ALDNOAH.ZERO 2nd Season

TVアニメ『アルドノア・ゼロ』の物語後半にあたる第2クールを、原作にほぼ忠実にコミカライズした作品。火星の国家、ヴァース帝国と地球連合軍のあいだでの、人型兵器「カタクラフト」同士の宇宙戦が展開される。全編描き下ろしで発行された。

正式名称
ALDNOAH.ZERO 2nd Season
ふりがな
あるどのあ ぜろ せかんど せっしょん
原作者
Olympus Knights
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
レーベル
まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ(芳文社)
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あらすじ

第1巻

界塚伊奈帆スレイン・トロイヤードの銃撃を受けてから19か月が経過し、「ヴァース帝国」と地球連合軍の主戦場は、宇宙空間やサテライトベルトへと移行していた。火星ではアセイラム・ヴァース・アリューシアが健在であり、地球との戦いを煽る演説を繰り返していたが、実はそのアセイラムは偽者であり、その正体はスレインとザーツバルムによって擁立されているアセイラムの妹、レムリナであった。伊奈帆は、電子義眼によって身体の一部を機械化しており、凍結能力を持つ火星カタクラフト「氷結のエリシウム」を撃破し、戦艦デューカリオンに乗って宇宙へと飛び立つ。宇宙での戦いにおいて「タルシス」をあやつるスレインと、「スレイプニール」をあやつる伊奈帆は直接会敵する機会を得て、互いに宿敵の名と、その生存の事実を知るのであった。

第2巻

地球人であるスレイン・トロイヤードは、「ヴァース帝国」の騎士に取り立てられはしたものの、やはりその存在を煙たがり、軽侮する貴族達も多くいた。そこでザーツバルムは、スレインに全面的な後援を与えるため、彼を自らの養子とする事を宣言する。そして再び巡って来たスレインと界塚伊奈帆の戦いの中、スレインはザーツバルムを戦死に見せかけて暗殺し、その爵位と遺産を得た。一方、ヴァース帝国の軌道騎士の一人、マズゥールカは、重力をあやつる火星カタクラフトで地球に攻め込んだが、伊奈帆の立てた作戦にはまってカタクラフトを破壊され、地球連合軍の捕虜となる。

第3巻

捕虜となっているマズゥールカに対し、界塚伊奈帆は包み隠さず自分の知る真実を吐露する。現在「ヴァース帝国」にあってアセイラム・ヴァース・アリューシアの名を騙っているのは偽者である事や、アセイラムを救助した英雄であるとされているザーツバルムは、実はアセイラム暗殺を謀った張本人である事を語る。そして伊奈帆は、密かに手引きをしてマズゥールカを脱走させ、実質上のスパイとして火星に帰らせた。一方、スレイン・トロイヤードは、反スレイン派貴族の領袖であるマリルシャンから一騎打ちの挑戦を受ける。これを退けたスレインは、ますますヴァース帝国におけるその地位を盤石のものとし、ついにはアセイラムと自身の婚約を発表する。これは火星のアルドノアをその手に収めるためのスレインの画策によるものであると同時に、アセイラムの替え玉であるレムリナが、自身のスレインに対する愛情のために謀った事でもあった。だがその直後、本物のアセイラムが生命維持カプセルの中で目を覚ます。

第4巻

スレイン・トロイヤードは、アセイラム・ヴァース・アリューシアが目を覚ましたという事実を、レムリナに対してさえも隠蔽。そしてアセイラムは、記憶が混濁した状態のまま軟禁状態に置かれる事となった。一方、ヴァース帝国に戻って来たマズゥールカは、スレイン並びにアセイラムとの面会を求める。周囲からは政治的工作と受け取られ、特に疑われる事もなく、アセイラムに化けたレムリナに接触したマズゥールカは、現在のアセイラムが偽者である事を確信。そして、アセイラムの唯一の忠実な味方である侍女とコンタクトを取る事に成功する。その頃、自分がスレインにまったく愛されていない事を理解してしまったレムリナは、姉のアセイラムと接触し、事情のすべてを打ち明ける。アセイラムはスレインに対し、地球との戦争を停止するよう命じるが、既にヴァース帝国のほぼすべてを掌握していたスレインに対してその言葉は届かなかった。一方、地球はオペレーション・ルナゲートを発令し、ヴァース帝国の火星基地への大攻勢を開始する。

