事実から真相を導き出せ!「推理」漫画オススメ5選48 Pt.

すでにわかっている事実をもとに、隠された新たな真相を推し量り明らかにしていく「推理」。言葉にするのは簡単だが、実際に実践してみようとすると難しい。今回はそんな推理が随所にちりばめられた漫画作品を5つ紹介していく。

作成日時:2020-07-30 10:00 執筆者:マンガペディア公式

事実から真相を導き出せ!「推理」漫画オススメ5選

出典:小学館


『推理の星くん』

『推理の星くん』

出典:小学館

私立探偵の少年が様々な事件に関わり犯人を追っていく推理漫画。主人公の天童星(てんどうほし)は、頭に星形のハゲが特徴的な少年。彼は優秀な推理力を持っており、その能力を活かして探偵事務所を開いていた。ある日、彼の前に殺人事件の容疑者にされた少女・兎野月子(うのつきこ)が現れる。星は月子が犯人ではないと推理し、彼女を助けることに。星に救われた月子はその礼として探偵事務所の手伝いをするようになり、2人は共に数々の事件に関わっていく。

漢字や計算など、勉強はからっきし駄目な星。しかし一方で、彼には天性の推理力があった。その推理力を駆使して、星は路地裏で探偵事務所を開いているのだが、彼が探偵業を始めたのには自身の推理力以外の理由がある。実は星は、大怪盗トリックスターに父親を殺されてしまうという悲惨な過去を持っていた。星は父を殺した大怪盗を捕らえるべく、探偵として活動していたのだ。星は探偵業の手伝いをしてくれるようになった月子、知り合いの刑事である新田熊男と協力し、宿敵トリックスターに立ち向かう。星が「ピカンときたぜ!」と言ったら、それは事件解決のサイン。天才少年探偵が解き明かすユニークな事件の数々、宿敵との対決に多くの少年たちが心を躍らせた傑作漫画だ。


『虚構推理』

『虚構推理』

出典:講談社

知恵の神となった少女と人ならざる青年が怪異の絡んだ事件を解決していくミステリー小説のコミカライズ作品。主人公の岩永琴子は幼い頃怪異にさらわれて右目と左足を失い、その代わりに怪異たちの知恵の神として彼らと意思の疎通ができる力を得た。そんな琴子は、定期検診で病院に赴いた際、桜川九郎という男に出会い一目惚れする。しかし九郎にはすでに結婚を前提に付き合っている恋人がおり、さらに彼はある特殊な体質の持ち主だった。2020年1月テレビアニメ化。

ある日、琴子は病院で九郎に出会い一目惚れするも、彼には恋人がいたことから失恋してしまう。それでも諦めきれず想い続けること2年。九郎はあることがきっかけで、恋人と破局してしまっていた。琴子はこのチャンスを逃すまいと九郎にアピール。何とか付き合えることになるものの、2人の関係は前途多難だった。琴子は怪異たちから祭り上げられた知恵の神。一方の九郎は、怪異から恐れられる「人間でも妖怪でもない存在」だったのだ。特殊な2人は様々な怪異にまつわる事件に巻き込まれ、それらを解決していくことになる。怪異にまつわる事件の解決方法は、「偽りの真実」を作り出すこと。琴子がどのように虚構の推理を展開させるのか、また琴子と九郎の関係の進展が気になる作品だ。


『スパイラル ~推理の絆~』

卓越した推理力を持つ少年が、周囲で起こる様々な事件を解決しながら失踪した兄の謎に迫っていくミステリーアクション漫画。鳴海歩(なるみあゆむ)には、警視庁で神の頭脳と謳われた優秀な兄がいた。しかし兄はある日「ブレード・チルドレンの謎を追う」という不可解な言葉を残して失踪。やがて歩の周囲で、ブレード・チルドレンと呼ばれる子供たちが関係する事件が起こるようになる。歩は兄を超えるため、自らの推理力を駆使して数々の事件を解決に導いていく。2002年テレビアニメ化。

