概要・あらすじ
江戸時代初期。佐々木颯汰は、伊豆地方のとある領地に暮らす若い武士。物心ついたときには両親を亡くし、とある寺の和尚に育てられた颯汰は、和尚を亡くしてから佐々木家の養子となり、剣の腕が立つ青年へと成長していた。しかしそんな中、颯汰たちが仕える高山家に、幕府から領地の改易が言い渡されてしまう。領主が切腹し、家臣たちが路頭に迷う中で、颯汰は仲間たちとともに高山家の姫、琴姫や若君を連れて領地を脱出。さらに、近隣にあった領地で悪政を敷いていた代官を追い出し、その領地に入る計画を実行する。
登場人物・キャラクター
佐々木 颯汰 (ささき そうた)
伊豆地方のとある領地に暮らす若い武士。領内でも有数の剣の腕前を持ち、とっさの機転もきく利発な青年。物心ついていた頃には両親を亡くしており、とある寺の和尚に育てられる。和尚が病死してから佐々木家の養子となり、高山家に仕えて剣の修行に励んでいる。母親は大道芸人の少女、父親は興行中の彼女を見初めた徳川家康であり、将軍家の血を引く。また、家康の死後、徳川家の家臣によって暗殺されかかるが、育ての親の和尚の計略によって一命を取り留めている。しかし当人は自分の出生にまつわることは知らずに育っている。
琴姫 (ことひめ)
佐々木颯汰たちが暮らす領地の領主、高山家の姫。颯汰とは同年代。活発な性格で誇りの高い人物。領地が改易になったことで、改易を進める役目を担う近隣大名の横山宗長に気に入られ、彼の側室にさせられそうになる。宗長の部下にさらわれたところを颯汰に助け出されて以降、颯汰のことを深く信頼している。
横山 宗長 (よこやま むねなが)
高山家の領地の近隣大名。高山家が、幕府が命じた期日までに領地を明け渡し、もし抵抗するようなら討ち取る役目を担う。無慈悲で功名心の強い性格の持ち主であり、かつて他国の城を攻め落としたときの残虐な振る舞いで有名。琴姫のことを気に入り、自分の側室にしようと企む。
書誌情報
颯汰の国 15巻 小学館〈ビッグ コミックス〉
第1巻
(2019-09-30発行、 978-4098603831)
第2巻
(2019-09-30発行、 978-4098604128)
第3巻
(2020-01-30発行、 978-4098605323)
第4巻
(2020-05-29発行、 978-4098606238)
第5巻
(2020-09-30発行、 978-4098607198)
第6巻
(2021-01-29発行、 978-4098608430)
第7巻
(2021-05-28発行、 978-4098610556)
第8巻
(2021-09-30発行、 978-4098611539)
第9巻
(2021-11-30発行、 978-4098611942)
第10巻
(2022-01-28発行、 978-4098612406)
第11巻
(2022-05-30発行、 978-4098613458)
第12巻
(2022-09-30発行、 978-4098614196)
第13巻
(2023-01-30発行、 978-4098615711)
第14巻
(2023-05-30発行、 978-4098617142)
第15巻
(2023-07-28発行、 978-4098624935)