ANIMAL X

ANIMAL X

謎の伝染病が流行し、世界の人口は減り続けていた。そんな中、人類とは異なる進化を辿ったダイナソーロイドの少年と、新薬の治験と騙されて、ダイナソーロイドとの生殖が可能な両性体に身体を作り変えられてしまった青年が出会う。やがて世界を巻き込む種族の対立に巻き込まれながらも、共生への可能性を求めて戦う二人を描いたSF作品。「増刊ASUKAミステリーDX」1991年秋の号から1992年新年特大号、「ミステリーDX」1992年3月号から1993年6月号、1994年に発売された「ANIMAL XオリジナルCD・BOOK」1から4、「Chara」1997年10月号から2004年6月号にかけて掲載された。

正式名称
ANIMAL X
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
レーベル
ホーム社漫画文庫(ホーム社)
関連商品
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あらすじ

荒神の一族(第1巻~第2巻)

遠藤ケミカル・メディカル・リサーチ・センター東北に勤める青年の鮎川裕司は、恩師の田所博士の勧めに従い、新薬の治験に参加していた。そんな裕司の前に、ダイナソーロイドの少年、浅羽湊が現れる。そこで裕司は湊になぜか女扱いをされ、彼の生まれ故郷である牛隈村に連れ去られてしまう。ここで裕司は貴重な雌として扱われ、解放してほしいと主張するたびに、暴力を振るわれる理不尽な扱いを受ける。そんな中、高熱を発した裕司は、4日間床に伏したあとに目覚めたところで、自身の身体の変化を自覚する。混乱する裕司に、湊は村の住人すべてと性交する事を強いる。そこへ北の白河族の四兄妹、白河旭白河辰也白河柾白河摩耶が率いる一団が現れ、雌を出すように要求。断った牛隈村の住民は殺され、村は焼き払われ、湊は郷里を失う事となってしまう。裕司は村が攻撃を受ける中、自分を逃がそうとした湊の支えになる事を決め、彼と共に生活を立て直すが、そこへ湊と同族と名乗る、沖縄で暮らす男達が現れる。雌の取り合いを避けるため、村同士は本来絶縁状態を保っており、牛隈村が攻撃されたのはどこかの村が裏切ったせいだ、と彼らは告げる。そして同族で団結すべきだとの古老の予言に従い、女を迎えに来たのだと言う。裕司はその誘いを受けるが、行った先で「宗教法人自然会」としての体面を保ちつつ、人と共生を目指す安里島比嘉銀次に、島に残って島民の血脈をつないでほしいと迫られる。湊は裕司を共有したいとの申し出を巡って銀次と対立。そこへ再度、摩耶達が襲撃し、古老に裕司の身柄を引き渡すように要求する。古老はその要求を拒み、混乱の中、老衰による死を迎えてしまう。襲撃者から人の信者を守り切った比嘉達は、元凶の田所博士と直接交渉を望む裕司達に、古老の遺言に従って古文書と石板を託し、ダイナソーロイドに理解を示す研究者の平塚昭生に解読してもらうよう依頼する。

こうして裕司は、遠藤ケミカル・メディカル・リサーチ・センター九州支部へ向かう事になった。そこで、直接田所博士と対面した裕司は、自分達を追うのを止めなければ、自分の身体を作り変えた一連の実験をマスコミに公表すると脅すものの、逆に捕えられてしまう。その後、裕司は遠藤ケミカル・メディカル・リサーチ・センター九州支部からの脱走を図るが、途中でX症候群が人為的なバイオハザードである事を知る。白河の兄妹達は人間の不法投棄が原因の複合環境汚染により、生まれつき疾患を抱え、奇形・短命で生まれる、未来のない村の長の一族であった。彼らは一族の存続をかけて田所博士の計画に乗り、人為的に作った雌を得る契約を交わしていており、裕司の身柄を求めていた。しかし、裕司と湊を追ううちに、摩耶は年齢も近い同族の湊に固執し、戦う事に執着を示すようになっていく。そして平塚を探して北海道に来た裕司と湊は田所博士に所在を突き止められ、湊は摩耶と戦って相討ちとなってしまう。その後、裕司は田所博士の管理下に置かれるが、その時には逃亡生活のあいだに湊に恨みを抱いたやくざの幹部、高取に囚われて強姦された時か、湊と一度だけ身体を重ねた時の子を身ごもっていた。田所博士は次に旭の子を産ませる計画を立て、妊娠期間中に裕司を手懐けるようにと旭を派遣する。しかし裕司は密かに脱走の機会を窺っており、それに平塚も手を貸していた。共に過ごすうちに裕司に好意を抱くようになった旭の協力も得た裕司は、遠藤ケミカル・メディカル・リサーチ・センター関係者が独占していたX症候群のワクチンを奪い、助けに現れた湊と共に去っていく。

