魚石

魚石

磨くと魚影が出る魚石という珍しい石をめぐる不思議な話。

正式名称
魚石
ふりがな
うおいし
作者
ジャンル
その他
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概要・あらすじ

磨くと魚影が出る魚石という珍石の江戸時代の由来話。古本屋を始めた友人Tが、主人公に借りた古書のお礼にと魚石をもってきて、その由来を語り始める。

登場人物・キャラクター

(おとこ)

郊外に住み、妻と小さな子供がある。古書展に参加する友人のTに古書を貸すが、飾り用として貸したものまで売られてしまい消沈する。

T (てぃー)

長髪で四角い顔の男。主人公の20年来の友人。古本屋をはじめる。主人公の大切な本を売ってしまい、お詫びに魚石という珍しい石を持ってくる。

万年屋の主 (まんねんやのあるじ)

『魚石』でTが語る魚石の由来話に登場する江戸時代の人物。京橋の万年屋という大店の主。魚石をカタに、見ず知らずの侍に五両のお金を貸す。

(さむらい)

『魚石』でTが語る魚石の由来話に登場する江戸時代の人物。通りがかった先の万年屋の主に魚石をカタに五両を借りるが行方をくらます。

その他キーワード

魚石 (うおいし)

『魚石』に登場する珍石。玉のように磨き込むと魚影が映し出されると言われ、それを見たものは長生きするとされている。主人公が提供した古書のお礼にTが持ってきたものだが、本物かどうかはわからない。石の裏に「玉中に魚の蟄せし千金の器物」とペンキで書かれている。

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