概要・あらすじ
人里離れた山の中でひっそり暮らす少年ラシルは、「天空に浮かぶ飛行都市」という存在に憧れを抱いている。ある日、ラシルは森の中で、宙に浮かぶ不思議な少女レアナ・スクラクトフィ・アリアドネと出会う。飛行都市アリアドネ皇国の正統な皇女であった彼女は、外の世界に対する憧れが強く、会ったこともない婚約相手と結婚させられて都市の中から出られなくなることを嫌がり、地上に下りてきていたのだった。
アリアドネ皇国からは、レアナを連れ戻しに兵士たちが送り込まれてくる。しかし、戦時中に生み出された人間兵器「フォトンキャリアー」であったラシルは、その能力を使って兵士たちを撃退、レアナに外の世界を見せるために2人で旅立っていくのだった。
登場人物・キャラクター
ラシル
14歳の少年。人里離れた山の中で家族とひっそり暮らしていたが、飛行都市をはじめとした外の世界に対する憧れを強く持っている。能天気な性格の持ち主。戦時中に生み出された「フォトンキャリアー」と呼ばれる人間兵器であり、体内に光子エネルギーを蓄える能力を持つ。光子エネルギーを利用したブーツや各種の武器などを持ち、高速で移動したり、光子を発射して敵を攻撃したりすることができる。 山の中でレアナ・スクラクトフィ・アリアドネと出会い、彼女とともに外の世界を見るために旅を始める。
レアナ・スクラクトフィ・アリアドネ (れあなすくらくとふぃありあどね)
15歳の少女。天空の飛行都市アリアドネ皇国の正統な皇女。王族の責務として、会ったこともない婚約相手がいる。しかし、都市国家に育ったことで、地上にいる人間以外の種族や、山や海といった自然を見たいという切実な願望があり、結婚式を目前に控えながら皇国を逃亡。地上に下りてきてラシルと出会い、2人で地上を旅するようになる。 飛行都市の人間であることから、鋼鉄製のブーツなど、重量のある物を身に着けていないと、体が宙に浮き上がってしまうという特徴を持つ。
じいさん
人里離れた山の中に暮らす老人。ラシルたち身寄りのない子供を引き取って暮らしている。元兵士で、飛行都市や人間兵器である「フォトンキャリアー」のことについて詳しい。ラシルがレアナ・スクラクトフィ・アリアドネを連れて旅をすることで、危険に晒されてしまうことは承知しているが、彼らが外の世界に対して強い憧れを抱いていることにも気づいており、結局は旅立つことを認める。
場所
アリアドネ皇国 (ありあどねこうこく)
世界に7つある、空に浮かぶ飛行都市の一つ。近年は地上から目撃されることが少なくなっており、地上では伝説化しつつある。有機物のみに働きかける特殊な引力が働いており、その都市に住む人間は常に飛行都市の引力に引き寄せられている。そのため、飛行都市の人間は地上に降りると、自分の体重ほどの重量があるものを身に着けていなければ、常に宙に浮き上がってしまう。
書誌情報
蒼穹のアリアドネ 22巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2018-04-18発行、 978-4091282446)
第2巻
(2018-07-18発行、 978-4091283368)
第3巻
(2018-10-18発行、 978-4091285560)
第4巻
(2019-02-18発行、 978-4091287762)
第5巻
(2019-05-17発行、 978-4091291585)
第6巻
(2019-08-16発行、 978-4091293183)
第7巻
(2019-11-18発行、 978-4091294401)
第8巻
(2020-02-18発行、 978-4091295545)
第9巻
(2020-05-18発行、 978-4098500710)
第10巻
(2020-08-18発行、 978-4098501724)
第11巻
(2020-11-18発行、 978-4098502790)
第12巻
(2021-02-18発行、 978-4098503926)
第13巻
(2021-05-18発行、 978-4098505289)
第14巻
(2021-08-18発行、 978-4098506439)
第15巻
(2021-11-18発行、 978-4098507313)
第16巻
(2022-02-18発行、 978-4098508709)
第17巻
(2022-05-18発行、 978-4098511266)
第18巻
(2022-08-18発行、 978-4098512232)
第19巻
(2022-12-16発行、 978-4098513901)
第20巻
(2023-01-18発行、 978-4098515332)
第21巻
(2023-02-16発行、 978-4098516445)
第22巻
(2023-03-16発行、 978-4098517763)