原作がライトノベルのアニメ作品も多いが、世の中にはまだまだ小説が原作のアニメが存在する。小説が苦手でも、アニメから入れば原作を読みたくなるかもしれない。
秋といえば“読書の秋”ということで、今回は小説が原作のアニメ作品を紹介する。
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原作がライトノベルのアニメ作品も多いが、世の中にはまだまだ小説が原作のアニメが存在する。小説が苦手でも、アニメから入れば原作を読みたくなるかもしれない。
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1000年後の日本、人類は「呪力」と呼ばれる念動力を身につけていた。人口3000人ほどの町「神栖66町」に住む12歳の少女「渡辺早季」は、ある日同級生たちと町の外へ出かけ、とある図書館に辿り着く。そこには禁忌とされる重要な情報が眠っており、彼女たちはこの平和な暮らしが仮初めのものだと気付くのだった……。本作は、「貴志祐介」による小説作品をアニメ化したもの。主人公「早季」をはじめとした子どもたちは、ストーリーが進むにつれ成長し、平和から様々な抗争や厄災に巻き込まれていく。独特の世界観、予想外の展開、回収される伏線の数々は、視聴した人に大きな衝撃と影響を与えるだろう。
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サーカスの空中ブランコ乗りである「山下公平」は、ブランコから落下することが多くなり、不眠症を患っていた。妻のすすめで精神科を訪れるが、そこで出会ったのは着ぐるみ姿の精神科医「伊良部一郎」だった。果たして、「公平」の悩みは解消されるのか?本作は「奥田英朗」による「精神科医・伊良部シリーズ」が原作のアニメ。特に目を引くのは、独特な演出手法である。「伊良部」をアシスタントする看護師「マユミ」が全身実写映像で登場するなど、実写とアニメの融合が不思議な世界観を演出している。変わった手法をとる、珍しいアニメではないだろうか。
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短槍使いの女「バルサ」は、旅の途中で訪れた「新ヨゴ皇国」にて、川に流された第二皇子「チャグム」を救う。彼は、人間の世界「サグ」と平行して存在する精霊の世界「ナユグ」の「水の精霊」に卵を産みつけられたため、父帝に命を狙われていたのだった。「チャグム」の母から用心棒の依頼を受けた「バルサ」は、彼と共に宮から脱出したのだが……。原作は、「上橋菜穂子」による異世界ファンタジー小説。一生経験することがなかっただろう生活と交流を経て成長していく「チャグム」と、彼に出会ったことで自身にも変化が訪れる「バルサ」の姿が印象的だ。和風ファンタジーと成長物語が好きな人には楽しめるかもしれない。
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農学部に所属する大学3回生の「私」は、バラ色のキャンパスライフを夢見ていたが、社交性を身に付けてこなかったために何の成果もない2年間を送ってきていた。今日も彼は貸しアパートの四畳半にて後悔する。もしもあの時違うサークルを選んでいたならば……、と。
本作は、「森見登美彦」による小説が原作のアニメ。大学1回生で選んだサークルで、自分のキャンパスライフがどうなっていたのか、その可能性を描く物語。アニメは小説を参考に組み直され、10パターンの並行世界を描いた。また、表紙を担当したイラストレーター「中村佑介」の絵柄でキャラクターが描かれているところも面白い。きっと、原作を知る視聴者を歓喜させたことだろう。
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物事に自ら進んで関わろうとしない“省エネ主義者”「折木奉太郎」は、海外にいる姉の手紙に従い、姉が学生時代を過ごした「古典部」に廃部回避のため入部した。そこで出会ったのは、好奇心旺盛な少女「千反田える」。彼女が発端となり、「奉太郎」は「古典部」が毎年制作していた文集に秘められた45年前の真実へ迫ることとなる。
本作は、「米澤穂信」による「〈古典部〉シリーズ」の第1作にあたる。日常の謎を解き明かす推理小説であり、青春・恋愛といった要素も含まれているので推理以外のストーリーも十分楽しむことが出来る。これを聞いて「わたし、気になります!」と作品に興味が湧いた方は視聴をおすすめする。
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