000円ほどする。イエスの衝動買いに、仏の顔カウントダウンを一気に減らしたブッダだったが、これを同時にブッダのために購入していたことを明かされ、見事懐柔されることとなった。これをきっかけに、ブッダは「悟れアナンダ」を生み出すことになる。

ヒヨコボート

とある公園でブッダとイエスが乗ったボート。2人が乗るまでは青いひよこのデザインのボートだったが、船酔いをしたイエスの体を案じるあまり、気合でニワトリに自己進化し、船体を揺らさず湖面を進めるようになった。

ジーザスブレンド

イエス考案の飲み物。カルピス6:メロンソーダ3:レモネード1の比率で作られる。近所のファミリーレストランで飲み放題を利用する時に作る。レシピはイエスだけではなくブッダも覚えているぐらいで、よく飲んでいることが分かる。

Siren Catalogue

天部からのお中元としてブッダに送られるもの。カタログギフトと同じ感覚で、ジャンル分けされた膨大な試練の中から好きなものが選べる。試練を選んで返信用ハガキを送ると申し込みができる。仮にハガキを出さなかった場合、返信用ハガキの期限切れから半年後に、カタログの中から人気のなかった試練が、自動的に身に降りかかるようになっている。

聖アンデレ十字

アンデレが処刑された「X」型の磔刑の刑具をモチーフとして十字紋章としたもの。アンデレ自身はこれについてなんとも思っていなかったが、ユダによって「アンデレ十字で殉教した後の昇天ポーズは、元気はつらつでさぞ恥ずかしかったことだろう」とひねくれた指摘をされる。また実は兄のペトロからも、聖アンドロ十字が「イエーイ十字」と呼ばれていたことを知り、アンデレ自身が立ち直れないほどのショックを受けた。

ユダ十字

ユダが自作した十字架。自身が自分の死に様を「広い意味での殉教」と考え、それをモチーフにして作ったもの。円の上部に1本のラインを入れた独特のもので、保地丁夫の影響を受けたユダが考案した。今後は下界に降臨し、より多くの人に受け入れてもらえるよう広めるとしたが、その後イエスの一言で元の性格に戻るに至り、結局広まることはなかった。

脇はさみ人形焼

ブッダの姿をモチーフにした人形焼のお菓子。クリスマスのように、ブッダの誕生日の知名度をあげるべく考案された「脇まつり」を象徴するお菓子として、全国のコンビニエンスストアなどで販売されるようになった。ブッダがマーラーの脇から生まれたという逸話にちなみ、この人形焼を大切な人の右脇にはさむと、子宝に恵まれるという後付け設定がある。

仏の顔カウントダウン

イエスの無駄遣いや心ない発言など、ブッダが怒りを我慢しなくてはならないシーンで使われるもの。カウントがゼロになると何が起こるかは分からないが、カウントダウンが始まった時のブッダの顔は、慈愛に満ちながらも恐ろしさを内包した複雑な表情を見せるため、イエスが心底恐れている。

シルクスクリーン

ブッダの実用を兼ねた趣味の1つ。ブッダとイエスはいつもジーンズにTシャツという変わらぬ出で立ちをしているが、着ているTシャツは、実のところ無地のものにブッダがシルクスクリーンでデザインを凝らした手作りのもの。それぞれの生い立ちやエピソードに関係する単語や絵柄が採用されている。

奇跡

神々が行うとされ、通常では説明できない特殊な事象のこと。ブッダも似たようなものを起こせるが、単に奇跡というと、イエスが行うものを指すことが多い。伝承に語られる奇跡はさまざまだが、よく使われるのは石をパンに、水をワインにする能力。ちなみに、限界まで悲しい気持ちになると、パンやワインを石や水に戻すこともでき、こちらは「逆奇跡」と呼ばれる。 精神的に疲れるので滅多にやらない。