歩の兄である清隆は、いつも歩の前を歩く存在。何をしても兄に敵わない歩は、清隆に対して強いコンプレックスを抱いていた。そんな兄が謎めいた言葉を残して消えたのは突然のことだった。清隆が消えて以降、歩は様々な事件に巻き込まれ命の危機にまで晒されることになる。事件に巻き込まれる中で、歩は事件の影にはブレード・チルドレンと呼ばれる子供たちの存在があり、またブレード・チルドレンの影には清隆の存在がちらついていることに気づいた。歩は、好奇心旺盛で何かと首を突っ込んでくる同じ高校の生徒・結崎(ゆいざき)ひよのと共に、ブレード・チルドレンと清隆の失踪の関係に迫っていくことになる。全ての謎が明らかになる時、読者はその衝撃に目を瞠ることだろう。


『続少年探偵彼方 ぼくらの推理ノート』

『続少年探偵彼方 ぼくらの推理ノート』

出典:amazon

読者参加型推理クイズ漫画のシリーズ第2弾。主人公の遠野彼方(とおのかなた)は、小学生にして名探偵と称された天才少年。彼は数々の事件に遭遇しそれらを解決してきたが、中学生になってからは名探偵として積極的に事件に介入することはなかった。消防士の父から、危険なことに首を突っ込まないよう釘を刺されていたからだ。しかしある夜、彼方の父が出動した先で爆発に巻き込まれて入院。その爆発が単なる事故ではないことを知った彼方は、再び探偵として謎を解明すべく立ち上がる。

シリーズ第1弾では小学生の彼方の活躍が描かれたが、シリーズ第2弾となる本作では彼方は中学生となっており、探偵としての自分を封じ込めているところから物語がスタートする。彼が再び探偵として動き出すきっかけとなったのは、父親が巻き込まれた爆発事件だ。彼方は父の同僚から、爆発が消防士を狙った意図的なものであることを聞かされ、その事件の解決を依頼される。以降、彼方は小学生時代のように数々の事件に関わっていくのだが、その中で宿敵とも言える存在に遭遇することになる。職業的犯罪者「怪人リドル」だ。彼方は様々な事件を解決に導きながら、怪人リドルとの熾烈な戦いに身を投じることになる。本作は読者が推理に参加できる仕様になっている。彼方と共に謎を解明しよう。


『天久鷹央の推理カルテ』

『天久鷹央の推理カルテ』

出典:新潮社

天才的な頭脳を持つ女医が数々の謎を解明する医療ミステリー小説のコミカライズ作品。天医会総合病院の統括診断部で部長を務めている女医・天久鷹央(あめくたかお)。彼女の元には、病院内の各科が診断困難として匙を投げた患者や、病院外で起こった謎めいた事件の相談が数多く持ち込まれる。鷹央は統括診断部に所属する内科医見習いの小鳥遊優(たかなしゆう)を助手として使いながら、自身が興味を持った事件の謎を、驚異的な診断能力を活かして解き明かしていく。

鷹央は集中力、好奇心、記憶能力、計算能力、知能などが常人離れしている。その超人的な頭脳を用いれば、患者を一瞥して診断することが可能だ。統括診断部はそんな鷹央の能力を最大限に活かすために設立された。診断困難とされた患者は、病院内のどの科の患者であっても鷹央に回されるのである。しかし、鷹央が診断するのは病院内の患者だけではない。好奇心の塊である彼女は、病院外の謎にも興味を示し、自ら首を突っ込んでしまうのだ。そのおかげで秘密裏にではあるがこれまでに何件もの事件を解決しており、噂を聞きつけた外の人間が統括診断部のホームページから捜査依頼のメールを送ってくる始末。今日も鷹央は自らの好奇心を満たすため、謎めいた事件に診断を下していく。


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