スタートとターンが決め手だ!競艇漫画オススメ5選31 Pt.

競艇をただのギャンブルだと思っていたら大間違いだ。競艇は立派なスポーツであり、選手たちを中心に日々いくつものドラマが生まれている。ここでは競艇の魅力を凝縮したオススメ漫画を紹介していく。漫画のわかりやすい描写と説明を通して競艇を学び、迫力のレースを楽しもう。

作成日時:2020-01-15 10:00 執筆者:マンガペディア公式

スタートとターンが決め手だ!競艇漫画オススメ5選

出典:小学館


『モンキーターン』

『モンキーターン』

出典:小学館

ボートレーサーとして成長していく若者を描いた競艇漫画。波多野憲二は、プロ野球選手を夢見る高校生だった。しかし体格に恵まれず、高校最後の甲子園予選もそれが原因で敗退してしまう。野球に対するモチベーションが下がってしまった憲二。そんな彼を、競艇ファンの担任とボートレーサーになった卒業生が競艇場に連れ出した。そこでモーターボートとその選手がくりだすモンキーターンに心を奪われた憲二は、野球選手ではなくボートレーサーを目指すことになる。2004年にテレビアニメ化。

モンキーターンとは、ボートを旋回させるスキルの1つだ。レーサーはボート上で立ち上がり、身体をぐっと前に傾け、船の外側を蹴るようにして回る。この高等技術を使いこなせれば、レーサーは減速しがちなターンを全速力で回ることができる。憲二はこのモンキーターンを見たことがきっかけで急速に競艇に惹かれていくことになり、ついにはボートレーサーを目指すため、競艇選手養成所に入所する。本作は憲二がボートレーサーとして一人前になっていく過程を通して、競艇というマイナーな部類に入るスポーツをわかりやすく描いた貴重な作品である。様々なレース経験やライバルたちとの交流によって、レーサーとしても人間としても成長していく憲二から目が離せない。


『ターニングレッド』

『ターニングレッド』

出典:小学館

競艇選手養成学校で奮闘する少女の成長を描いた長編少女漫画。中学生の凪辻紅(なぎつじこう)は、幼なじみの井沢蒼生(あおい)と同じ高校に進学し、ともに学園生活を送ることを夢見ていた。しかし蒼生は、高校にはいかずボートレーサーになると宣言。衝撃を受けた紅は、蒼生の目指すものを知ろうと競艇場を訪れ、レースの迫力に圧倒される。紅は自らもボートレーサーを目指して養成学校に入学することになるのだが、そこでは想像を絶する過酷な訓練が待ち構えていた。

紅と蒼生は赤ん坊の頃からの幼なじみで、何かと張り合って成長してきたのだが、そんなライバル関係は中学生になる頃には自然消滅していた。サッカーや野球など、どんな競技も男女で分けられてしまい、同じ土俵で勝負ができなくなったからである。紅は蒼生と競い合い隣に並び立つ方法を模索していたのだが、そんな彼女の前に現れたのがボートレーサーという選択肢だった。ボートレースには男女の区別がなく、蒼生と同じ場所に立つことができる。プロレーサーになるという目標を得た紅は、福岡県にあるボートレーサーの養成学校に入学するのだが、果たして彼女は蒼生とともにプロになることができるのだろうか。競艇選手の養成学校という、少女漫画では珍しい特殊な環境が描かれた作品だ。


『競艇少女』

『競艇少女』

出典:amazon

財閥のお嬢様がボートレーサーを目指す競艇漫画。ある日、速水財閥のお嬢様である速水晶は、借金取りに追われている男、三田村と出会い、成り行きで彼の趣味に付き合うことになる。三田村の趣味とは、競艇だった。ついていった競艇場で、晶は男性選手に負けない華麗な走りを見せる女性競艇選手を目撃。その姿に魅せられ、強い憧れを抱くようになる。憧れは、プロのボートレーサーになるという決意に繋がった。晶は家族の反対を押し切り、夢を叶えるために歩み始める。

令嬢だからと遊びに出ることも許されず、女の幸せのためにと婚約者まで決められそうになっていた晶。彼女は令嬢であること、女であることがこんなにも自分の自由の妨げになるのが窮屈に思えてならなかった。一度でいいからただの晶として、自分で選んだ好きなことにとことん打ち込んでみたい。そう夢見ていた晶が出会ったのが競艇だった。令嬢だから、女だからと色々なことを押しつけられてきた晶にとって、男女が一緒にレースすることができる競艇は、理想そのものだった。しかし現実は厳しいもの。ボートレーサー研修所に入った晶を待っていたのは、徹底した男女差別だった。本作は競艇の魅力とともに、女性がレーサーとして活躍することの難しさと、それを乗り越えた時の達成感を描いた作品である。


『透明アクセル』

『透明アクセル』

出典:講談社

競艇ブームを巻き起こそうと画策する広告代理店の裏側を描いた、競艇ビジネス漫画。大物演歌歌手の息子である青木智也は、コネで広告代理店に入社し、競艇の営業担当になった。コネで入社したからには、きっちりと結果を残して会社に恩を返さなくてはいけない。青木はフィギュアスケート選手であった山田麻美にボートレーサーへの転向を提案。彼女のドキュメンタリー映画を制作し、競艇ブームを生み出すことで会社の利益を上げようと画策する。

青木は元々、広告代理店に入社するつもりなどなかった。営業としてのノウハウなど知らず、担当となった競艇についての知識もゼロ。そんな彼を指導するのが、上司の宮本律子だ。実は、最初にフィギュアスケート選手をボートレーサーに転向させるという案を出したのは彼女だった。実際に選手に会って口説き落とすのを任されたのが青木だったのである。新入社員には荷が重すぎるように思えるし、実現も難しそうな宮本の計画だったが、青木は自身のコネを利用しながら計画を実現させていく。本作は競艇選手のドラマではなく、いかにして競艇ブームを巻き起こし利益を上げるかというビジネス面にスポットライトを当てた作品だ。従来なかった新たな視点から、競艇界を見てみよう。


『ターンマークの鷹』

『ターンマークの鷹』

出典:amazon

暴走族のリーダーがボートレーサーとなって因縁のライバルと激突する、熱血青春競艇漫画。主人公の一条剛介は暴走族のリーダーだ。ある日いつもの通りバイクを走らせていた剛介は、颯爽とスポーツカーを乗りこなす男、本郷隼人に出会いチキンレースをすることになる。結果は剛介の負けだった。負けたままでは引き下がれない剛介は、本郷がボートレーサーであることを知り、再び彼と戦うべく、自身もボートレーサーになる道を選択する。

いきがって夜道を暴走する男と、金がかかったレースに出場するプロのボートレーサー。勝負は最初から見えていた。剛介は本郷に得意のチキンレースで挑んだのだが、彼のドライビングテクニックの前にあっさりと敗北してしまう。本郷は車の免許を3日前に取得したばかりで、まだ20キロも走っていなかったというのだから驚きだ。後日、剛介は仲間とともに本郷を探し、彼がボートレーサーとして活躍しているという事実を知る。本郷のレースを見た剛介はその迫力に圧倒された。自身のプライドと競艇の魅力に背中を押され、剛介はボートレーサーになることを決意。それまでの仲間と別れて研修所に入る。剛介と本郷の再戦は実現するのか。男の意地と意地がぶつかり合う、熱い展開が魅力の作品だ。


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