謎の宇宙生命体。
地球でいうところのまんじゅうに似た宇宙人(名前はよくわからない)は、ある日地球へとやってきた。
彼? 彼女? それはわからない。けれど目的は決まっている。「地球征服」だ!
地球図鑑で確認したところ、地球は知能の低い小型の生物が支配している惑星だった。まんじゅう型宇宙人から見れば、地球征服はいとも簡単なことだったのだ。
ダンボール箱型宇宙船で無事に地球へ降り立ったまんじゅう型宇宙人。
これから本格的に地球侵略だ!と意気込んだところに現れたのは、明地一星という男子高校生。
「地球人か! さっそく侵略してやるっ」と思ったら……大きい。とっても大きい。
地球図鑑では小さなサルくらいの大きさで描かれた地球人でしたが、その情報は完全に間違い。地球人に比べると、まんじゅう型宇宙人は子猫くらいの大きさでしかなかったのだ。
「よー来たな自分っ 歓迎すんで!! 」
一星は突然現れた宇宙人に驚きもせず、まんじゅう型宇宙人を拾い上げて、自宅へと連れていく。
いきなり捕虜になってしまったと思いきや、一星の自宅にはネコ型のニャンタイ星人のニャン吉。
大きな毛玉のようなキューティクル星人のヅラ助という宇宙人がすでに暮らしていたのでだった。
「よろしくな、もち太」
一星によってもち太と名前を付けられてしまったまんじゅう型宇宙人。
侵略を意気込んできたものの、いきなり大歓迎を受けたもち太、果たして地球侵略はうまくいくのだろうか?
月刊あすかにて連載中。5月26日に第2巻が発売された。