後光

ブッダが無意識的に発する能力。徳の高いことを言ったり、考えたり、また他人に説教をする際に、頭部を中心に光を発するというもの。自分ではうまく制御できないものの、光ってしまった時は、下品なことなどを考えて、無理やり光を抑えることもできる。ババ抜きで、他人が自分の持っているジョーカーを引こうとしたり、ゲームをやっていて自分の残機が減ったりしても、少しだけ光る。

クリスマス

日本でも盛大に祝われる国民的行事。イエスの誕生日だが、イエス自身は日本におけるクリスマスを、「サンタクロースがトナカイでの空中飛行に初めて成功した日を祝うもの」と考えていた。とはいえ、一応自分の誕生日が12月25日であることは覚えており、ブッダに誕生日を祝われてからイベント本来の意味に気づき、以降はクリスマスになるたびに少しソワソワするようになった。

降誕会

4月8日に行われる行事で、ブッダの誕生日として伝えられている日。「花まつり」や「仏生会」などの別称もある。日本では花御堂の中の仏像に甘茶をかけるという風習で祝われる。しかし祝われるはずの当の本人は、甘茶をかけられて祝われるということをあまり良く思っておらず、イベントに乗り気ではない。のちに、ブッダの誕生日がクリスマスなどのように国民的行事として定着しないことを悩んだ天部衆によって、脇まつりという新たなイベントとしてリニューアルされることになる。

脇まつり

4月8日のブッダの誕生日に行われることになったイベントの新名称。「花まつり」や「仏生会」、「降誕会」などに変わって、帝釈天の考案した新名称候補の中から選ばれることになった。より一般人への認知度を高めるために、全国のコンビニエンスストアと提携し、春の脇まつりを開催。ブッダに似せたマスコットキャラクターの形をした脇はさみ人形焼の販売コーナーを特設するなど、一大イベントとして開催された。

イースター

磔刑に処されたイエスが、その3日後に復活したことを記念した祭事。しかし、天界では、一度死んだはずのイエスが復活したため、主に十二使徒たちが死ぬほど驚かされたため、その仕返しにイエスにドッキリを仕掛ける日として認識されている。

聖バレンタインデー

日本では恋人がパートナーにチョコレートを送り、愛を伝える日として知られる行事。ブッダはこのイベントのことを知っていた。ところがイエスはバレンタインデーのことを知らず、あまつさえ、名前を聞いても、キリスト教の聖人である聖ヴァレンティヌスに関係するものであることすら気づけなかった。

ハロウィン

10月31日に行われる行事。立川市のハッスル商店街では、「仮装をして買い物をすると、商店街内の全ての店舗で会計が20%オフ」というハロウィンイベントが開催された。この時、イエスはマントに見立てた布をかぶってドラキュラの仮装を、ブッダは被り物をかぶっただけのフランケンシュタインの仮装をしていた。

夏のヤマギワパンフェア

毎年行われている定例のキャンペーン。ヤマギワパン商品についているポイントを一定数集めて応募すると、ムーメンというキャラクターのデザインが入ったお皿が必ずもらえる。このためにキャンペーン中は倹約家であるブッダですら、ヤマギワパンばかりを買い漁る。本人が言うには、これは無駄遣いには当たらず、必ずもらえるのでOKという判断になるという。

ハッスル大安売りまつり

ハッスル商店街で行われる定期特売会。商店街ぐるみで特売を行い、同時に福引きやハッスルリングバトルなど、小規模なステージイベントも行われた。

福引き

ハッスル商店街のハッスル大安売りまつりにあわせて行われたイベント。ハッスル商店街内の店舗で買い物をすると、300円につき1枚福引券がもらえ、5枚で1回福引きが引ける。福引きの景品は1等が沖縄旅行、2等が商店街のお店「仏像の石井」提供の仏像、3等が「電気の山田」提供の冷蔵庫となっている。

