『刀剣乱舞-花丸-』刀剣男士便覧「今剣」75 Pt.

刀剣育成シミュレーション『刀剣乱舞-ONLINE-』を原作としたアニメ『刀剣乱舞-花丸-』に登場する「刀剣男士」たち。刀を男性として擬人化することで女性から多くの支持を得て、そこから実際の刀に対し興味をもつ“刀剣女子”が生まれるきっかけにもなった。そんな人気アニメでもある『刀剣乱舞-花丸-』のキャラクターを、実際の刀の情報と合わせて紹介する。

天狗を彷彿とさせる和装と、赤い一本下駄が特徴な戦装束。内番服も和装だが腕や膝下部分は生地がなく、活動的な「今剣」にはぴったり。白髪、赤目と体の色素は薄く、天真爛漫で、口調はどこか舌足らず。元所有者である「源義経」のことは今でも大好きで、悲劇的な最期を迎えた「義経」を思うと、「歴史を守る」という使命を時に破りそうになることも。本物の天狗の如く身軽にあちこち飛び回る様は可愛らしく、人懐っこい「今剣」はいるだけで空気を明るくしてくれる。

号：「今剣（いまのつるぎ）」
刀長：六尺五分（約19.7センチ）
刀工：「三条宗近」
制作時期：平安後期
主な元所有者：「源義経」
保存場所：現存せず?

「源義経」の守り刀でありながら、彼の自刃の際にも使用されたと言われている。元はもう少し長かったが、義経に合わせて磨き上げられたとも言われている。
長らく現存はしないとされてきたが、2015年頃に青森県むつ市にて「今剣」と思しき短刀が見つかっている。「三条宗近」らしき銘も入っており、長さは約24センチ。「義経」所有のものであったかは未だ不明だが、そうであれば大発見である。