大地の掟(第3巻)

ワクチンが流通するようになり、X症候群の流行は沈静化されつつあった。鮎川裕司浅羽湊は、田所博士の研究施設から助け出された借りを返すため、比嘉銀次の目指す沖縄の村の復興に力を貸す。そこへ柚ノ木大学の平塚昭生から紹介された、見城という青年が現れ、裕司を手伝い始める。しかし、見城は裕司が出産した子供を狙ってやって来たダイナソーロイドだった。そうとは知らない比嘉や裕司達の復興作業にも問題点が山積していた。裕司は一人目の出産が難産で、以降の出産は身体がもたないと診断されており、比嘉達は協力の見返りに裕司の卵子を提供してほしいと詰め寄っていた。しかし裕司と湊は互いを唯一の伴侶と思っており、それに同意する事は心情的に難しかった。そんな中、見城が沖縄の「血族」達から浮いてしまっている湊への疑惑が高まるように細工し、それがきっかけとなり、不満を募らせていた過激化した一団に裕司がさらわれて強姦されかける。混乱に乗じて、見城は目的を果たそうとするが、裕司の産んだ子は人間の子で、しかも既に里子に出されていた。

同族の庇護を受けるには、雌としての責務を果たす必要があり、それは裕司の負担となるため、湊と裕司は二人だけで暮らそうと、故郷の牛隈村を目指す。しかし、途中でウイルス感染が変異を続け、未だに人を苦しめている事を知った裕司は、研究者の募集に応募する。だが、そこは裕司の大学時代の先輩である北村所長が取り仕切る施設で、ダイナソーロイドを研究の対象としながら、投薬により変身能力を奪って従属させている場所だった。湊はそこで用心棒として飼いならされているダイナソーロイド達から、表向きは恭順しているが、施設の乗っ取りと研究者すべての殺害を計画していると聞かされ、研究者側と同族とどちらに付くのか決断を迫られる。裕司も湊を恋人と公言した事で、研究者達から浮いた存在となってしまい、ダイナソーロイド達からは、雌として子を成すための存在としてまたも狙われる事となる。

原始再来(第4巻~第8巻)

鮎川裕司浅羽湊は、ダイナソーロイド保護区で暮らし始める。しかし、人類とダイナソーロイドの共生への一歩と思われたその暮らしは、原因不明の疫病がダイナソーロイドに広まり始めた事で一変する。サマリー症候群と命名された熱病はダイナソーロイドの変身制御機能を損ない、暴走させてしまうとの症例が報告される。無差別に人を襲い始めた罹患者を警戒し、人類はダイナソーロイドへの弾圧を強めていく。対立は激化し、人はダイナソーロイドに少数民族と同等の人権を認めていたが、その権利を縮小しようとの動きを見せ始める。不安な世情の中、「少数民族の保護」を掲げながら、裏でダイナソーロイドの自由を奪って管理しようとするグローバー財団が台頭。そんな中、裕司と湊の娘であるが、貴重な研究サンプルとしてグローバー財団に目をつけられ、さらわれてしまう。

