薔薇村へようこそ

薔薇村へようこそ

都会から離れた山麓にある「薔薇の郷リゾート別荘地」。「薔薇村」とも呼ばれるこの別荘地で管理事務所スタッフとして働く丸木倫太郎。「薔薇村」に移住しようと都会から見学に来た人は、倫太郎に自分の身の上話を語り出す。離婚、職場の問題、家族との死別など、都会から田舎への移住を考える人々の人生を描いたヒューマンドラマ。小学館「ビッグコミックオリジナル」2021年第20号から掲載されている作品。

正式名称
薔薇村へようこそ
ふりがな
ばらむらへようこそ
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
レーベル
ビッグ コミックス(小学館)
巻数
既刊4巻
関連商品
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概要・あらすじ

都会から車で2時間ほどの山麓にある「薔薇の郷リゾート別荘地」。この別荘地は「薔薇村」とも呼ばれ、別荘を定住者用にリフォームし、移住者を募集している。薔薇の郷の管理事務所で働く丸木倫太郎は、見学に来た西山慶一に別荘を案内していた。その途中、近くの別荘オーナーに用事を頼まれた倫太郎は、西山を物件に残して席を外した。倫太郎が部屋に戻ると、西山は椅子の上に乗って、照明器具の紐をつかんでいた。倫太郎は西山が首つりをしようとしていると思い、「早まっちゃいけない。苦しくなったら逃げ出せばいいんです」と叫んだ。しかし西山は、照明器具の生地の柄に興味があって、近くで見ようとしていただけだった。倫太郎は早とちりしたことを謝るが、西山は「あなたの言葉は的外れでもない。自分も逃げたいと思っていた」と平凡なサラリーマンの自分の身に起こったことを語り始める。

登場人物・キャラクター

丸木 倫太郎 (まるき りんたろう)

「薔薇の郷リゾート別荘地」の管理事務所で働いている32歳の男性。東京の大学を出て、都会で就職したものの、訳あって辞職。薔薇の郷リゾートの管理事務所で働きたいと、飛び込みで押しかけて雇ってもらう。薔薇の郷では「ホシオ」と呼ばれている。客に深入りしてはいけないとわかっているが、つい世話を焼いてしまう。人がいいからか、客から無理難題を押し付けられることも多い。

西山 慶一 (にしやま けいいち)

50歳のバツイチ男性。アパレル企業「御田商会」の営業企画部長だったが、勝ち目のない訴訟を抱えている法務部に異動させられる。22歳年下で4歳の子を持つシングルマザーと同棲を始め、家族の大切さを知る。実家は生地屋。前妻との間に2人の子供がいるが、仕事ばかりで子育ても父の介護も妻に任せきりだった。

書誌情報

薔薇村へようこそ 4巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第1巻

(2022-07-29発行、 978-4098613908)

第2巻

(2023-04-28発行、 978-4098617036)

第3巻

(2024-04-30発行、 978-4098627714)

第4巻

(2024-04-30発行、 978-4098627721)

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