『からかい上手の高木さん』で大ブレイク！「山本崇一朗」オススメ漫画５選162 Pt.

「どうすれば高木さんをはずかしめられる!?」と次の手を考える西片に対し、どこ吹く風といった高木は、「消しゴム貸して、忘れちゃったの」と通常運転だ。しかも、消しゴムに好きな人の名前を書いて使い切ったら両想いになれるという話を始める。「今考えるとホント子供だよなー」と言う西片だったが、ニヤニヤしている高木の表情に、ひょっとして消しゴムに誰かの名前を書いていたかも、と不安になる。思わず自分の消しゴムを確かめる西片だったが、誰の名前も書かれていなかった、実は、これも西片をからかうための高木の作戦だった。実は高木は消しゴムを忘れてはいなかったのである。悔しがる西片に笑いを抑えきれない高木。西片と高木の関係性に「可愛くて悶える～」とネットで話題になった作品である。

「奴らは力が強く残虐性も高い。なめていると痛い目をみるぞ!!」という先生の言葉に怯えるくノ一たち。ツバキは「私一人で行ってもよいですか。私の班のことで他の人に迷惑かけるのも悪いですし…」と申し出るが、本音はまだ見たことのない男に対して興味津々だった。「必ず2人を捕まえて来い」と活を入れられたツバキは、無事にサザンカとアサガオを見つけ出したが、すんでのところで騙されて逃げられてしまう。怒ったツバキは「無理やりにでも連れて帰ります」と二人を追う。今度こそ二人をしっかりと捕まえて連れ帰ろうとしたツバキたちの前にあろうことか、あおい組の男らしき姿が。男を「ひと目見てみたい…」と願っていたツバキは果たして自分の欲望に勝てるのか。魅惑の山本ワールドがてんこ盛りの必見作品である。

キョンシーであるキョーコは人の何十倍もの力を持ち、血を定期的に摂取しないと生きていけない。頭につけているトレードマークの大きなリボンはお札の役目をしており、ほどけてしまうと理性が利かなくなってしまう。そんな特異体質の妹が学園で問題を起こさないようにケンジはわざと皆から一目置かれるヤンキーの振りをしているのである。事実、ケンジは自ら喧嘩を売ったこともないし、実は成績も優秀だったりする。しかし、「（キョーコの）名前を口にしてるのを聞かれただけでも半殺しらしい」との噂が立ち、キョーコはなかなか友人を作れない。一方でケンジもクラスメイトの日々野ハルカに片思いをしているが、不良気質を前面に出しているため彼女に思いを伝えることが出来ないでいた。

「そもそも怪獣なんてホントにいるわけない」と断言した仁美だったが、あろうことか二人の目の前でタマゴが割れ、中からトカゲもどきの生き物が現れる。「たべちゃうぞ! がおーっ!!」と叫ぶ割に外見がカワイイ生き物に姉妹は「なんか思ってたのとちがう…」と呟く。最初は飼うことに反対だった仁美も、お風呂に入れたりアイスを食べさせているうちにお互いに打ち解け「『友達』として一緒に暮らすならオッケー」と許可する。名前も「トカゲちゃん」に決まり、三人で楽しく過ごしていると、トカゲの切れた尻尾が急に再生する。その日の夜、トカゲは「このふたりと一緒にいれば早く成長できるのかもしれない…! 決して友達としてではない。怪獣として立派になるためにこの二人を利用してやるのだ」と決心した。かくして、姉妹とトカゲとの楽しい同居生活が始まった。

「強くはなってきてるけどまだまだだなー」と歩にわざとキツイ言葉を浴びせるうるし。勝負の最中、表情を一切崩さない歩の心を動揺させようとするのだが、「すごいですねセンパイは…こんなに将棋が強くて そのうえそんなにかわいいだなんて」と歩から超真面目な顔で返され、逆に頬を赤らめてしまう。歩に自分の事が好きだと告白させたいうるしは「私のこと好きって認めたら、抱きしめてチューしてやるぞ」と強攻策に出るも「集中したいので静かにしてもらえますか」と敢え無く撃沈される。しかしながら、歩の本音は「危なかった…もう少しで認めてしまうところだった」という状態だった。ファンの間では、作者の代表作である『からかい上手の高木さん』の男女逆バージョン作品として知られ、ラブコメ好きにはたまらない作品だ。