悪と戦う少女戦士『超常機動サイレーン』149 Pt.

2004年8月～2007年9月まで「月刊コミック電撃大王（メディアワークス）」に連載。電撃コミックスより全4巻刊行。作者は井原裕士（いはら・ゆうじ）。

主人公の波好めるなは、政府第3セクター・公共警備防衛機構に所属する特殊部隊・通称「サイレーン」に身を置き、通常はデスクワークなど事務職をこなしているが、有事の際は超常機動部隊の一人として、特殊スーツに身を包んで平和を脅かす敵に立ち向かう。コードネームは「サイ＝ドルフィン」。同僚に「サイ＝ホーク」「サイ＝パンサー」がいる。この特殊スーツは本人の「精神波（サイ値と呼ばれる）」を元として動く戦闘スーツで、めるなは入社試験の時の「サイ値」が同僚の天城北斗（あまぎ・ほくと）とともに適正が高かったため、オペレーター志望で入社したにも関わらず、特殊部隊兼任としてこの部隊に回された。そんなある日、めるなは大好物の「紫イモソフト（ソフトクリーム）」を、歩道橋の下を歩いていた男・水凪俊一郎（みなぎしゅんいちろう）の頭の上に落としてしまう。実はこの男が、サイレーンと敵対する組織「エコロジー団」の科学班担当主任「ドクターM（どくたー・えむ）だった……。