『刀剣乱舞-花丸-』刀剣男士便覧「石切丸」54 Pt.

刀剣育成シミュレーション『刀剣乱舞-ONLINE-』を原作としたアニメ『刀剣乱舞-花丸-』に登場する「刀剣男士」たち。刀を男性として擬人化することで女性から多くの支持を得て、そこから実際の刀に対し興味をもつ“刀剣女子”が生まれるきっかけにもなった。そんな人気アニメでもある『刀剣乱舞-花丸-』のキャラクターを、実際の刀の情報と合わせて紹介する。

落ち着いた緑色の狩衣と、頭に烏帽子、足に浅沓を履いた姿が戦装束。内番服も同系色の和服である。おかっぱに近い髪型だが、前髪の真ん中が一房だけ長い。おおらかな性格で、己より小さな「刀剣男士」にも敬称をつけて呼ぶ。なお、足は速くない様子。腫れ物治療で有名な神社の「御神刀」であったため、病気治癒の祈祷が得意。作中でも主である「審神者」が体調を崩した際、早く病気が治るようにとお祓いを買って出ていた。

号：「石切丸（いしきりまる）」
刀長：二尺五寸一分（約76.1センチ）
反り：八分三厘（約2.5センチ）
刀工：「三条宗近」
制作時期：平安時代
主な元所有者：石切剣箭神社
保存場所：石切剣箭神社

大阪府にある「石切剣箭神社」に献納されている宝刀。大太刀の中では非常に短い部類で、太刀のほうが長いものもあるほど。神社が何度か火災に見舞われているため記録が残っておらず、名前の由来は不明。一時、他人の手に渡っていたことがあったようだが、再び買い戻された。常設展示はされていないが、神社の祭祀に合わせて公開されている。1939年、重要美術品に認定された。