ちはやふる、百人一首への招待5253 Pt.

競技かるた、百人一首の世界で生きる高校生たちの青春を描いた人気少女漫画、「ちはやふる」。
百人一首は格闘技とも称されるほど過酷な競技ですが、本作ではその厳しさ、難しさ、面白さが非常に丁寧に描かれている。
しかし、競技である一方、ご存知の通り百人一首は歌の集まり。歌の内容を知らずとも遊ぶことはできるが、それはあまりにももったいない。

ここでは、百人一首に登場する代表的な歌を取り上げて解説をしていく。

作成日時:2016-05-17 16:00 執筆者:マンガペディア公式

歌の意味を知る

・「夜をこめて鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関はゆるさじ」

訳「夜の明けないうちに、鶏の鳴き真似をして函谷関の関は通れたとしても、逢坂の関は決して通しませんよ」
第六十二首、清少納言の歌。
才女である清少納言が詠んだということから、現在でもさまざまに解釈される歌ですが、いずれにしても少納言の機知に富む恋の返歌として広く知られている。

・「玉の緒よたえなば絶えねながらへば 忍ぶることの弱りもぞする」

訳「我が命よ、絶えるなら絶えてしまいなさい。生きながらえていては忍ぶこともできなくなり、その気持ちが外に現れてしまうかもしれないから」
第八十九首、式子内親王の歌。
恋歌が多い百人一首の中にあっても、これほど情熱的に恋を詠いあげた歌はないだろう。
それと同時に、とても切なさを感じる歌でもある。
このまま生きながらえても成就することも無いとも読める、悲恋が感じられる。

・「人もをし人もうらめしあぢきなく 世を思ふ故にもの思ふ身は」

訳「人が愛しくもあり、また人がうらめしくもあります。つまらないと世を思う故に物思いをしている私は」
第九十九首、後鳥羽院の歌。
後鳥羽院といえば第82代天皇にして、承久の乱に敗れたあと隠岐へ島流しにあうことでも有名。
その後鳥羽院が、君主たるが故に嘆き、割り切れぬ思いを吐露したとされるのがこの歌。
世の中に対しての愛着でもあり執着でもあり、また憎悪でもあるような何とも言えない感情を読むことができる。
また、この歌が百人一首の中において九十九首目に配されているのも本歌を語る上での魅力になりうるだろう。


以上、オススメの百人一首の歌を簡単にではあるが紹介した。
古語が難しく、今までは読めても意味が解らなかったという歌もあったのではないだろうか。
こういった背景を知ると、さらに作品を深く理解し、楽しめると思うので、改めて『ちはやふる』を読んでみてほしい。

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