世界各地を訪ねて回って手掛かりを探す中、グローバー財団のレセプションに潜入した裕司は、そこで高取に再会する。高取は湊の行方を吐かせるために裕司を強姦した過去があり、裕司はその時の子供を生まれてすぐに里子に出していた。裕司の抱える事情を調べ上げた高取は、彼への過去の行いを謝罪し、協力と正式に妻として迎え入れる事を申し出る。やくざから足を洗い、大手建設業者として財力と社会的地位を得ていた高取は湊の不安定な立場を指摘し、人として生きる事の幸せを説くが、裕司は湊やダイナソーロイドとの共存の可能性を探り、結を探す困難な旅を続ける事を選ぶのだった。しかし、危険な旅を続けるうちに裕司の身体は衰弱していく。協力者として同道する事になった白河旭は、そんな裕司の姿に心を傷めるが、裕司が湊と共に在る事を望む限りは見守り、サポートに徹しようと決意していた。裕司は行く先々で貴重な雌のダイナソーロイドとしての責務、子孫を残す事を迫られ、あるいは人工の雌の身体を穢れだと罵られながら過ごす事を強いられていく。だが、そんな幾多の困難を乗り越え、ついに裕司と湊はダイナソーロイドの人権を認めようとする活動を根付かせ、結とも再会を果たす。しかし、それは束の間の平和に過ぎなかったのである。

登場人物・キャラクター

主人公

遠藤ケミカル・メディカル・リサーチ・センター東北に勤務していた若い男性。27年間男性として生きてきたが、上司である田所博士にビタミン薬の治験と騙され、服用した薬によって両性具有の身体に変化させられた。... 関連ページ:鮎川 裕司

主人公

最も純粋なダイナソーロイドの血族の若い男性。作中で17歳の少年時代から21歳の青年まで成長する。強靭で、再生能力の強い身体を持っている。牛隈村の出身で、村で生まれ育ち、社会勉強のために暮らした東京でや... 関連ページ:浅羽 湊

鮎川裕司の婚約者で、幼なじみでもある若い女性。裕司と同じく遠藤ケミカル・メディカル・リサーチ・センター東北に勤めていた。ミディアム丈の黒髪ソバージュの髪型をした、思い切りのいい性格の人物。昔から優柔不... 関連ページ:柳沢 杏子

遠藤メディカル・リサーチ・センターに勤めている初老の男性。鮎川裕司と同じ大学を出た先輩で、裕司にビタミン剤の治験だと偽って投薬実験に参加させ、ダイナソーロイドの子供を妊娠する事が可能となる身体へと作り... 関連ページ:田所博士

白河の娘で、若く美しい女性。北のダイナソーロイドの集落の首長を務めている。突然変異種で、高い戦闘能力を誇るが、生殖能力を持たない。変身すると、腕が4本の奇形の身体のダイナソーロイドの姿になる。田所博士... 関連ページ:白河 摩耶

白河の息子で、次男の若い男性。北のダイナソーロイドの集落の首長を務めている。色覚異常を持って生まれた突然変異種。田所博士と組み、兄の白河旭、弟の白河柾、妹の白河摩耶らと共にダイナソーロイドの血統を残そ... 関連ページ:白河 辰也

白河の息子で、長男の若い男性。北のダイナソーロイドの集落の首長を務めている。生まれつき目が弱く、色を識別できない。日差しの強い土地では、サングラスを掛けなければ目を傷めてしまうくらいに視力が弱い。田所... 関連ページ:白河 旭

白河の息子で、三男の若い男性。北のダイナソーロイドの集落の首長を務めている。生まれつき色覚異常を持っている。田所博士と組み、兄の白河旭、白河辰也、妹の白河摩耶らと共に、自分達の暮らす北の集落の血を後世... 関連ページ:白河 柾

比嘉 銀次

沖縄本土の沖合にある安里島に住むダイナソーロイド。がっしりした体格の青年で、血族の未来を考え、人と共生の道を取ろうとしている。古老の指示で安里島に招いた鮎川裕司の事を、浅羽湊を殺してでも手に入れたいと望むが、裕司を巡って戦い、敗れた事で、以降は二人の協力者に徹する。

100歳を超える高齢となり、寝たきりになっている両性具有のダイナソーロイド。手かざしで人を癒す事や、見えないものを見る事ができる。今や人間のあいだに疫病が蔓延し、人類の未来がないと感じた田所博士が、ダ... 関連ページ:古老

古モンゴロイドやオーパーツの研究家の中年の男性。学者であり文筆家でもある。古代文字にも詳しい。安里島を何度も訪れ、ダイナソーロイドの存在に理解を示している学者でもある。その活動実績を見込まれ、古老の遺... 関連ページ:平塚 昭生

