日本の伝統的な国技として長い歴史を持つ大相撲。11月には大相撲九州場所が開催される。それに合わせて、様々な個性を持った力士が登場する漫画を紹介しよう。
11月は大相撲九州場所開催。血湧き肉躍る相撲漫画特集!
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日本の伝統的な国技として長い歴史を持つ大相撲。11月には大相撲九州場所が開催される。それに合わせて、様々な個性を持った力士が登場する漫画を紹介しよう。
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主人公・坂口松太郎の豪快な人生を描いた相撲漫画。中学校で出会った憧れの女教師・南令子を追って、長崎から東京・両国の雷神部屋に入門した松太郎は、その傍若無人な性格が災いして、兄弟子たちと早速トラブルを起こす。しかし、部屋頭の猪ノ川にその資質を高く評価され、力士としての一歩を踏み出す。2014年に「暴れん坊力士!!松太郎」のタイトルでテレビアニメ化された。
もともと日本古来の神事であった相撲は、礼儀やしきたりが重んじられる伝統的な国技だ。そのため、力士にも気品と風格が求められる。しかし、本作の主人公で、荒駒の四股名を持つ松太郎は、人並み外れた体格と怪力を持ち、気に入らないことがあるとすぐに暴力に訴える破天荒な狼藉者。彼の怪力を見初めた雷神親方にスカウトされて雷神部屋に入門するが、やる気にムラがありすぎて、大型新人としてデビューしたにもかかわらず関取昇進もおぼつかない。それでも素直で明るい性格からどこか憎めない松太郎が、七転八倒しながら奮闘する中、力士としても人としても成長していく男一代記だ。
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弱小相撲部で、高校相撲日本一を目指す、主人公・潮火ノ丸(うしお ひのまる)と仲間たちの奮闘を描く少年漫画。火ノ丸は、小学生相撲では「国宝・鬼丸国綱」の異名で恐れられる少年だった。しかし、小柄な体格ゆえに、中学生相撲では活躍できなかった。そんな火ノ丸が、大太刀高校相撲部に入部したところから、物語が始まる。2018年にテレビアニメ化。
本作の主人公・潮火ノ丸は、大相撲の最高位「横綱」を目指す高校1年生。小学生相撲では、鬼気迫る立会いから「国宝・鬼丸国綱」と呼ばれ、将来を期待される逸材だった。しかし相撲は、柔道やボクシングとは異なり、体重別に階級が分かれていない。「重く大きい体」を持つ者が圧倒的に優位なのだ。160cmに満たない小柄な体格の火ノ丸は、角界入りしてプロ力士になることすら困難である。それでも火ノ丸は夢を諦めない。体格差から勝てなくなり、公式戦から姿を消した中学時代も、猛稽古に励んでいた。火ノ丸は、そうして鍛えた肉体を武器に、高校相撲に挑む。そして、石神高校の沙田美月や金森剛、栄華大付属高校の久世草介といったライバルたちに、真っ向からぶつかっていく。手に汗握る相撲の熱い魅力が伝わる作品である。
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日本に住む、正義超人「キン肉マン」ことキン肉スグル。彼が、人間支配をもくろむ悪魔超人や、究極の強さを身に付けた完璧超人と激しいバトルを繰り広げる、プロレス系格闘漫画。作中に登場するキャラクターの多くが、読者から公募したアイデアをもとに考案されている。1983年、1991年にテレビアニメ化。
本作には、相撲技を武器に戦う超人・ウルフマンが登場する。超人相撲の最高位である、横綱の称号を持つ。ウルフマンは、世界一の超人の座をかけて争う超人オリンピックに出場。キン肉マンと同じ、日本出身の超人として登場した。超人オリンピックの準々決勝では、必殺技「ルービックキューブ張り手」でキューブマンを圧倒。しかし、キン肉マンとの準決勝で、辛くも敗北を喫してしまう。この戦いをきっかけに、ウルフマンとキン肉マンの熱い友情が芽生えた。その後、ウルフマンは、窮地に陥ったキン肉マンを何度も救うことになる。さらに、悪魔騎士・スニーゲーターとの戦いで倒れたキン肉マンを、命を投げ出してまで救出した。ウルフマンは、人情に篤い快男児ぶりが魅力の超人力士である。
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大相撲の伝統や格式を真っ向から否定する横綱・播磨灘と、それに対抗する力士たちや相撲協会との闘いを描いた、破天荒な相撲漫画。横綱への昇進を決めた播磨灘。しかし、横綱としての記念すべき初土俵入りで、武者の仮面を被って登場。観客からのブーイングを浴びる。そこで、播磨灘は「負けたら引退する」と言い放つ。追い込まれた状況ながら、連戦連勝の山を築いていく。1992年にテレビアニメ化。
本作は、豪傑無双の主人公・播磨灘を、数多の力士たちがいかにして倒すのかということにスポットを当てた、異色の相撲ドラマだ。播磨灘は、初登場時に横綱に昇進している。そして、「1度でも負けたら引退する」「双葉山の69連勝を抜くのは自分だ」と豪語。それが相撲協会の怒りと憎しみを買い、幕内力士をすべて敵に回してしまう。多くの力士が、打倒・播磨灘を掲げて勝負を挑む。しかし、無類の強さを誇る播磨灘には誰も勝てない。敗北した後に播磨灘から容赦のない暴言を投げつけられ、引退する力士まで現れる始末だ。傍若無人の播磨灘だが、「絶対に負けない力士が横綱だ」という強い信念には、一点の曇りもない。力士の何たるかを体現する播磨灘の姿は魅力的だ。「呼び戻し」「吊り落とし」「櫓投げ」といった、現実では滅多に見られない決め技にも注目してほしい。
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暴力事件を起こしたことをきっかけに、相撲界を追われた大関・火竜。その息子・鮫島鯉太郎の成長を描いた、正統派の相撲漫画。鯉太郎は、かつて「史上最悪の悪たれ者」と言われた父の背中を見て育った。最強の力士になって、父の無念を晴らしたいと願っている。ある日、鯉太郎は、相撲巡業で訪れた幕下力士を倒したことで、空流親方にスカウトされる。そこから、鯉太郎の相撲人生が本格的に始まる。
本作の主人公・鮫島鯉太郎は、元大関・火竜の息子。必ず横綱になると言われていた父に、強い憧れを抱いていた。ところが、父は暴力事件を起こし、相撲界を追われる。その上、トラックに轢かれて帰らぬ人となってしまった。時を経て、空流親方にスカウトされた鯉太郎は、空流部屋に入門。父と同じ、力士への道を歩き始める。しかし、鯉太郎には、暴力事件を起こした父の悪評が常につきまとう。また、鯉太郎の強力なライバルとなる、王虎こと虎城剣一が登場。王虎は、火竜を角界から追放した元横綱・虎城の息子である。腹黒い本性を隠し、相撲界のヒーローになるという野望を叶えるため、鯉太郎の悪評を広めようと画策する。そんな状況でも、鯉太郎は、彼を「家族」として迎え入れ、時には優しく、時には厳しく接してくれる空流部屋の兄弟子たちに支えられ、自らの相撲道を切り開いていく。相撲を通じて父の呪縛と向き合う鯉太郎の姿に、思わず胸が熱くなる名作だ。
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