第5巻

オペレーション・ルナゲートによる混乱の中、界塚伊奈帆は密かにアセイラムのもとへと潜入し、スレイン・トロイヤードと撃ち合いになる。しかし、その場に地球連合軍のアセイラム暗殺部隊が迫って来たため決着はつかなかった。アセイラム暗殺部隊は間一髪のところで、火星の皇帝派貴族、クランカインの手によって撃退され、そしてクランカインとアセイラムは、マズゥールカの手引きによって安全なところまで落ち延びる事に成功。そこでアセイラムは、クランカインとの婚姻と自身が「ヴァース帝国」の女王として即位する事を宣言する。つまりスレインに対してクーデターを起こして、同時に地球との即時停戦をヴァース帝国全軍に命令したのである。観念したスレインは部下には投降を命じたが、自らは「タルシス」に乗って出撃する。その目的は、伊奈帆の「スレイプニール」と最後の決着をつける事であった。

登場人物・キャラクター

主人公

地球連合軍に所属する、少尉の地位にある地球人の少年。愛機がオレンジ色の「スレイプニール」というカタクラフトであるため、ヴァース帝国軍からは「オレンジ色」の異名で知られる。アナリティカルエンジンを内蔵し... 関連ページ:界塚 伊奈帆

界塚 ユキ

界塚伊奈帆の姉。地球連合軍において准尉の地位にある、地球人の若い女性。かなりのブラザーコンプレックスで、伊奈帆を危険な戦場から遠ざけるべくあの手この手を打っているが、それが祟って左遷された。准尉であるため、少尉である伊奈帆の指示を受けるべき立場なのだが、それすらも従わない。

網文 韻子

地球連合軍に所属する、地球人のカタクラフトパイロットの少女。界塚伊奈帆の幼なじみで、彼女に恋愛感情を抱いているが、伊奈帆からはそっけない態度を取られ続けている。オペレーション・ルナゲートにおいては、伊奈帆のサポート役として共に月面基地を強襲した。

ライエ

地球連合軍に所属する、火星出身のカタクラフトパイロットの少女。火星の騎士の陰謀に巻き込まれて家族を殺された経験から、火星人の身にありながら地球連合軍に身を投じている。界塚伊奈帆がマズゥールカを密かに脱走させた時に、その手引きをした。

「ヴァース帝国」に仕える騎士の一人。地球出身の少年。ザーツバルムと共にアセイラム・ヴァース・アリューシアが仮死状態になっている事実を隠蔽する工作にかかわり、また養子に迎えられたあとで、ザーツバルムを戦... 関連ページ:スレイン・トロイヤード

「ヴァース帝国」皇帝の孫娘にあたる火星人の少女。ザーツバルムに銃撃された影響で仮死状態になっており、生命維持カプセルの中でずっと眠り続けている。界塚伊奈帆には今も「セラムさん」と呼ばれている。その後、... 関連ページ:アセイラム・ヴァース・アリューシア

「ヴァース帝国」皇帝の孫娘にあたる火星人の少女。アセイラム・ヴァース・アリューシアの異母妹にあたり、「レムリナ姫」と呼ばれている。しかし、不義によって生じた婚外の子である事から冷遇されて育っており、姉... 関連ページ:レムリナ

ザーツバルム

「ヴァース帝国」軌道騎士の一人。火星人の壮年男性。スレイン・トロイヤードと共に、アセイラム・ヴァース・アリューシアの替え玉としてレムリナを擁立した。その後、スレインを養子に迎えるが、宇宙空間での戦闘中にスレインによって謀殺される。

「ヴァース帝国」軌道騎士の一人。火星人の若い男性。ヴァース帝国におけるスレイン・トロイヤードとその一派の台頭を快く思わない、反スレイン派の中心人物。カタクラフトを使った月面での一騎打ちをスレインに申し... 関連ページ:マリルシャン

「ヴァース帝国」軌道騎士の一人。火星人の若い男性。作戦に失敗して地球連合軍の捕虜になるが、火星では秘匿されているアセイラム・ヴァース・アリューシア暗殺計画に関する情報を界塚伊奈帆からもたらされ、密かに... 関連ページ:マズゥールカ

クランカイン

「ヴァース帝国」の貴族の一人。スレイン・トロイヤードの息がかかっていない最後の勢力、皇帝派に属する若い男性。かつてザーツバルムに暗殺されたクルーテオの遺児であり、既に爵位を継承している。しかし、「クルーテオ伯爵」の名で呼ばれるのを嫌がり、周囲の人間にはクランカインと呼ばせている。

イベント・出来事

オペレーション・ルナゲート

地球連合軍が、月面にあるヴァース帝国の基地に対して仕掛けた大攻勢。界塚伊奈帆、網文韻子らが参加し、幽閉されていた本物のアセイラム・ヴァース・アリューシアとの接触に成功した。しかし一時は、地球連合軍から密かに送り込まれた刺客がアセイラムの間近まで迫るなど、情勢は緊迫したものであった。

クレジット

原作

Olympus Knights

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