超古代文明を悪用しようとする勢力と、それを守る特殊組織「アーカム」との戦いを描いたSFバトル作品。主人公の御神苗優(おみなえゆう)は、高校生でありながらアーカムのS級工作員「スプリガン」として活動している。彼はその超人的な身体能力と技能を用いて、オーパーツを悪用しようとする者たちと戦いを繰り広げていく。1998年にアニメ映画化。
本作では、超古代文明が創造したオーパーツがさまざまな形で人類を脅かす。例えば、本作の第一話には、旧約聖書でソドムとゴモラの街を焼き尽くしたメギドの炎こと「メギド・フレイム」が登場する。これは「上空に巨大なレンズを生み出し、太陽光を収束して地上を焼き尽くす」という超兵器だ。これが暴走した米軍将校に乗っ取られ、奪還するために優が突入するところから物語は始まる。本作には他にも、神話上で語られる「賢者の石」や「ノアの方舟」などが、さまざまな超技術を用いたオーパーツとして登場をする。独特なSF的解釈で表現されるオーパーツの数々が魅力的な作品だ。
架空の世界を舞台に、少年少女がオーパーツを巡って旅をするファンタジー作品。ルビィは伝説のオーパーツを捜す旅の途中で、「世界征服を目指す」という少年ジオに出会う。ジオの中で眠る「サタン」という冷酷な第二の人格に振り回されながらも、2人は一緒に旅をする。
本作におけるオーパーツは、強大な力の源として認識されており、「O.P.T.」と呼ばれる適合者にしか扱うことができない特別なものだ。主人公の一人、ルビィは「伝説のオーパーツ」と呼ばれる存在を求めて旅をしている。彼女は、旅の途中でジオという少年と出会うが、彼の中には強力なオーパーツを持つ人格「サタン(ルシフェル)」が眠っていた。ひとたび彼が目覚めれば、強力な「O.P.T.」も返り討ちにしてしまう強さを持っている。なぜ、ジオにそんな人格が眠っているのか、サタンの目的は何なのか、壮大な冒険から目が離せない作品だ。
「ゴゥレム」と呼ばれる人型ロボット兵器によって行われる、国家間の大規模な戦争を描いたアクション群像劇。古代のゴゥレム「デルフィング」に登場した主人公ライガットは、その搭乗者として終わりの見えない戦乱に身を投じる。2010年に劇場アニメ化。
本作で登場するオーパーツは、主人公であるライガットが搭乗する「デルフィング」だ。この世界で兵器として運用されている巨大ロボット「ゴゥレム」は、人間が持つ「魔力」によって操作される。しかしデルフィングは古代の技術で作られた特殊な「アンダーゴゥレム」であり、魔力を持たないライガット以外の人間では動かすことすらできなかった。他のゴゥレムが使用する、魔力を使った銃器も利用できないため有用性が疑問視されていたデルフィングだが、その驚くべき運動能力や魔力を使わない追加武装の開発によって次々と戦果を挙げていく。魔力を持った人類を「不特定生物」として人類と認識していないことなど、まだまだ謎の多いオーパーツだ。
古代の大陸「レムリア」をめぐる壮大なSFロマン作品。長脇涙(ながわきるい)の幼馴染みである紀彦(ノン)は、「竜宮城に行く」と言って行方不明になった。ノンを待ち続ける涙だったが、ある時、彼女は自分が「レムリア」の女王が転生した存在であることを知る。
レムリアはインド洋に存在したとされる架空の大陸、つまり地名そのものがオーパーツだ。レムリアは、「竜宮城」や「ムー大陸」といった伝説の地と同一のものとされ、空洞になった地球の内部に存在する。主人公の涙を、幼馴染みのノンをはじめとした3人の若者たちが、レムリアを巡る壮大な陰謀に巻き込んでいく。やがて涙は、自分の前世であるレムリアの女王「ラ・ムー」としての記憶を取り戻していく。「地球空洞説」や世界各地の神話も取り入れた壮大な世界観が、冒険と伝説への憧れをかきたてる作品だ。
転生した戦士が、果てしない戦いを繰り広げるファンタジーバトル作品。主人公の九谷(くがや)ひたかの前に、突如、謎の怪物と前世の恋人だと名乗る武弥(たけみ)という少女が現れる。否応なく戦いに巻き込まれていくひたかだが、事態はひたかの家族や東京そのものを巻き込んだ壮絶な戦いに発展していく。
本作にはいくつかオーパーツが登場するが、そのひとつが、ひたかが所有していた「剣」だ。剣は、ひたかが「匣の住人」と呼ばれる謎の怪物に襲われたとき、彼の右腕から出現。「匣の住人」を撃退し、ひたかの命を救う。だが、この「剣」はただの武器ではなかった。言葉こそ話さないが意思を持っており、未熟な精神のひたかは取り込まれそうになってしまう。「剣」は、古代日本に存在したとされる金属「ヒヒイロカネ」によって作られており、所有者の代々の記憶を受け継いでいた。この「剣」や武弥が持っていた「鏡」、そしてヒヒイロカネの製法など、オーパーツをめぐる激しい戦いが繰り広げられる。