女子高生の佐藤夢子(ゆめこ)、自称ユメ。本当にワガママで、だらしない女の子。学校ではおしゃれ大好き、きれいなもの、カワイイものが大好き。そんな女の子らしい姿を見せているが、自宅に帰るとすごくだらしない。部屋の片づけもしないし、当然親の言う事も聞かず宿題もやらない。
ユメは、物語の主人公というよりも、ある意味リアルな女の子なのだ。
そんなユメが暮らしているのが三日月団地。
幼馴染で親友の七緒(ななお)に、小さい頃「何だかお化け屋敷みたいだねー」と言われた事から、団地コンプレックスを持っている。ちなみにユメが言うところによると、ウルトラハイパー大っっっ嫌い、だそうだ。たしかに古くて、ボロくて、いつお化けが出てもおかしくない雰囲気を持っている。ユメは大きくなったら、必ずこの団地を出ていってやる! と決意しているのだった。
そんな三日月団地。屋上がちょっと変わっている。屋上に庭園があるというとなんかこじゃれた感じがするが、どちらかというと、屋上にうっそうとした森が広がっていると言う方が正しい。そしてその森の中には小さな小屋があり、団地の管理人である男の子、木陰(こかげ)くんが住んでいる。
屋上の森に小屋を作って住んでいる事自体が普通ではないのだが、さらに普通でない事に、木陰くんは魔女だったのだ!
月刊YOUにて連載中、現在コミックは最新第2巻まで発売中。