諦めない男たちのサクセスストーリー31 Pt.

逆境にもめげず、前向きに歩みを進める男の姿は美しい。

作成日時:2018-11-23 10:00 執筆者:マンガペディア公式

諦めない男たちのサクセスストーリー

出典:小学館

一口にサクセスストーリーといっても、その形は様々だ。企業内での出世、夢をつかみ取ること、あるいは過去を捨てて新たな人生を歩むこと。そんなそれぞれのサクセスに向かって、諦めずに進む男の物語を紹介する。


不遇の人生を送ってきた男が、生まれ変わるために立ち上がる姿を描いた、遅咲きの青春ストーリー。主人公・田西敏行は、中小玩具メーカーに勤める男性。妄想しがちで、努力をせずに人生を過ごしてきたダメな人間だ。そんな田西が、会社の同僚・植村ちはるに恋心を抱く。そこから、田西の人生は変わり始める。2010年1月に実写映画化、2012年7月にテレビドラマ化された。

本作の主人公・田西敏行は、生まれてから1度も努力をしたことがない。挫折の苦しみも勝利の喜びも知らない、典型的なダメ男である。田西は、カプセル玩具の景品を製造する会社で営業職を務めているが、成績はパッとしない。職場の同僚・植村ちはるとの恋路は、間の悪さと自らの優柔不断が原因で上手くいかない。その上、ちはるは、ライバル社に勤める青山貴博につまみ食いされて、妊娠する。怒りを爆発させた田西は、青山に決闘を申し込む。しかし、田西は敢えなく返り討ちにされてしまう。田西は、生まれてこの方、勝負する前に逃げ続けてきた、生粋のダメ男なのだ。しかし、この件をきっかけに、田西は新たな人生を歩んでいく。困難にめげそうになりながらも、泥臭く足掻いて、諦めず何度も立ち上がる田西の姿は、実にドラマティックだ。


コンビ漫画家・藤子不二雄をモデルに、実話と脚色を織り交ぜて描いた自叙伝的作品。主人公である満賀道雄と才野茂は、プロの漫画家を目指す少年だ。運命的な出会いをした2人は、互いに切磋琢磨しながら「まんが道」を邁進する。本作は『あすなろ編』『立志編』『青雲編』『春雷編』と発表された。続編に『愛…しりそめし頃に…』がある。1986年、1987年にテレビドラマ化された。

本作は、漫画家を目指す少年少女にとってバイブルとも言えるサクセスストーリーだ。主人公である満賀道雄と才野茂には、実在のモデルがいる。本作の作者である藤子不二雄Aと、藤子・F・不二雄である。漫画界のレジェンド2人の足跡を下敷きにした、自叙伝的作品なのだ。漫画家を目指す少年・満賀道雄は、転入した学校で、志を同じくする才野茂と出会う。すぐに意気投合した2人は、やがて「足塚茂道」というペンネームで合作をするようになる。高校卒業後はそれぞれ就職するものの、漫画家への道を諦めることはなかった。2人の合作による雑誌投稿を継続したのだ。その努力が実り、雑誌連載のチャンスを掴む。2人は程なくして、漫画1本で食べていく覚悟を決める。かくして2人は上京し、伝説のトキワ荘の住人たちと共に、漫画界に新風を吹き込んでいく。


『マッシュ』

出典:小学館

絵画を愛し、ひたむきに表現の可能性を追い求める少年の成長を描いたヒューマンドラマ。主人公の少年・マッシュは、南仏の港町で、似顔絵を描きながら画家を目指す少年である。酒浸りで暴力的な父親を、似顔絵かきの仕事で養っている。お金がないマッシュは、満足に画材も買えない。幼なじみの少女・ソフィーの献身と、街で開催された絵画コンクールによって、マッシュの境遇は変化の兆しを見せ始める。

本作の主人公・マッシュは、まさに諦めることを知らない少年だ。似顔絵以外の絵を描くことをを禁じる、狭量な父親の妨害にもめげない。マッシュは、健気に自分を支えてくれた少女・ソフィーの想いに応え、絵画コンクールで見事入選。パリにあるモンマルトル美術学院へ招かれる。喜び勇んでパリに到着したマッシュを待っていたのは、さらなる困難の連続だった。早々に入学許可証を盗まれてしまい、美術学院で門前払いの憂き目にあう。行く宛のないマッシュは、住み込みでレストランで働き始める。その後、なんとか美術学院に入学を許可されたものの、当初は絵を描くことすら許されない雑用の日々。絵を描けるようになっても、マッシュを快く思わない生徒による嫌がらせが続く。しかし、そんな困難を、マッシュは絵画への情熱と、創意に富んだ才能で克服していく。


大手電気メーカーで、己の信念を貫くサラリーマンの立身出世を描いた、作者・弘兼憲史の代表的なシリーズ作品。主人公である社会人男性・島耕作の役職が変わるごとに、タイトルが変化している。初期はサラリーマンの悲哀、オフィスラブを中心にした物語だった。しかし、島が出世するにつれて、グローバルな方向に変化していく。作品発表当時の経済および、政治状況が物語に織り込まれている。1993年から数度に渡りテレビドラマ化された。

本作は、漫画界でも指折りのサクセスストーリーといえる。主人公・島耕作は、課長を皮切りに、部長、取締役、常務、社長、会長と、出世街道を驀進。大手電機メーカー「TECOT(旧・初芝電器産業)」の頂点に昇りつめていく。初期は気楽なノンポリ気質だった島は、連載が進むに連れ、人間的にも成長。会社の派閥の力学に流されず、己の信念に従って行動する、一本筋の通った男となっていく。そのせいで、島は一時期地方に飛ばされもした。しかし、出世の道を諦めず、腐ることなく実績を積んで本社へ復帰する。社長を経て会長になった島は、日本経済の行方を左右する重要人物となっている。


『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』

出典:講談社

中国史の「史記」で語られる秦の崩壊と、秦崩壊後に起こった項羽と劉邦の戦いを、劉邦を支えた軍師・張良の視点で描いた大河歴史ロマン。秦の始皇帝による中国大陸統一から2年。故国・韓を滅ぼされた張良は、始皇帝を討つため滄海の村を訪れる。その道中で張良は、不思議な幼子と出会い、黄石と名付ける。さらに滄海の村で、万夫不当の兵・窮奇を得た張良は、始皇帝暗殺の計画を実行に移す。

本作の主人公・張良は、困難な状況にあっても諦めず、運命に抗い続けた人物だ。張良が挑むのは、中国大陸統一という大偉業を成した、秦の始皇帝である。張良は韓の宰相を務めた名家の出身だが、韓は既に滅び、彼が持つのはわずかな財産のみだ。張良はその財産を費やして、幾度となく始皇帝の暗殺を試みるが、ことごとく失敗する。圧倒的な強さを誇る戦士・窮奇による暗殺も、惜しいところで不調に終わる。そこで張良は、始皇帝の暗殺を断念。秦国そのものを打倒すべく、王の器を持つ者の軍師となることを志す。その王の器を持つ者こそ、後に漢王となる劉邦だ。しかし、劉邦には強力なライバルがいた。中国史でも屈指の武将にして覇王・項羽である。器は大きいが戦下手な劉邦を支えるため、張良はその智恵の限りを尽くしていく。


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