自己の能力だけでなくエンジンも操る能力を必要としる難しいモータースポーツ。このドラマチックであり、総合力の問われる世界を描くお薦めマンガ作品を7つ紹介する!!
迫力のレースシーンをいかにマンガで表現するか……。そんなモータースポーツを描く秀逸の7作品をここに紹介!!
出典:Amazon.co.jp
自己の能力だけでなくエンジンも操る能力を必要としる難しいモータースポーツ。このドラマチックであり、総合力の問われる世界を描くお薦めマンガ作品を7つ紹介する!!
天才ドライバーの主人公「赤木軍馬」がF1レーサーを目指し、幼馴染でエンジンチューンの天才「大石タモツ」と供にレースの未知を突き進む。一方でライバル「聖一人」や「赤木軍馬」の実家との確執なども描かれ、人間ドラマとしても厚みのあるモータースポーツ作品となっている。主人公の口癖「何人たりとも俺の前は走らせねぇ!!」は有名で、主人公の性格をも表している名台詞でもある。今時、主人公のような破天荒な行動は敬遠される事も多いが、レースへの熱意、勝利への執念、他を顧みない真っ直ぐな信念はこの作品の読み応えになっていて、作品の古さを感じさせない。熱い心を失っている人はこの作品を読んで再燃焼して欲しい。また、続編に『F REGENERATION 瑠璃』、『F FINAL』もある。
小学4年生の主人公「平勝平太」が父親から手製のレーシングカートを与えられたことをきっかけに、その魅力に惹き込まれ、本格的にカートレースを始める。チームメイトとの交流やライバルたちとの勝負を描くカートレース物語。また作中で主人公が小学生から高校生に成長する過程も描かれている。比較的、誰でもレースをしやすい「カート」に脚光を浴びせているのが秀逸で、そのレースシーンの迫力満点の画力にレースマンガの醍醐味が感じられる。主人公の人間的な成長とレースの駆け引きの成長も分かりやすく描かれていているため、レースの面白さがストレートに伝わってきて、カートレースがしたくなってくる秀逸の作品と言える。
この作品の主人公「風見潤」は車のチューニングショップに勤める整備士であり、ドライバーも務める。このチューニングショップ「メカドック」に訪問する客やライバル店との交流を描きつつ、レースにも参加するレースマンガでもあり、メカニックの奮戦記でもあるチューニングショップを主軸に置いている舞台設定が目新しく、面白い。また、主人公のチームよりライバルチームの「那智渡」や「渡辺俊光」などのイケメンといぶし銀のキャラクターたちの方が人気が高いのも面白い。他にも、当時の市販車の紹介や車の基本構造などのウンチクもあり、勉強になる。絵柄は迫力を重視するよりは綺麗で洗練された画で読みやすい。真の車好きが納得・実感しながら親しみやすく、楽しく読める作品になっている。
この作品の主人公「キリン」は本名を明かしていない中年ライダーである。数々の公道でのバイク事故を経験し、スポーツカーに対する嫌悪感を持っている。そんな中、「ポルシェ911カレラ」に乗る男「橋本」と出会い、高速道路でのバトルを約束する。主人公は往年の名車「スズキGSX1100S(カタナ)」に乗り、バイクVSスポーツカーのバトルを描く公道レース作品。のちに主人公が変わり「2代目キリン」も登場するが、主軸はこの一騎打ちレースとなる。最新最強の車両ではなく、ひと世代前のバイクと車を選び、レースするのも全盛期を越えた中年男性と言う設定が渋い。そしてレース中に主人公の過去を少しずつ思い出す形で描く手法も年輪を重ねてきた人生の深みが感じられ、大人の世界を味わえる。ちょっと憧れる世界観ではあるが、公道レースはマンガだけの話としておきたい。
この作品の主人公「藤原拓海」は高校生だが、親の営む「藤原とうふ店」の配達で車を運転し、卓越したドライビングテクニックを持っている。しかし、車や勝負事には感心がなく、喜怒哀楽にも乏しい人物。後に友人「武内樹」や先輩の「池谷浩一郎」のクルマ好きな仲間に触発されて、峠道の公道レースに参加するようになって行く。その中で愛車「AE86トレノ」を運転し、多くの公道レースで勝負をして行く公道バトル作品。サーキットとは違う公道レース独特の難しさやテクニックもあり、一筋縄ではいかない。その意外性やレースの駆け引きが面白い。また多くの登場人物にもそれぞれの思考や思惑があり、勝つ事だけが全てではないのも公道レースの魅力として描かれ、奥深い。主人公が当初は受け身で成り行きでレースをしているが、徐々に主体性や本気さが出てくる人間的成長も忘れず描き、車より人間が主役である事を再認識させられる。また主人公の父「藤原文太」の存在が意外な重要ポイントにもなっている。
この作品の主人公「轟源」はフリーのラリーレーサー。レース結果は良くないがレース技能はトップクラスの主人公が新たにラリーレースチームと契約し、新天地で勝負に挑むラリーレースの世界を入念に描く物語。日本ではマイナーなラリーレースの世界を分かりやすく紹介している秀作でもある。これは作者「新谷かおる」の博識とこだわりとが発揮された証であり、内容も社会的国際的な問題や課題も盛り込み、とにかく内容が濃い。絵柄もメカの描写に定評のある作者だけに非の打ち所が無い。惜しむらくは、完全なハッピーエンドではなく、もう少し続きが残っている感があり、続きが読みたくなってしまう消化不良感がある。しかし、現実・世の中は厳しい。これもリアルな現実として受け止めるのも読み手のマナーと言える。
主人公の「波多野憲二」がボートレーサー養成学校からプロになり、多くのボートレースで勝負を繰り広げるボートレースマンガ。公営ギャンブルである「ボートレース」の選手の立場を描いた稀有な作品で、ボートレースに関する知識や情報がふんだんに盛り込まれていて、初心者にも分かりやすい。全国24ヵ所あるボートレース場の全ても紹介していて、作者の取材力、観察力、ボートレースに対する愛情が感じ取られる。時代背景から現在とは異なるルールや規定もあるが、ボートレースを知るにはこの作品を読むのが近道とも言える「バイブル」的存在の作品となっている。なお、タイトルの「モンキーターン」はボートがターンする際にレーサーが立ち乗りで重心を移動させ、高速で旋回する高等テクニックを意味している。
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