Telescope Diaries

Telescope Diaries

高校3年生の松本雪は大学進学を機に、兄の婚約者である中野幸とその弟の中野新とともに、同居生活を始めることになる。どこか謎のある2人との暮らしや、大学での新たな出会いを通じて、自分らしさを模索しながら成長していく雪の姿を描く。

正式名称
Telescope Diaries
ふりがな
てれすこーぷ だいありーず
作者
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概要・あらすじ

高校3年の春休み直前、4月に大学進学を控える松本雪は、高校を卒業して大学生になることがうまく実感できずに、不安を抱えていた。そんななか兄の松本圭が、雪と両親に婚約者の中野幸を紹介する。幸とその弟である中野新が、進学する大学の近くで2人暮らしをしていることを聞いた雪は、思わず「私もそこに住みたい」と口にしてしまう。

母親の後押しもあって、同居は驚くほどスムーズに決定する。初めて親元を離れて生活し、さらには個性的な大学の同級生と触れ合ううちに、雪は自分自身を見つめ直すようになる。

登場人物・キャラクター

松本 雪 (まつもと ゆき)

高校3年生の女子。推薦入試に合格し、青黄学院大学文学部に進学することが決まっている。大学進学を機に、兄の婚約者である中野幸とその弟の中野新とともに、大学近くのマンションで共同生活を始める。同性ながら幸に「一目惚れ」し、幸のファッションや考え方、ライフスタイル全般に憧れを抱いている。悩みは、自己主張があまりできず、流されやすい性格であること。 大学に入学してから、新の行きつけの喫茶店「カフェ・スピカ」で、ウェイトレスとして働き始める。

中野 幸 (なかの さきは)

松本圭の婚約者で、25歳の女性。輸入品を扱う会社でOLとして働いている。松本雪の憧れの存在。両親は別居しており、弟の中野新と暮らし始める前は、母親の家に住んでいた。

中野 新 (なかの あらた)

中野幸の弟で、青黄学院大学の付属高校3年の美少年。松本圭は、中野新が所属しているアーチェリー部のOBであり、幸と婚約する以前から面識があった。小学校6年生の時のある事件がきっかけで、女性に関するトラウマを負い、恋愛関係などで深く関わることを恐れるようになる。幸と暮らし始める前は、父親の家に住んでいた。

松本 圭 (まつもと けい)

松本雪 の兄で27歳の会社員。かつて青黄学院大学の付属高校を経て一浪して京都大学に入学しており、雪や母親からは「学歴だけが取り柄」と評されている。高校時代はアーチェリー部に所属していたため、中野新の部の先輩にあたる。

和田 茜 (わだ あかね)

青黄学院大学文学部1年の女性で、松本雪 の友人。マイペースな性格で、黄色いメガネやテンガロンハットなど個性的なファッションや、マニアックな映画などの珍しいものを好む。喫茶店「カフェ・スピカ」でウェイトレスとして働いている。

(まき)

青黄学院大学文学部1年の女性で、松本雪の友人。和田茜からは「マッキー」というあだ名で呼ばれている。冷静で頼りになる人物で、無口だが時にボソッと面白いことをしゃべる。

水島 (みずしま)

青黄学院大学理学部1年の男性。青黄学院大学の付属高校の出身。女性慣れしていそうな大人っぽい雰囲気がある。松本雪が時間を勘違いして間違った講義に出席した際に知り合い、喫茶店「カフェ・スピカ」でのアクシデントを機に急接近する。

渡辺 (わたなべ)

青黄学院大学文学部1年生の女性。松本雪とは語学の授業が一緒。美人でスタイルが良く、社交的な性格。ネイルの瓶をぶつけてしまったことをきっかけに知り合った水島を気に入り、アプローチを開始する。

(さかい)

青黄学院大学経済学部1年の男性。松本雪とは同じ高校出身で、2年生の時にはクラスも同じだった。高校時代はクールで、女子と話すことはほとんどなかったが、大学入学後に髪を伸ばし、軟派な印象となった。

(はら)

青黄学院大学文学部1年の女性。松本雪とは同じ高校出身で、大学には推薦入試で合格した。高校時代はおとなしくて地味な生徒だった。大学入学後はテニスサークルに入り、性格は以前と変わらないものの、服装が派手になった。サークルの友人からは「パラちゃん」と呼ばれている。

場所

青黄学院大学 (せいこうがくいんだいがく)

文学部、経済学部、理学部などを擁する大学。中野幸たちが住むマンションから私鉄で2駅離れた場所にあり、松本雪の実家からは電車で片道2時間かかる。付属の中高が男子校ということもあり、世間的には「チャラいお坊ちゃん大学」というイメージを持たれている。

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