概要・あらすじ
大宇宙春彦が古い家で見つけたのは、アンドロイドのデイジー。甘いものが好きで、冷たい甘いものを食べると幼稚園の子供サイズに小さくなり、暖かい甘いものを食べるとグラマラスな少女に変身することができる。デイジーを手に入れようとしていたアンドリューや、犯罪組織ブラックバードに追われたりと、春彦とデイジーの波乱万丈な日常がスタートする。
登場人物・キャラクター
大宇宙 春彦 (おおぞら はるひこ)
デイジーのご主人様にあたる少年。幽霊屋敷と呼ばれる古い家に住んでいる。学校では大人しい優等生で通っている。デイジーのことが好きで、アンドリューやエニグマ・リドル、ウォルフガング・ミューラーの魔の手からデイジーを守るために戦う。
デイジー
アンドロイドの少女で、感情豊かで何にでも興味を示す。甘いものが好きで、冷たい食べ物を食べると幼稚園児サイズの小ささになり、暖かいものを食べるとグラマラスな少女に変身することができる。
アンドリュー
アメリカ出身の天才少年。当初はロックウッド財団ロボット開発研究所の所長代理として、デイジーを連れ去ろうとしていた。その後、正式に日本に留まることを許され、大宇宙春彦の家に居候している。犯罪組織「ブラックバード」にデイジーがさらわれた時は、春彦と共に彼女を助けに向った。
敷島 うらん (しきしま うらん)
大好きな大宇宙春彦のために料理を作るが、味は残念。暖かいものを食べて成長したデイジーを恋敵だと思っている反面、美少女のデイジーには勝てないのではないかと半ばあきらめている。
エニグマ・リドル (えにぐまりどる)
ロックウッド財団ロボット開発研究所から派遣された、デイジーを誘拐した男性。ロックウッド財団の命令を無視し、デイジーの解析を勝手に行おうとしていた。ちょっとオネエな口調でしゃべる。
ウォルフガング・ミューラー (うぉるふがんぐみゅーらー)
ボウマン博士の娘、マリアと恋仲であった男性。マリアを基に作られたデイジーをさらい、マリアに戻そうと企む。目的のためには手段を選ばず、マリアを取り戻すためだけに犯罪組織「ブラックバード」に加担している。
田村 (たむら)
ずっと学校を休学していたが、デイジーが学校に現れるようになってから復学した少女で、デイジーのことをつけ狙っている。学校関係者には何を考えているか分からないミステリアスな存在として認知されている。
拓也 (たくや)
手術を控えた病弱な少年。田村に手術をしなくてもいい方法があると言われ、その甘言に乗せられて犯罪組織「ブラックバード」の研究所に連れていかれた。天真爛漫な性格で、デイジーと初対面でも仲良くなった。
ボウマン博士 (ぼうまんはかせ)
デイジーを作った博士で、マリアの父親。デイジーをマリアに似せて作ったものの、デイジーにはちゃんとした主が必要だと思い、古い家の地下室にデイジーを閉じ込めていた。
マリア
ボウマン博士の娘で、デイジーの基となった少女。ウォルフガング・ミューラーと付き合っていたが、心臓に病を抱えており、デイジーの被検体となることを自ら選んだ。
集団・組織
ロックウッド財団 (ろっくうっどざいだん)
アンドロイドとロボット研究が盛んな財団。アンドリューはロックウッド財団の研究所の所長代理で、日本にいる間は彼が最高権力者となる。デイジーが大宇宙春彦から離れないことが分かった後は、デイジーの観察に努めている。
ブラックバード
悪事を手広く手掛けている犯罪組織。ウォルフガング・ミューラーもその一員。かつてはボウマン博士もこの組織に属していたことがある。