平塚の紹介で鮎川裕司のもとに手伝いにやって来た青年。しかし、その正体は海棲生物のダイナソーロイドで、裕司が女児を出産したとの情報を得て、その子の身柄を狙って、身分を詐称して紛れ込んだ。沖縄の比嘉銀次が... 関連ページ:見城

鮎川裕司とパソコンネットを介して知り合った研究者の中年の男性。X症候群で妻を亡くし、遺伝子研究所でワクチン開発に明け暮れるうちに、偶然ダイナソーロイドの変身抑制作用を持つ薬剤のもととなる物質を発見する... 関連ページ:豊田 均

DIP社の福井県にある施設の所長を務めている若い男性。肩に届くくらいの長さの髪をセンター分けにしている。部下の豊田均とパソコンネットを介して知り合った、鮎川裕司を雇用した。ちなみに裕司の大学時代の先輩... 関連ページ:北村所長

DIP社で変身抑制剤を投与され、飼いならされているダイナソーロイドの青年。しかしその薬は痛覚を麻痺させ、依存性の高いもので、やがて命にかかわる副作用をもたらす事を知り、北村所長ら研究員を皆殺しにしよう... 関連ページ:井関

ダイナソーロイドの若い女性。生殖機能は備わっているが、染色体異常のため、心肺および内臓に重度の障害を抱えており、衰弱の一途を辿って寝たきり状態になっている。北村所長から好意を寄せられており、北村所長に... 関連ページ:K-01

ドラムヘラー大学に通う21歳の女子大学生。母親はアジア人のグエン・バン・ミン、父親がスウェーデン人のハーフ。だが、それはグエンの噓で、実はホーチミンで養子縁組された西洋系の孤児である。グエンに引き取ら... 関連ページ:リネア

鮎川裕司と浅羽湊の娘。上にもう一人、父親の違う人間の姉がいたが、里子に出されたシンガポールの養子センターで、1歳1か月の時にすでに亡くなっている。幼い身でグローバー財団に研究目的でさらわれてしまい、親... 関連ページ:

リネアの育ての母ともいえる中年の女性。研究にすべてを捧げており、リネアの事を心配する過保護な母親のように振る舞っていたが、実際は無断で奥歯にGPSを仕込んで行動を監視し、娘の身体を使ってダイナソーロイ... 関連ページ:グエン・バン・ミン

リネアに恋愛感情を抱いている青年。ドラムヘラー大学に通う大学生で、リネアが恋愛感情を抱いている鮎川裕司に嫉妬し、黒板消しを落とすなどのいたずらを仕掛けて嫌がらせをしていた。リネアに好意は受け取ってもら... 関連ページ:テッド

黒髪の中年の男性。対ダイナソーロイドの特殊部隊、BAMを率いている。瀕死の状態の時にダイナソーロイドの血清を接種し、強化された肉体を持って蘇ったが、公的には殉職した扱いにされている。ハンサムで感じのい... 関連ページ:ケイス・フィギス

対ダイナソーロイドの特殊部隊、BAMのメンバーの中年の男性。瀕死の状態の時にダイナソーロイドの血清を接種し、強化された肉体を持って蘇ったが、公的には殉職した扱いにされている。体格がよく、任務に忠実で生... 関連ページ:ウー・チャン

対ダイナソーロイドの特殊部隊、BAMのメンバーの若い女性。瀕死の状態の時にダイナソーロイドの血清を接種し、強化された肉体を持って蘇ったが、公的には殉職した扱いにされている元女性警官。リーダーのケイス・... 関連ページ:ユーリャ・スビリア

対ダイナソーロイドの特殊部隊、BAMのメンバーの白人の若い男性。瀕死の状態の時にダイナソーロイドの血清を接種し、強化された肉体を持って蘇ったが、公的には殉職した扱いにされている元警官。オールバックで、... 関連ページ:ニコレ・カルバルホ

対ダイナソーロイドの特殊部隊、BAMのメンバーの若い男性。瀕死の状態の時にダイナソーロイドの血清を接種し、強化された肉体を持って蘇ったが、公的には殉職した扱いにされている元警官。色黒の青年で、ロウ・ツ... 関連ページ:アリ・サカティ