ハッスルリングバトル

ハッスル大安売りまつりのイベントとして開催されたお笑いバトル。ハッスル商店街内に作られた特設ステージでお笑い芸人たちがネタを披露し、観客に観てもらう。披露されたネタが面白いと思ったら、観客は手元にあるボールで投票し、その得票数を競うというもの。開催はしたものの、参加者が足りずに盛り上がりに欠けるとして、実行委員会に所属していた緒方にスカウトされたブッダとイエスも参加することになった。 優勝者にはお米券がプレゼントされる。

アーラーマ先生を囲む会

アーラーマという僧の一門を集めて開かれる同窓会のようなもの。アーラーマには、まだ悟りを開く前のブッダが弟子入りしたことがある。これまでに100回ほど、ブッダのもとに参加を促すはがきが届いている。ブッダとしては入門してから数日で出ていき、しかもその後に自分の教団を立ち上げたという経緯があるため、敷居が高く参加しづらい。 しかし、あまりにお誘いが激しい上、立川市で行われることになったため、いやいやながらも初参加を決めた。

ブロガーオフ会

渋谷でインターネットのブロガーたちによって行われたオフ会。ドラマのレビューブログを運営しているイエスはもちろん、「あ~麺」という名前でブログを運営する十一面観音などが参加した。なお、オフ会に出かける前の挙動不審なイエスの後をつけたブッダも、十一面観音に誘われて参加することになってしまった。

R2000

聖人を対象としたフリーマガジン。天界人たちの通勤路であるヤコブのはしご乗り場などで配布されているもので、聖人向けの役立つ情報が満載となっている。ブッダが執筆している4コママンガ「悟れアナンダ」が連載され始めてから人気が沸騰し、ヤコブのはしごの始発に乗るぐらい早く行かないと、手にはいらないほどとなった。

『ブッダ』

手塚治虫の漫画作品『ブッダ』そのもの。始めて下界で電車に乗ったブッダが、帰宅ラッシュに巻き込まれて駅で降りられず、仕方なく泊まった漫画喫茶で初めて読んだもの。作品に感動してしまい、その日のうちに衝動買い。以降、ブッダは手塚治虫の大ファンとなる。

いえっさのドラマンダラ!!

イエスが「いえっさ」というハンドルネームで開設した個人ブログ。自身の趣味でもあるドラマ鑑賞を活かし、すべての放送局のすべての時間帯のドラマに目を通し、放送されたその日のうちにレビューを更新する、という最速最多量の情報力が自慢。1日1万PVを誇る人気ブログとして成長している。

子犬といっしょ

携帯用ゲーム機「NINTENDU DS」専用ソフト。ゲーム内で子犬のバーチャルペットを飼うことができるというもの。すぐに動物に好かれてしまう体質を持つブッダが、せめてゲーム内だけでも動物に冷たくされてみたいという思いから、欲しいものとして挙げた。お祭りの射的で景品として出されているのを見つけ、獲得するために奮闘。 実際のところ射的で得た景品は、そのパッケージを模しただけの大きな消しゴムだった。

野良犬といっしょ

携帯用ゲーム機「NINTENDU DS」専用ソフト。ハッスル商店街のおもちゃ屋で販売されていた。「子犬といっしょ」というペット育成ゲームソフトの後継版。すぐに懐いてしまう「子犬といっしょ」とは異なり、ゲーム内容はハードで、プレイヤーに対して「うなる」「かみつく」といった敵意むき出しの、多様なアクションが搭載されている。 なお、「子犬といっしょ」をプレイしたブッダは、ソフトに同梱されていたアンケートハガキで、似たコンセプトを持つ続編を強く希望していたことが明かされている。

008 ~シャコ貝の報酬~

ハードボイルドアクション映画。なんでもこなす一流のエージェントであるジェームス・ポンドの活躍を描く。外出先で雨に降られたブッダとイエスが、雨宿りついでに観に行くことにしたもの。映画の内容は兄の裏切り、愛する人の死と衝撃的な展開が盛りだくさんで、ラッコが車を運転して崖に突っ込み、主人公たちの窮地を救うラストシーンが見どころとなっている。

