100巻以上続いているマンガはどのくらいあるのだろうかと、気になった事はないだろうか。今回はその中から発行巻数上位5作品をピックアップして紹介する。
読み応えたっぷり! 100巻以上続いているマンガの発行巻数上位5作品を紹介する。
出典:Amazon.co.jp
100巻以上続いているマンガはどのくらいあるのだろうかと、気になった事はないだろうか。今回はその中から発行巻数上位5作品をピックアップして紹介する。
「秋元治」原作。1976年から2016年まで「集英社」の『週刊少年ジャンプ』で連載された国民的人気のギャグマンガ! 発行巻数が多い単一マンガシリーズでギネス世界記録を保持している。コミックス累計発行部数は1億5650万部という、日本の人口より多い数字を出している。ストーリーは「亀有公園前派出所」に勤める型破りな警察官「両津勘吉」が周囲の人間を巻き込み、大騒動を繰り広げる日常を描いたものだ。「両さん」の愛称でみんなに親しまれる「両津勘吉」。彼の魅力はどんな大きな失敗をしても、いつも明るく前を向き、自分の思う通りに生きている、堅苦しさを感じさせないところだ。大人になればなる程、思い通りに生きるのは難しい世の中。だが、そんな窮屈な世の中を覆すような事に次々とチャレンジし、成し遂げていくのが「両さん」なのだ。そんな彼の活躍を楽しみに読んで来た人は多いのではないだろうか。だからこそ、長い間、親しまれた長寿作品になっているといえる。ストーリーもハチャメチャに「両さん」が破壊しまくる話から、ほろりとする人情話まで幅広く、笑いあり涙ありの作品。連載が終了し、「両さん」に会えないのが寂しいと思った読者は大勢いるはずだ。最終巻の200巻は2016年9月17日に発刊。
「さいとうたかを」原作。1968年から現在も小学館の『ビックコミック』で一度も休載する事なく今も連載中。その連載数は、なんと1000回以上。連載45周年の時(2013年)には記念のイベントも盛大に行われ、人気マンガ家63人が『ゴルゴ13』のイラストを描いてお祝いしている。ストーリーは国籍、年齢、本名のすべてが不明の超一流スナイパー「デューク・東郷」の活躍を描いた劇画になっている。本作の面白さは何と言っても、スケールの大きい世界観だ。「デューク・東郷」は宇宙でも仕事をしていて、「CIA」からキラー衛星の破壊を依頼される。そのため「デューク・東郷」は宇宙空間に行き、弓でキラー衛星を打ち、衛星を軌道から外すという神業を見せている。このとんでもない離れ業は、一歩間違えばギャグマンガのように見えてしまうが、説得力のある劇画でリアリティを感じさせてくれる。またストーリーも多数の脚本協力者がいる為、多岐にわたっている。そんな所が、読者を飽きさせない秘訣ではないだろうか。最新刊の183巻は2016年12月5日に発刊。
原作「天王寺大」作画「郷力也」。日本文芸社の『週刊漫画ゴラク』で1992年から現在も連載中である。第1巻から100巻までは史上最短で到達している。幼少時代に裕福な家庭で育った主人公の「萬田銀次郎」は、いろんな困難にぶつかり貧困地区に堕ちてしまう。そこで「長老」をはじめとする様々な人たちに、政治、経済、礼節などを叩きこまれる。その後、金貸しの師匠「矢吹金造」に金融のイロハを習い、「萬田銀次郎」はミナミで「萬田金融」を開き、高利貸しを営んでいく。物語は「銀次郎」にお金を借りた人たちとのやりとりとなっている。お金に対する人間の欲がむき出しに描かれていて、現実味のある描写が本作の魅力である。泣いて金を借りた男は別人のように開き直って、返済を守らなかったり、夜逃げしたりと、借りた側の図々しさも描かれている。しかし「銀次郎」は必ず回収する。決して暴力に訴える事はなく、知恵を使って、取り立てが無理そうな相手からもきっちりと取り戻す。その様子は実にスマートで美しいほど。そして、「ミナミ鬼」とも呼ばれる「銀次郎」は、騙した相手には容赦なく型にハメこみ、退治する。そういう勧善懲悪のスタイルも本作の面白さとなっており、長寿作になった魅力の一つではないだろうか。「竹内力」主演でVシネマ、映画化されている。また、千原ジュニア主演でテレビドラマ化もされている。最新刊の140巻は2016年12月10日に発刊。
「うえやまとち」原作。講談社の『モーニング』で1985年から2017年現在まで連載中の長寿作品。2015年には「第39回講談社漫画賞特別賞」が贈られている。内容はプロ級の料理の腕を持つサラリーマン「荒岩一味」が料理をふるうグルメマンガである。料理マンガによくある料理勝負ではなく、家族の絆や、子供の成長など、ほのぼのとした日常を描いた人情話が中心になっている。紹介されている料理は豪華な料理ではなく、スーパーで買える身近な素材が材料となっており、簡単に再現する事ができるのも特徴だ。それは原作者自らが紹介したレシピを料理しているから出来る事であろう。そして、作中の子供たちが成長していくのを読むのも楽しい。小学生だった「荒岩家」長男の「まこと」も大学生になり、就職先も内定している。そして、「まこと」の妹の「みゆき」も連載当初は赤ちゃんだったが、小学校の高学年まで成長している。過去に登場した登場人物もしっかり年をとって再登場したりと、時間の流れが作中には描かれている。読者も一緒に時間を感じる事ができるあたりも長寿作品となった魅力の一つだろう。最新刊140巻は2017年3月23日に発刊予定。
「森川ジョージ」原作。1989年から「講談社」の『週刊少年マガジン』で2017年現在も連載中。ボクシングを題材にしたマンガで、母子家庭でいじめられっ子の主人公「幕之内一歩」がプロボクサーとして、そして人間として成長していく話である。ボクシングマンガの主人公としては、よい子過ぎる「一歩」だが、それが本作の魅力ではないだろうか。「一歩」は釣り船屋の家業を手伝い、学校ではいじめられっ子だが反撃などしないという、闘争心が見えない穏やかな少年だった。しかし、「強くなりたい」「プロボクサー」になりたいという強い気持ちでボクシングを始める。「一歩」の素直で真面目な姿勢が、ボクサーとしての才能を開花させていく。そんな主人公の成長過程をそばで見守っている気分にさせてくれる物語。「一歩」の頑張りに勇気をもらってきた読者は沢山いるはずだ。見どころは何と言っても、ボクシングシーン。作者自らボクシングジムの会長をしているだけあって、迫力あるボクシングシーンが描かれている。そして、主人公だけではなく、脇役、ライバルたちのエピソードも抜かりなく描かれるその奥深いストーリーも長寿作品になった魅力の一つであるだろう。最新刊の117巻は2017年3月17日に発刊予定である。
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