大切なひとりの少女を殺されたふたりの少年による復讐の旅と、現代に生きる魔法使いたちの抗争が複雑に交錯しながら、ひとつの数奇な物語を紡いでいくファンタジーサスペンス作品。設定や伏線が綿密に練りこまれた推理ものとしてだけでなく、魔法を使った激しいバトルアクション、主要人物らによる心理戦やラブコメ要素も多分に含まれている。そのタイトルにもあるように、劇中にはシェイクスピア作品から数々の名句が引用されており、作品世界を効果的に演出している。なお、本作は3名の著者による共同作品。構成を左有秀、作画を彩崎廉、そして原作は推理漫画『スパイラル~推理の絆~』を手がけた城平京が担当している。