母なる海が舞台の漫画オススメ5選
36 Pt.

ダイビングから海難救助まで、海を舞台にした漫画を紹介

作成日時:2019-03-19 10:00 執筆者:マンガペディア公式

母なる海が舞台の漫画オススメ5選

出典:小学館

レジャースポットとして人気の海。美しくて楽しい場所だが、時として自然の猛威を思い知らせるような、凶暴な素顔を見せる。楽しいダイビングから海難救助まで、海を舞台として、そのさまざまな姿を描いた作品を紹介しよう。


『我が名は海師』

出典:小学館

サルベージという、日本ではあまり馴染みのない、海を舞台にした仕事がテーマの職業漫画。海上保安庁の潜水士になった主人公・難波麟太郎(なんば りんたろう)は、出勤初日に父親の訃報を聞く。駆けつけた故郷で受け取ったのは、多額の借金とサルベージ業の跡継ぎの道だった。『海猿』の原案を担当した小森陽一の原作による作品。

本作で描かれているのは、海が舞台の仕事となる、サルベージ業だ。サルベージと聞くと「沈没船の引き上げ」といった作業が思い浮かぶかもしれない。しかし本作でスポットが当てられているのは「沈みそうな船から船や積み荷を救助する」というサルベージだ。主人公・難波麟太郎は、新米の海上保安庁潜水士。父はサルベージ会社の社長だったが、麟太郎はサルベージ業を「人の不幸につけ込む仕事」と嫌っていた。しかし父の急逝を機に、多額の借金とサルベージ稼業を継ぐことに。嫌いだった仕事をすることになった麟太郎だが、徐々にサルベージ業の重要さを理解していく。そして業界のさまざまな人々と交流し、一人前のサルベージ屋に成長していく姿を描いている。


『人魚姫のごめんねごはん』

出典:小学館

心優しい人魚姫が、「お友達」をおいしく頂いてしまう、海の底のお魚たちの王国と、人間世界の料理店を舞台に繰り広げられるブラックコメディ。海と魚を愛する人魚姫・エラ。釣られてしまった仲間の供養のために訪れた地上で、エラ姫が口にしたのは、禁断の味・魚料理。いけないと思いつつ、供養のたびに魚料理に舌鼓を打ってしまう。

人魚姫と「ごめんね」ご飯。この字面で「あっ」と察したあなた、正解だ。主人公・エラは、深い海の底にあるお魚たちの王国の人魚姫だ。エラ姫は人間に釣られた仲間・鰹男を供養するため、地上の魚料理店に向かう。エラ姫が祈りを捧げて帰ろうとすると、他の客から料理を食べないと「釣られたカツオも成仏できねぇ」と言われてしまう。弔う気持ちで料理を口にしてみたら、これがおいしかった! 以来、エラ姫は、供養に赴くたびに、成り行きとはいえ魚の料理を食べてしまう。刺身や寿司といった数々の魚料理が登場し、それを食べてしまうエラ姫の、オーバーリアクションにブラックな笑いが止まらない。彼女はこのままお友達を食べ続けるのか、ハラハラドキドキが止まらない作品だ。


伊豆の美しい風景と海を舞台に描かれる「日常、ときどきダイビング」漫画。伊豆の海で育った「ぴかり」と、東京から引っ越してきた「てこ」は、同じ高校に入学し、一緒にダイビング部に入部する。2人が美しい伊豆の街と海で、四季折々の日常生活とダイビングを楽しんでいく様子を描いている。2016年から2期に渡りテレビアニメ化された。

主人公の「ぴかり」こと小日向光(こひなた ひかり)は、日常や海の中の素敵なことを探す達人。タライに溜めた空気を吸いながら、海の中でのお昼寝を試みたりする。東京から引っ越してきたばかりの「てこ」こと大木双葉(おおき ふたば)は引っ込み思案な性格だったが、ぴかりに感化されて、ダイビングの世界に足を踏み入れていく。観光地として人気の高い伊豆の街と海を舞台に、女子高校生のたわいない日常を、独特な視点とタッチで描き出している。特に、楽しくて素敵な海の描写は必見。伊豆の海とダイビングの魅力を余すところなく伝える作品だ。


『あくあわーく』

出典:竹書房

海の人気者が勢ぞろいの水族館を舞台に、個性豊かなスタッフたちが魚や海獣たちと交流を繰り広げる、水族館の日常を描いた4コマ漫画。主人公の新米スタッフ・小坂ナナは、魚が大好きだけどカナヅチ。しかし、なぜか魚には好かれる「魚運」体質の持ち主だ。ナナは、凄腕潜水士・深溝カヅキに指導を受けながら、一人前のスタッフになるために奮闘していく。

夢海水族館に就職希望者としてやってきた主人公・小坂ナナ。魚が大好きな彼女には、「カナヅチ」という、水族館職員としては致命的な欠点があった。しかし、魚にはなぜか好かれるという天賦の才も合わせ持っていた。先輩職員で凄腕の潜水士・深溝カヅキは、ナナの才能を見抜き、指導者役を買って出た。熱心なカヅキの指導もあって、ナナはボンベありなら何とか泳げるようになり、無事に水族館に就職する。この作品の舞台は水族館だ。水族館には世界中の魚だけでなく、ペンギンやアザラシといった海獣もいて、海の魅力のすべてを凝縮した場所である。普段は目にすることのない、水族館の舞台裏も詳しく描かれているので、魚好き、水族館好きな人にはより一層楽しめる作品となっている。


瀬戸内の海を舞台に人魚の極道が巻き起こす、ハイテンション・ラブコメディ。主人公の中学生・満潮永澄(みちしお ながすみ)は、海水浴中に溺れて、人魚の少女・瀬戸燦(せと サン)に助けられた。祖母の家に戻った永澄のところに、燦が訪ねてきて、「永澄さんのお嫁にして下さい!」と言う。同居することになった2人だが、燦は人魚の極道の娘だった。2008年にテレビアニメ化された。

人魚に助けられた人間と、その人魚が恋仲になる。一見、王道の人魚姫物語だ。しかし、この作品は単なるラブロマンスではない。瀬戸内海に人魚が棲んでいるというだけでもなかなか突飛な設定だが、その人魚たちが極道だったというのは、さらに斜め上をいっている。溺れかけた主人公・満潮永澄を救った人魚の少女・瀬戸燦。彼女は、「身内以外の人間に人魚のことを知られてはならない」という人魚の掟を守るため、永澄と結婚することを決意する。しかし、娘を溺愛する父・豪三郎は、すきあらば娘を取り戻そうと、組をあげて永澄を狙う。人魚で、しかも極道という、燦の身内が巻き起こす騒動に、周囲が振り回される様子が笑いを誘う。「“任侠”と書いて“にんぎょ”とよむきん!」と啖呵を切る、燦の任侠の娘らしいかっこよさも魅力だ。


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