バイロン・ハスキン

対ダイナソーロイドの特殊部隊、BAMのメンバーの中年の男性。瀕死の状態の時にダイナソーロイドの血清を接種し、強化された肉体を持って蘇ったが、公的には殉職した扱いにされている元警官。妻帯者で子供もいた。ベトナムでダイナソーロイドの武装集団と戦い、命を落とす。

対ダイナソーロイドの特殊部隊、BAMのメンバーの若い男性。瀕死の状態の時にダイナソーロイドの血清を接種し、強化された肉体を持って蘇ったが、公的には殉職した扱いにされている元警察官。ユーリャ・スビリアに... 関連ページ:ロウ・ツェイ

中年の男性。対ダイナソーロイドの特殊部隊、BAMのメンバーの産みの親でもある。人間にダイナソーロイドの血清を与える事で人を強化できると考え、瀕死状態に陥った警官に対して生検実験し、彼らをBAMとして組... 関連ページ:ステイン・フォシュバーグ

若い男性を装っていたが、両性体の若いダイナソーロイド。グローバー財団の実力者。被検体として著しく不自由な環境に置かれていたが、内部から組織を乗っ取り、グローバー財団を築き上げた。デルフィーナの婚約者だ... 関連ページ:レノ・シュトルム

平塚昭生の元妻の中年の女性。現在は離婚し、東京の有楽町にあるビルに拠点を構える新聞社に勤めている。平塚が鮎川裕司、浅羽湊に協力し、さらわれてしまった二人の娘、結の行方につながる情報を調査してほしいと言... 関連ページ:沢田 陽子

上院議員を務める中年男性。次期大統領候補。娘のデルフィーナが摂食障害で苦しんでいたが、みっともないと怒るばかりで、彼女の事をいっさい構っていなかった。デルフィーナが婚約者として連れて来たレノ・シュトル... 関連ページ:ダンクル

若く美しい女性。上院議員を務めるダンクルの娘。摂食障害で100キロ以上も体重があった時期がある。レノ・シュトルムの手助けによりダイエットに成功した事で、レノの事を信頼し切っており、レノと婚約している。... 関連ページ:デルフィーナ

麻理恵

若い女性。平塚昭生と沢田陽子の娘。鮎川裕司と浅羽湊の子供、結がさらわれ、平塚は情報を探ったりと裕司と湊のために協力していたが、麻理恵の結婚話が持ち上がり、結納の支度などで一旦別行動となった。結婚後ほどなくして子供を授かり、平塚と沢田も呼び、お宮参りをしている。

中年の男性。元やくざで、関西系暴力団矢口組の幹部を務めていた。のちに建設会社の重役になり、グローバー財団とコネクションを築いて一人娘のX症候群を治療したいと手を尽くしたが、ワクチンの出現を待たず、娘を... 関連ページ:高取

ダイナソーロイドの青年。年齢は25歳。故郷に血族のための学校を作りたいと願っている。翼竜に変身できるダイナソーロイド。自分の育った村でサマリー症候群の実験をされていた事を知り、グローバー財団の中国ホテ... 関連ページ:申竜

各方面に人脈の豊かな中年の男性。シドニー市長とは竹馬の友で親しい。「サイエンス」誌で絶滅種対策計画のルポを書いた。ロースクールも出ており、法律の知識もある。少数民族の保護活動に力を注いでおり、かなりの... 関連ページ:F・レスター教授

ダイナソーロイドの若い男性。ベトナムで暮らしている。左目の下に傷がある。サマリー症候群が発生し、それを恐れた人間に焼かれた村に住み、酒の密造などで資金を稼いでいるマフィア。ビジネスのために日本語や中国... 関連ページ:ドウック・ハン

ダイナソーロイドの若い男性。ベトナムで暮らしている。ドウック・ハンの兄。たくましい体格の弟と違い、ごく標準的な成人男性の体格をしている。サマリー症候群が発生し、それを恐れた人間に焼かれた村に住み、酒の... 関連ページ:ドウック・チアム

ダイナソーロイドの若い男性。ベトナムで暮らす医師。浅羽湊が娘の結を取り戻すのに協力する見返りに、鮎川裕司を同行していた白河旭、申竜と湊とで共有したいと申し出た。それがベストな判断だと考えていたのだが、... 関連ページ:シー・フエン

