概要・あらすじ
不妊症の妻がいる旧家の大村家に養女としてやってきた優。優の部屋となったのは、部屋を使っていた者が次々と変死を遂げるため、長年あかずの間となっていた、二階の一番奥の部屋だった。優が家に来て数ヶ月経った頃、父は突如、異常な行動をとり始める。さらに優の部屋では、気味の悪い虫が大量に湧き出し、祖母はそれを大村家の呪いと称し、一家は恐怖へ陥ってしまう。
登場人物・キャラクター
優 (ゆう)
旧家の大村家に養女として迎えられた。音楽が好きでよくイヤホンをしている。リボンのカチューシャが特徴。
大村 由美子 (おおむら ゆみこ)
大村家に嫁いできた不妊症に苦しむ女性。大村秀樹の妻。子供ができないことを理由に姑達に嫌がらせを受けている。
大村 秀樹 (おおむら ひでき)
大村家の当主で大村由美子の夫。由美子の不妊症を気の毒に思い、優を養女として連れてきた。
秀樹の母 (ひできのはは)
大村秀樹の母。秀樹の祖母と共に嫁の大村由美子を不妊女と呼び、いじめている。常に大村家の将来を気にかけている。
秀樹の祖母 (ひできのそぼ)
大村秀樹の祖母。秀樹の母と共に嫁の大村由美子を不妊女と呼び、いじめている。
場所
大村家 (おおむらけ)
『血みどろの蟲屋敷』に登場する家。山奥の農村地帯にたたずむ旧家。代々血縁を絶やさないという古い伝統を守り続けてきた。