デーモンハンターオンライン 2nd

オンラインアクションRPG。略称はデモハン。イエスとその十二使徒たちであるペトロやアンデレもプレイしている。イエスたちは、このゲームで「ネトゲ聖人」というチームを組んで遊んでいる。体格や顔のパーツなどが細かく設定できるキャラメイクや、職業選択システムによる自由なプレイングが魅力。ちなみに、イエスは弓を武器とする職業、ペトロは剣士、アンデレは魔法使いを選択。 ブッダは初プレイ時に僧侶を選択したが、これに対しイエスからは「オフの日にも癒やし役に回るのはどうなのか」と疑問を呈されていた。ゲームの主な目的は、ゲーム中に登場する悪魔たちを倒し、装備などを整えながらストーリーを進めることだが、ネトゲ聖人の主なプレイ内容は、ゲーム中の珍しいキノコを収集することにある。

さんだるふぉんとめたとろん

イエスが寄稿したマンガ作品。ブッダの描くマンガ「悟れアナンダ」がコミックス化された際、足りないおまけページを埋めるために描かれた。絵の才能がまったくないイエスが苦心して仕上げたもの。過去に弟子の足を洗い続けたことがあるため、足ならなんとか描けるかもしれないと、地球より大きな肉体を持つというサンダルフォンを主人公にした経緯がある。

ハスラジ

ハッスル商店街の出口にあるスタジオから放送される地域ラジオ。たっちぃがDJを務める。番組宛てにメールでお便りを出すと、商店街のポイントカードに1回の投稿につき10ポイントがプレゼントされるという特典付き。番組ディレクターを務める緒方によれば、商店街の外部で聴かれていることはほぼなく、投稿コーナーにもぽむぽむ地蔵という常連リスナーが1人いるだけの、ごく小規模な展開であるという。 もう少しリスナーを増やそうと、ブッダとイエスがお笑い芸人コンビ「パンチとロン毛」としてゲストに呼ばれることになる。

ラジエルの書

この世のすべてを知るとされるラジエルという天使が記した本。現在はイエスがパソコンや家電製品の取扱説明書をすべて置いておくとかさばるから、という理由で貸してもらっている。イエスのプレイしているオンラインゲーム「デーモンハンターオンライン 2nd」のルート攻略も載っており、その内容は公式のパーフェクトガイドよりも充実しているという。

黙示録2

イエスの弟子であるヨハネの新作著書。数ある預言書の中でも、ホラー作家としてヨハネと並び称されるイザヤが、新たな作品を発表するという情報を受け、負けていられないという思いでヨハネが筆を取った意欲作。執筆に際しては、飲むと筆のノリが良くなるという、1缶3000円の紅茶を友とし、立川市のホテルで缶詰になりながら挑んだ。 発表後は第1作である「ヨハネ黙示録」のファンを中心に高い評価を受けた。

書誌情報

聖・おにいさん 既刊13巻 講談社〈モーニングKC〉 連載中

第1巻

(2008年1月発行、 978-4063726626)

第2巻

(2008年7月発行、 978-4063727203)

第3巻

(2009年3月発行、 978-4063727845)

第4巻

(2009年10月発行、 978-4063728422)

第5巻

(2010年5月発行、 978-4063729061)

第6巻

(2010年12月発行、 978-4063729627)

第7巻

(2011年10月発行、 978-4063870268)

第8巻

(2012年12月3日発行、 978-4063871685)

第9巻

(2013年8月23日発行、 978-4063872323)

第10巻

(2014年5月23日発行、 978-4063883343)

第11巻

(2015年2月23日発行、 978-4063884340)

第12巻

(2015年11月20日発行、 978-4063885323)

第13巻

(2016年10月21日発行、 978-4063886542)

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