曽田正人の代表作。18歳で消防士となった大吾が、千国市消防局の中央消防署めだかヶ浜出張所に配属されることから物語は始まる。火災で消防士に救助された経験を持つ大吾は、度重なる出動を通じて消防士としての責任と使命を学び、レスキュー隊への挑戦やハイパーレスキューへの選抜など、さまざまな活動に取り組んでいく。本作は消防士をテーマとした職業漫画で、実際の消防活動や救助技術を詳細に描写している。火災現場での救助活動、建物崩落や水難事故など、さまざまな災害における、消防士たちの連携プレーや救助技術が克明に表現されている。千国市という架空の都市を舞台に、消防組織の指揮系統や出動体制、各部署の役割、消防車両の種類、階級制度など、実在の消防組織を基にした設定が導入されている。小学館「週刊少年サンデー」1995年38号から1999年27号まで連載。1997年に第42回「小学館漫画賞」少年部門、1998年に第2回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞を受賞。劇場版アニメが1999年7月公開。テレビドラマが2004年1月から3月まで放送された。