街中に現れるダンジョンのモンスターを退治する公務員の物語。泣き虫の少年・結凪悠真は、祖母に強くなりたいと相談をする。祖母は安定した収入こそ最強であり、公務員になれとすすめられる。成長した悠真は、公務員でありヒーロー的な活動ができるからと、各自治体に設けられた「異世界ダンジョン攻略課」に就職をし、ヒーロー目指し闘っていく。
本作は、半世紀ほど前から街中にダンジョンの入り口が顕現するようになった世界が舞台だ。各市区町村は、ダンジョン内のモンスターたちを駆除するため「異世界ダンジョン攻略課」略して「攻略課」を設置し、専門の職員を公務員として雇用していた。ヒーローに憧れて攻略課に就職した悠真は、先輩の代永天助と共にダンジョンへ挑む。天助もかつては、悠真のようにヒーローに憧れていた一人。しかし、ダンジョン内の闘いは平和な日常に暮らす人々とは無縁の世界で、誰にも評価されない仕事にすっかりやる気を喪っていた。しかし、人に認められずともヒーロー目指し奮闘する悠真の姿を見て、心を動かされる。だが、彼らの前には強力なモンスターだけでなく、公務員としての厳しい規律が立ちはだかっていた。
憧れのヒーローになった主人公の前途多難な日々を描いたコメディ&人間ドラマ。主人公の緑川リュウセイは、長年の夢がかなってヒーローチーム「ギガスクワッド」に就職し、「ギガグリーン」となった。だが、リーダーの「ギガレッド」が引きこもりとなり、レッドの不在をチームで埋めようとギガスクワッドたちは奮闘していく。
本作は、公務員のヒーローが、ヴィラン(悪役)と戦う世界だ。子供のころからヒーローにあこがれていた緑川は、正義の味方「ギガスクワッド」の基地に勤めることになり、晴れて憧れのヒーローの一員「ギガグリーン」となった。しかし、リーダーの「ギガレッド」赤井が、あまりにも多忙なスケジュールに押しつぶされて引きこもりになってしまう。残されたメンバーは協力し、何とかギガレッド不在の穴を埋めようとするが、彼らに様々な困難が立ちはだかる。ヒーローといえど公務員であるギガスクワッドは、活動の合間に仕事や訓練もこなさなければならない。ヒーローとしても社会人としてもまだ未熟な緑川が、そんなハードな日々を過ごしながら着実に成長していく姿が描かれている。
世界征服を目論む機関の構成員の闘いを描いたコメディ。腐敗した世界を正すために世界征服を目論む理想推進機関「アクロス」。その総帥イルパラッツォは、息切れしない世界征服のためとして、まずひとつの街から征服することを目指す。彼に忠誠を誓う主人公のエクセルは、この小規模世界征服のため日々奮闘する。1999年TVアニメ化。
本作に登場する公務員ヒーローは、主人公エクセルが所属する理想推進機関アクロスに対抗する「市街安全保障局」のメンバー。アクロスと安全保障局は組織としては対立しているが、安全保障局側にはアクロスをあまり本気で相手にしていない者や、アクロスの構成員に恋する者もおり、ただの敵ではなく複雑な関係を築き上げている。また、安全保障局は表向き市役所の一部署だが、その実情は組織を立ち上げた蒲腐(かばぷ)博士がその全権を握っており、半ば私的に使われている。さらに蒲腐博士が提供する武器は、安全性皆無の危険な武器で、市民からは「正義の公務員」ではなく「悪の組織」として扱われていた。
近未来を舞台にしたヒーローアクション作品。西暦2070年、科学の進歩により改造手術で人々は病や怪我を克服した。だが、それに伴い改造技術を悪用する者も出現し、そんな悪人たちから人々を護るため、政府が擁する正義の改造人間公務員「リーパーズ」がいる。見た目は美少女、実年齢は80歳のエミリィ・ストロベリィは信念の拳で悪を粉砕する。
本作に登場する公務員ヒーローは、正義の改造人間「リーパーズ」たちだ。リーパーズは、欲望のために改造人間になった者たちを成敗するのが仕事だ。だが、そんな彼らにはもうひとつ重要な役目がある。「悪の道に進んではいけない」と人々に広めるため、TV番組を通じて人々の人気者にならなければならない。主人公のエミリィは長年幼女向け番組の枠を持っているが、彼女の闘い方や信念は漢気に溢れ過ぎていて視聴率は伸び悩んでいた。しかし、エミリィ自身は人々を救うこと、悪を許さない信念のため邁進し視聴率などお構いなしで、そんな真っすぐな彼女を慕う者も多い。やがて、エミリィとヒーローたちの前に、一般市民や政府上層部をも揺るがすこの世界が抱える「闇」が立ちはだかる。
町おこしのためにご当地ヒーローになったエリート公務員の人間ドラマ。青里市はかつて観光客で賑わっていたが、近年はその人気も廃れ、このままでは市全体の存続も危ぶまれていた。そんな市役所観光課のメンバーが、町おこしのためにご当地ヒーロー「ガッテンダー」を制作することに。そのスーツアクターに選ばれたのは、役所一のエリートで結城真一だった。
本作に登場する公務員ヒーローは闘うわけではなく、「町おこし」で苦境にあえぐ故郷を救うために活躍する。主人公の真一は、東京で一流大学を卒業したエリートだが、母を想って故郷に戻り市役所に勤めている公務員だ。生真面目でクールな真一は、地方市役所の職員たちの緩さとは対照的。しかし、彼ら観光課の町おこしにかける気持ちは揺るぎはない。低予算の中、様々な工夫や伝手を頼りご当地ヒーロー「ガッテンダー」を制作することに成功する。真一は、ガッテンダーのスーツアクターとしてご当地物産展に出たり、青里市の四季を紹介するスチール画像の公開活動などを経て、徐々に知名度を上げていく。予算や人手不足など、公務員にとって悪の組織よりも手強い問題と戦いながら、ガッテンダーは町おこしのため奮闘する。