ぼっちで、髪ぼさぼさで、とっても残念な感じで、学園一の変人女と呼ばれているAカップ女子高生の伊藤。
そんな残念な伊藤だが、行動力は人一番ある。幼馴染の阿部に対する「LOVE」も人一倍であった。
残念な感じでも、阿部にモテてそして、楽しい学園生活を送りたい!そこで伊藤が思いついたのが新しい部活を創設することだったのだ。
伊藤が創設しようとする部活の名前は“心理学研究部”
中学校から、いや小学生からアレな感じだった伊藤が、こんな感じになって始めた学問が心理学だった。今や彼女のアイデンティティーともなっている。
この物語は、そんな残念な感じの伊藤が、阿部と一緒に楽しい学園生活を送るため、部活創設に向けて東奔西走するかもしれない感じの学園コメディ。
すらすらっと紹介され、そして実証されていく心理学なのだが、本当に心理学がすごい! ということがわかる。
毎回、さまざまな心理学用語や意味を実践しながら学ぶ事ができるのだ。
別段学習漫画ではないので、難しく描かれているわけではない。学園内で起こる様々なお悩みを解決するその過程で様々な心理学のテクニックなどが披露されていく。
普段何気なく考えて、判断している私達だが、その全ての過程に心理学的効果が絡んでいることが理解できるのだ。
これらを普段の生活に取り込むことができたら、思い通りの生活が送れるかもしれない。
思春期の高校生活とは青春だ。
多感な時期がゆえ、色々な悩みがいっぱいな時期。
家族の悩み。勉強の悩み。友達の悩み。そして、恋の悩み。
創設(申請中)したばかりの心理学研究部の元に、さまざまな生徒の悩みが持ち込まれる。その中で部員になってくれる仲間もでて来る。
そういった仲間たちと、実証実験をしながら悩みを解決するのだが、おかしな方向に行くことも多々。
人間の心理とは難しい。
周囲からは変人と呼ばれているが、部活動を始めた伊藤の回りには多くの仲間が集まってくる。
これでもうぼっちではないが、肝心の阿部との仲はどうなるのであろうか。
『サイコろまんちか』全3巻まで発売中。
心理学の素晴らしさを読んでみてほしい。