何時の時代も色褪せないヒーロー。社会に疲れてしまったときに読むと勇気をわけてくれる。そんなヒーローを主題としたマンガを、熱くなれる部分とともに紹介していく。
子供から大人まであこがれてしまうヒーロー。熱くなれるヒーローマンガを紹介していく。
出典:講談社コミックプラス
何時の時代も色褪せないヒーロー。社会に疲れてしまったときに読むと勇気をわけてくれる。そんなヒーローを主題としたマンガを、熱くなれる部分とともに紹介していく。
「石ノ森章太郎」原作である『仮面ライダー』を基に、10人の「仮面ライダー」達と「BADAN」との戦いを描いたマンガ。作者の情熱による再現が凄まじい作品であり、各々のライダーの戦い方や性格といった個性が忠実に描写されていたり、ライダーの名言や、『仮面ライダー』のテーマソングを彷彿とさせる表現、盛り上がりのあるストーリーなど、とても熱くさせる。ヒーローに憧れるであろう、「ピンチの時に駆け付ける」「どんなに傷を負っていても立ち上がる」などの要素がふんだんに盛り込まれており、中でも「傷だらけの中、諦めずに戦い必殺技を決める。」といったシーンが大好きな人には特におすすめしたい。原作を見ていた人はもちろん、知らなくても王道的なヒーローマンガとして楽しめる作品である。
人類の8割がなんらかの力「個性」の持ち主である世界。主人公の「緑谷出久」はヒーローに憧れる少年だったが、彼は個性を持っていなかった。しかし、一般人の何倍もヒーローを愛し、「無個性」ながらもヒーローを諦めない彼は、ある日「最強のヒーロー」である「オールマイト」と出会う。そして、その出会いが彼の「最高のヒーロー」になるための物語の始まりでもあった。ヒーローを育成する学校を舞台とした本作は、バトルだけではなく、クラスメイトとの友情といった人間ドラマも描かれており、今までに無いヒーローマンガにもなっている。それぞれの悩みや葛藤、それを克服して共闘する姿に熱くなれるだろう。「大人のヒーロー」と次代の「新たなヒーロー」たちのシリアスな話はもちろん面白いが、それ以上にその「個性」が出ている学園生活もまたコミカルで面白い作品である。熱さとコミカルさを兼ね備えたこの作品は、新しい時代のヒーローマンガとしてぜひおすすめしたい。
就活中に怪人に襲われていた少年を救い、「ヒーローになりたい」という少年のころの夢を思い出し、ヒーローになることを決意した主人公の「サイタマ」。髪の毛が禿げ上がるほどの特訓をし、無敵のパワーを手に入れた「サイタマ」が平和を守るため、弟子や他のヒーローたちと共に戦っていく。ヒーローたちの戦う理由は数あれど、「タイムセールの時間が近いから」と本気を出すヒーローは「サイタマ」くらいのものであろう。今までにない無敵のヒーロー作品であるが、強敵との戦いになるほど戦闘シーンの描写が劇的になる。一呼吸の間の表現など、戦闘シーンのリアルさに息を吞むだろう。また、「無免ライダー」のようなヒーローらしいヒーローなど、他のヒーロー達の戦う理由にも目が離せない。新感覚のヒーローマンガとしてぜひおすすめしたい。
「円谷プロダクション」制作の特撮「ウルトラシリーズ」を題材としたSFヒーロー作品。本作はTVシリーズとは異なる物語となっており、超常的な力を手に入れた「光の国」の戦士たちが「ウルトラ警備隊」を結成するまでの期間をオリジナルストーリーで描いたもの。「ウルトラ戦士」たちそれぞれの視点で描かれる誕生秘話や出会いなど、原作につながるようなオリジナルストーリーが『ウルトラマン』の設定を壊さないよう描いている。また、特撮ではできない、氷を使った戦闘や異次元戦闘などを「ウルトラシリーズ」特有のダイナミックさで描いているため、他のヒーロー物にはない宇宙規模の戦闘に熱くなること間違いなし!
よくあるヒーローが悪の組織を倒すマンガではなく、「ヴァンプ将軍」率いる悪の組織「フロシャイムが宿敵「サンレッド」の命を狙い、闘っていくというギャグマンガ作品。本作は、ヒーローであるはずの「サンレッド」がチンピラなので、怪人たちの独特なキャラクター性も相まって、怪人たちの方を応援したくなる。背景には、実際にある川崎市という地域をモデルにしたものなどが描かれており、地元色に富んだ作品となっている。怪人達とヒーローのほのぼのとした日常から、殺伐とした戦いまで目白押しな内容に、思わず時間が経つのを忘れてしまいそうになる。今までにない作風は、ヒーローマンガを読んだことのない人にもおすすめできる作品となっている。
60 Pt.
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