オーストラリアの先住民、アボリジニのダイナソーロイドの中年の女性。体格がよく、大きな声でしゃべる、陽気で親しみやすい性格をしている。浅羽湊のさっぱりした性格をかわいいと気に入り、鮎川裕司に一晩湊を貸し... 関連ページ:タイラ

集団・組織

関西系暴力団矢口組

高取が幹部を務めている暴力団。東京で八人の組員を浅羽湊に殺された事で、報復のために湊を探していた。

BAM

対ダイナソーロイドの特殊部隊。殉職した優秀な警官達で構成されている。ステイン・フォシュバーグが手掛け、実戦投入していた。以前の記録は抹消されてしまい、家族には殉職したものと伝えられている。メンバーはケ... 関連ページ:BAM

グローバー財団

アメリカの霊長類研究所が大規模化できた資金源となっている財団。LIVESと言うファーストフードのチェーン展開で巨額の資金を得ている。「オーガニック素材で全世界に健康を提供する」をうたい文句に、今世紀最... 関連ページ:グローバー財団

場所

遠藤ケミカル・メディカル・リサーチ・センター

大手製薬会社。鮎川裕司と柳沢杏子は、この会社の東北に所在する建物に勤めていた。九州にも支部があり、裕司はそこで研修していた期間もある。田所博士が陣頭指揮を執り、バイオエシックス、つまり生命倫理の観点か... 関連ページ:遠藤ケミカル・メディカル・リサーチ・センター

牛隈村

ダイナソーロイド達の暮らす村。浅羽湊が生まれ育っている。「石女のおがちゃ」と呼ばれる老女と、村長が村を取り仕切っていた。遠藤ケミカル・メディカル・リサーチ・センター東北から約100キロの位置にある。田... 関連ページ:牛隈村

安里島

ダイナソーロイドの村がある島。比嘉銀次が暮らしている。戦後急速に過疎化が進んだ事で、20年前までは無人島だったが、古老が琉球中のダイナソーロイドに声を掛けて呼び寄せて村を作った。この島には40人ほどの... 関連ページ:安里島

DIP社

バイオスフィアを傘下に抱える科学技術系のベンチャー企業。福井県に70年代に設立され、小国家並みの経済力を保持している。早くからホリスティック医療やバイオエレクトロニクスに着目し、地球規模の環境保全活動... 関連ページ:DIP社

ドラムヘラー

カナダのアルバータ州にある町。浅羽湊と鮎川裕司が暮らしていた。恐竜の骨が発掘された事で、道路標識から街で売っているお菓子の形まで恐竜を模し、観光の目玉として復興した町。リネアとその母親のグエン・バン・... 関連ページ:ドラムヘラー

その他キーワード

X症候群

世界的に猛威を振るっている謎の疫病。全米だけで10万人以上の感染者を出していると噂されていた。日本にもかなりの数の感染者が存在する。宇宙から来たウイルスとの説まで飛び交っていた。しかし実際は遠藤ケミカ... 関連ページ:X症候群

ダイナソーロイド

恐竜が進化した種族で、人とは異なる進化の道を辿った存在。己の意志で恐竜の姿に変身可能で、中には申竜のように翼竜に変身するものも存在する。興奮すると、自制が利かずに変身してしまう事もある。自分達でもいつ... 関連ページ:ダイナソーロイド

実験体

田所博士が手掛けた、ダイナソーロイドの繁殖に最適な生命体。鮎川裕司が実験体としてあてはまるが、裕司以外に成功例はない。最適なのは染色体XXYの男性であり、裕司は騙されて後戻りできない身体に作り変えられ... 関連ページ:実験体

サマリー症候群

ダイナソーロイドの間で流行っている熱病。罹患すると高熱を発し、変身を制御する機能が低下する。暴走してしまったダイナソーロイドが人を襲い、人類との対立が深刻化するきっかけとなったもの。人は既に抗体を持っ... 関連ページ:サマリー症候群

クレアシオン

サマリー症候群に効果がある血清。鮎川裕司と浅羽湊とのあいだに生まれた娘の結の血から、裕司が生成した。しかし、結はのちにグローバー財団にさらわれ、財団は血清のレシピを独占して流通を管理するようになった。... 関連ページ:クレアシオン

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