概要・あらすじ
高校生の水無月流魔と草薙弥生は、使い人最強と呼ばれる水無月家の風使いとその付き人だった。そんな彼らの前に、妖術師・巌倉辰箕が現れる。彼は400年前に水無月家によって滅ぼされた巌倉一族最後の生き残りであり、その恨みを晴らすため水無月家を滅亡させようとしていた。これを迎え撃ち、流魔と弥生が立ち向かっていく。 ある町で頭が潰されて身体がバラバラにされた殺人がおこった。それは邪鬼が人に取り憑いて起こした事件だった。邪鬼を捜していた流魔は、霊感の強い女子高校生に出会う。邪鬼が取り憑いていたのはその女子高校生の親友だった。流魔と薙弥生は「風」を使って戦い、邪鬼を封じようとする。
登場人物・キャラクター
水無月 流魔 主人公
代々風使いとして大気、風を守ってきた水無月家の血筋の者。誕生日は6月15日、血液型AB型、身長184cm。17歳の男子高校生。幼い頃、水無月家に恨みを晴らしにきた巌倉辰箕に襲われる。自分を助けるために... 関連ページ:水無月 流魔
草薙 弥生
水無月流魔の付き人。誕生日は3月2日、血液型A型、身長170cm。17歳。口数が少なく、ひかえめな感じの女性。主人の水無月流魔のことは「流魔様」と呼び、とにかく従順。しかし頑固なところもあり、水無月流魔の身の安全のためなら彼の言う事をきかず行動する事もある。
巌倉 辰箕
400年にわたり水無月家と敵対し生き続ける妖術師。自分の一族を死に追いやった水無月家を根絶やしにするため、自分の身に魔術を幾重にも施し、延命の儀を行い長い年月を生き延びている。しかし延命と引き換えに子孫を残す能力は失った。
斗夜
巌倉辰箕の配下。幼い頃に親を使い人に殺され、巌倉辰箕によって拾われる。斗夜という名前は、その時に巌倉辰箕につけてもらった。変身の能力があり、一角鬼の姿になることもできる。かなり残虐な性格。水無月流魔の母を直接手にかけた張本人。
水無月 幻那
水無月流魔の父親。誕生日は11月29日、血液型B型、身長180cm。40歳。風使いであったが、10年前に巌倉辰箕によって妻であり付き人であった葉月を殺され引退した。妻を犠牲にして水無月流魔を助けたような形になってしまい、その事で水無月流魔とは溝ができている。
水無月 鈴音
水無月流魔の妹。誕生日は10月7日、血液型B型、身長158cm。15歳。勝気な性格で、いつも付き人の睦月は振り回されている。母親が斗夜に殺された事件から後、水無月流魔が鈴音を父親に近づけさせたくなくて、よく鈴音の面倒をみていたため、ブラコンの気がある。
神宮寺 重吾
火使いの中でも有数といわれている神宮寺家の男性。誕生日は10月24日、血液型O型、身長195cm。24歳。付き人は栗原実沙貴。追っていた蛇羅尼と呼ばれる妖魔を探すのに、風使いの力を貸してほしいと水無月流魔を訪ねてきた。
栗原 実沙貴
火使い神宮寺重吾の付き人。誕生日は7月11日、血液型A型、身長167cm。23歳。火を使って結界をつくり、火炎弾という火の弾を出して攻撃することができる。
須賀 達也
土使いの男性。誕生日は1月19日、血液型B型、身長176cm。39歳。付き人は里穂といい、妻でもある。里穂は二人目の付き人で、一人目の付き人は須賀達也が20歳の時に失っている。そして、斗夜によって里穂を殺されてしまい、二人目の付き人も失ってしまう。
諏訪 良和
水使いの男性。誕生日は4月22日、血液型A型、身長179cm。20歳。長髪。一人目の付き人だった杜瑞穂がつけていた鈴のついたイヤリングをしている。亡くなった杜瑞穂の事が忘れられず生きる気力を失っている。その無気力さのせいで、今の付き人である杜千種に怪我を負わせてしまう。
杜 千種
諏訪良和の二人目の付き人。付き人になってまだ5ヶ月と短い。誕生日は12月5日、血液型A型、身長157cm。16歳。ショートカットの女性。諏訪良和が最初の付き人だった杜瑞穂のことを未だに忘れられず引きずっていることを知っている。それでも諏訪良和の事を思い、けなげに尽くそうとしている。
その他キーワード
使い人
『風使い』で使用される用語。風、水、火、土を使い、地上の自然の摂理を守る者たちのこと。彼らは邪霊や魔に憑かれた者、そして妖魔を封じてきた。使い人は12歳で成人を迎え、付き人を付けられ世に出る。風使いは、霊的能力を与えた「風」により物質を切断、破壊することができる。
付き人
『風使い』で使用される用語。使い人の補佐をし、命を守る立場の者。主となるべき使い人が4歳になったときに、年の近い身寄りのない子供の中から選ばれ、付き人として教育される。使い人が男なら女、女なら男が付き人となる。風使いの水無月家の場合は草薙家が専属で付いている。
書誌情報
風使い 全17巻 講談社〈講談社コミックス〉 完結
第1巻
(1991年11月発行、 978-4063117356)
第2巻
(1991年12月発行、 978-4063117431)
第3巻
(1992年3月発行、 978-4063117684)
第4巻
(1992年8月発行、 978-4063118186)
第5巻
(1992年12月発行、 978-4063118582)
第6巻
(1993年5月発行、 978-4063119060)
第7巻
(1993年8月発行、 978-4063119343)
第8巻
(1994年1月発行、 978-4063119800)
第9巻
(1994年5月発行、 978-4063120226)
第10巻
(1994年10月発行、 978-4063120653)
第11巻
(1995年6月発行、 978-4063121513)
第12巻
(1995年12月発行、 978-4063122169)
第13巻
(1996年6月発行、 978-4063122855)
第14巻
(1996年10月発行、 978-4063123333)
第15巻
(1997年4月発行、 978-4063124033)
第16巻
(1998年2月発行、 978-4063125146)
第17巻
(1998年11月発行、 978-4063126259)