格好いい決め台詞が登場する漫画特集!28 Pt.

印象的な決め台詞をビシっと決める!「決め台詞」漫画をピックアップ

作成日時:2018-12-11 10:00 執筆者:マンガペディア公式

格好いい決め台詞が登場する漫画特集!

出典:小学館

逆転のタイミングで、あるいは己を奮い立たせるために…最高の瞬間に放たれる決め台詞! これが決まれば勝ちは確定という、熱い「決め台詞」が登場する漫画をピックアップ。あなたも真似したくなるかも?


作者・皆川亮二の代表作の一つであるSFバトル漫画。印象的な「決め台詞」がテーマともなっている。平凡な高校生として育った主人公・高槻涼は、身体の一部にナノマシンの集合体ARMSを移植された過去を持っていた。同じくARMSを宿した仲間たちと共に、闇の組織・エグリゴリの陰謀に巻き込まれ、世界の命運を賭けた凄まじい戦いを繰り広げていく。

本作に登場する“決め台詞”は「力が欲しいか…?」。主人公たちはナノマシンの集合体ARMSによって、超人的な力と、それぞれに特殊能力を持つ。強敵との戦いの中で更なる力を求めたとき、意思を持つARMSは「力が欲しいか…?」とつぶやいてくる。その問に対して「力が欲しい」と答えると、「力が欲しいならば…くれてやる!」というレスポンスが放たれ、彼らの力に更なる進化がもたらされ、形成は逆転する。際限なく強くなっていき、時には大きな悲しみをもたらすARMSの力は、何のためにあるのか。そんなテーマを描く本作にふさわしい“決め台詞だ”。


1992年の連載開始以来、多数のメディアミックスを果たしたミステリー漫画。複数の印象的な「決め台詞」が登場する。名探偵・金田一耕助(きんだいち こうすけ)の孫である主人公・金田一一(きんだいち はじめ)が、行く先々で巻き込まれる殺人事件を鮮やかに解決していく。いくつものシリーズ展開を経て、現在は20年後を舞台とした『金田一37歳の事件簿』を連載中。

本作に登場する“決め台詞”は3つある。1つ目は、殺人事件が起こり、主人公・一(はじめ)が事件に挑戦する覚悟を決めた時に発する「ジッちゃんの名にかけて」である。そして2つ目は「謎はすべて解けた!」だ。これはミステリ用語で言う所のQ.E.D.ポイント(ラテン語で証明終了の意味)に該当し、証拠が全て出揃った際に使われる。そして3つ目は「犯人はこの中にいる!」。事件の真相を語るために、生き残った登場人物が全員集まったときに用いられ、ストーリーは回答編へと突入する。複雑なトリックが用いられる様々な殺人事件が描かれる本作。だが、この3つの決め台詞によってストーリーのパートは分けられており、事件毎に独立したミステリーとして、わかりやすく読めるようになっている。


作者の代表作であるバトルファンタジー。頭が良すぎるために不登校となっていた主人公・高嶺清麿(たかみね きよまろ)の前に、ある日ガッシュという魔物の少年が現れる。「やさしい王様」を目指すガッシュを次の魔界の王にするために、2人は他の人間と魔物のペアとの戦いに挑んでいく。ガッシュの「決め台詞」にも注目だ。

本作に登場する“決め台詞 ”は、主人公の1人・ガッシュが言う「やさしい王様になる」という覚悟の言葉。魔物の子どもであるガッシュが、もう1人の主人公・清麿の元に現れた理由は、他の99人の魔物の子どもを倒し、新たな魔界の王となるため。だが、ガッシュは当初は記憶を失っており、戦うこと自体に戸惑っていた。けれどもライバルたちや清麿との交流を経て、「やさしい王さま」になるという目標を見出していく。テンポの良いギャグと激しいバトル、そして熱い友情が胸を打つ、まさに王道の少年漫画だ。


ゆでたまごのデビュー作兼代表作である超人バトル漫画。長編であるだけに“決め台詞 ”も多い。落ちこぼれのダメ超人と揶揄される主人公・キン肉マンが、強敵たちとの戦いを経て友情を学び成長していく。連載当初はギャグ漫画だったが、途中からプロレスのような格闘漫画へとシフトしていった。1987年に一度終了し、次世代の超人たちを描く『キン肉マンII世』を経て2011年から連載を再開した。

本作の代表的な“決め台詞”は「へのつっぱりはいらんですよ!」。まだギャグ漫画であった連載当初に登場した言葉で、作中でも「おお、言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごい自信だ!」と言われている通り、自信満々な際に使用される。ほぼ一発ネタだったこの言葉だが、インパクトが強く、アニメ版の予告で毎回使用されたため、本作を代表する決め台詞となった。その後、物語がシリアスな展開に入ってからも、アニメからの逆輸入という形で、形勢逆転時の決め台詞として漫画版で多用されるようになった。漫画だけでなくアニメでも絶大な人気を誇った『キン肉マン』だからこそ生まれた決め台詞だ。


作者のデビュー作であり、10年以上の長期連載となったギャンブル漫画。主人公のキャラを“決め台詞 ”が際立たせる。賭博組織倶楽部「賭郎」の頂点である、お屋形様打倒を志す主人公・斑目貘(まだらめ ばく)。通称「嘘喰い」が、ふとしたきっかけで出会った梶隆臣と共に、金と暴力とイカサマが支配するギャンブルの世界に挑んでいく。

本作に登場する“決め台詞”は、主人公・斑目貘が言い放つ「あんた嘘つきだね」である。貘は「嘘喰い」の異名を持つ伝説のギャンブラー。相手のイカサマやブラフ、いわゆる嘘をすべて見抜いた上で、それを利用して最終的に勝つ。その様から、“嘘を喰らい尽くす”という意味で「嘘喰い」という異名を持っているのだ。よってこの“決め台詞”は、対戦相手が攻勢してきているときにこれまでの“嘘”を見抜ききり、勝利を確信した際に放たれる。ギャンブラー・嘘喰いの怒涛の逆転を予告するものだ。手に汗握る熱い駆け引きと、逆転勝利のカタルシスが味わえる一作を「決め台詞」がさらに盛り上げる。


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