風光る

風光る

幕末動乱の世に生きる人々のさまざな愛の在り方が、新選組隊士として力強く生きる少女富永 セイの奮闘の日々と共に、史実のエピソードに織り込まれ、語られていく。コメディ要素満載の時代劇フィクション。第48回(2002年)小学館漫画賞受賞。

概要

長州勤皇派に父兄を殺害された蘭方医の娘 富永 セイは、敵討ちを誓い、男子として新選組に身を投じる。その決死の覚悟は、隊でも一二を争う剣豪、沖田 総司と斎藤 一の助力を得て早々に報われる。だが、沖田 総司を慕い、彼と共に歩むという離れがたい生き甲斐を見出したセイは、新選組隊士であり続ける道を選ぶのだった。

登場人物・キャラクター

主人公

神谷清三郎の名で新選組に身を投じた、かわいらしい顔立ちの乙女。入隊時の年齢は15歳。掃除や洗濯などの細かな雑事にも労を厭わないがんばり屋で、たちまち新選組のアイドル的存在となる。そして、日夜、隊士たち... 関連ページ:富永 セイ

天然理心流免許皆伝の強者で、新選組の一番隊隊長を務めている。子供と甘味が大好物という人当たりのよい人物だが、剣を握らせると鬼と化す。富永セイにとっては、父親の診療所が襲撃された時に助けに現れた恩人に当... 関連ページ:沖田 総司

京都の「太子流吉田道場」の師範代を勤めていた酒好きの剣豪。神谷清三郎こと富永 セイの兄富永 祐馬の友人で、清三郎には兄上と呼ばれ慕われている。長い間、男である清三郎に惚れた自分に苦悩していたが、祐馬と... 関連ページ:斎藤 一

富永セイの兄富永祐馬のかつての恋人。以前は、祇園の芸姑だったが、花屋の天神明里として、島原でセイと再会した。祐馬の存命中は疎遠だった二人だが、愛する者を亡くした悲しみをわかちあったあと、互いに支えあっ... 関連ページ:

天然理心流の宗家4代目で、新選組の局長。徳川幕府への忠誠心が人一倍強い実直な人物で、人望が厚い。旧知の間柄となる土方歳三や沖田総司とは、特に深い絆で結ばれている。知り合って間もないが、神谷清三郎への評... 関連ページ:近藤 勇

智謀を一手に引き受ける新選組の副長。局中法度の発案者で、大の衆道嫌い。十代の頃、自身が女顔で苦労した経験を持つため、素っ気ない態度とは裏腹に、一向に男らしくならない神谷清三郎のことを気にかけていた。知... 関連ページ:土方 歳三

壬生浪士組で近藤勇と並んで、局長を務めていた人物。神道無念流の免許皆伝者で弁がたつが、昼間から酒に酔い、恐喝じみた金策を行っていた。そのため、新選組へと隊名を改めた際に、粛清されてしまう。浅葱色の隊服... 関連ページ:芹沢 鴨

北辰一刀流の免許皆伝者。禁門の変後、新選組の総長に就任した。恋仲になった明里から神谷清三郎の秘密を打ち明けられ、身を守る手立てをさまざまに講じた、心やさしい人物。最後には、近藤勇が示す「誠」と伊東甲子... 関連ページ:山南 敬助

北辰一刀流の達人で、禁門の変以降に入隊し新選組の参謀となった。知的な雰囲気を漂わせる美男子だが、衆道の趣味がある。土方歳三と神谷清三郎にとっては、天敵といえる存在。後に、徳川幕府を見限り、御陵衛士とし... 関連ページ:伊東 甲子太郎

西洋医学に精通した徳川幕府の御殿医で、富永セイの名付け親といえる存在。新選組とは、屯所を京都西本願寺に移してから深く関わるようになる。セイの正体を顔を会わせたその日のうちに見抜き、日を追うごとに女性ら... 関連ページ:松本 良順

新選組を偽る集団に襲われた写真師で、京都寺町で「西洋伝方写真処」を営んでいる。新選組への誤解を解くため、神谷清三郎と沖田 総司の二人が連れだって訪ね、親しくなった。セイはその際、店にあった小道具を使い... 関連ページ:大坂屋 与兵衛

土方歳三の密命を受けた神谷清三郎こと富永セイが、女性の姿で探索していた幕府のお尋ね者。土佐出身だが、薩摩藩士才谷梅太郎と名乗っていた。書状好きの眼鏡をかけた好人物だが、書の宛名を盗み見たセイの手柄で、... 関連ページ:坂本 龍馬

伏見の船宿寺田屋の養女分で、坂本龍馬の恋人。父親が勤皇派の町医者で獄死したため、龍から春へと名を改めている。密命任務中に体調を崩した富永セイを親身に世話した心やさいい女性。加えて気が強く、度胸も人一倍... 関連ページ:

集団・組織

新選組

『風光る』に登場する組織。京都守護職会津容保の配下として、治安維持活動に従事している。発足当初の約半年は壬生浪士組を名乗っていたが、8月18日の政変で行動を評価され、正式に新撰組の隊名が下された。この... 関連ページ:新選組

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