方言×漫画特集オススメ5選!方言女子、男子が可愛すぎる0 Pt.

「日本語」と一括りにされていても、地方によって異なる多種多様な方言が存在し、都会から地方に引っ越すと、方言が聞き取れないこともある。今回は方言にスポットを当て、方言を使う可愛いキャラが登場する作品を紹介しよう。

作成日時:2024-02-10 19:00 執筆者:マンガペディア公式

方言×漫画特集オススメ5選!方言女子、男子が可愛すぎる

出典:集英社


『すいとーと!』

『すいとーと!』

出典:集英社

博多を舞台に仲良しな女子大生たちが様々な博多グルメを開拓していくグルメ漫画。福岡の女子大生の百瀬ももは、友人の前では甘いスイーツを好む素敵女子を演じていた。しかし、それは猫を被った姿であり、心の底から求めているのは女の子らしいスイーツよりラーメンや焼き肉などのジャンクフードやガッツリ系の博多飯。ラーメン店で出会った後輩の清水ゆずに素の姿を知られたことをきっかけに、様々な博多の店を紹介してくれる彼女とご飯を食べに行く回数が増えていく。

主人公のももは東京出身であり、ゆずも標準語で話しているが、後輩の春川さくら、先輩の千秋もみじ、友人のさゆり、みかなどは博多弁を使っている。ももは山盛りの具材とコテコテの豚骨スープが美味しい二郎系のラーメン店で、後輩のゆずに声をかけられ、大学での姿とギャップのある素の姿を知られてしまう。福岡のグルメに疎い東京出身のももにとって、食通で博多飯に詳しいゆずは頼りになる存在だが、ゆずはももに特別な感情を抱いており、帰りの車内でキスをするなど、百合要素も含まれている。作中に登場する店は「焼肉の殿堂 びっくり亭本家」「揚子江の豚まん」など実在する店であり、味や香りが伝わってきそうなリアリティのある食リポが本作の大きな見どころになっている。


『ハヤチネ!』

岩手県の大迫を舞台に、都会から引っ越してきた姉弟たちと岩手に馴染んでいる外国人少女との交流を描いたハートフルコメディ。気管支喘息を患っている小学生の三森誠司は両親を事故で亡くし、姉のシマと妹の梢と共に、東京から叔父の三森アキラを頼って亡き母の故郷である岩手の大迫へやってきた。アキラの家には外国人家族も居候しており、岩手弁で流暢に話す天真爛漫な少女のリリアン・アッカーやその家族、地元の人々と誠司たちは仲良くなっていく。

アキラ宅に居候している外国人のリリアンは民俗学者の父親の影響を色濃く受けており、日本や岩手の文化に興味津々だ。岩手弁も郷土歴史の一環であることから地元の人たちと会話をする中でマスターし、同居仲間となる誠司たちを「おでんせ(いらっしゃい)!」と出迎えた。岩手は都会と違って不便で何もないと思っていた誠司だったが、リリアンに展望台へ連れていかれ、早池峰山(はやちねさん)などの山や川が広がる雄大な景色に感動を覚える。誠司はリリアンたちと共に様々な岩手の魅力に触れ、この土地のことを好きになっていく。外国人少女が話す岩手弁はギャップも相まって可愛らしく、作者の柔らかな作風やリリアンと誠司たちの心の触れ合いに癒されることだろう。


『道産子ギャルはなまらめんこい』

『道産子ギャルはなまらめんこい』

出典:集英社

北海道を舞台に東京から引っ越してきた真面目なお坊ちゃまがタイプの異なる様々な道産子ギャルたちと交流を深めていく学園ラブコメディ。四季翼は、東京から北海道の北見市に引っ越してきたばかりの高校生。真っ白の銀世界を前にして困っていたところを助けてくれたのは、同い年のギャルの冬木美波だった。美波は大胆さと純情さで翼を翻弄するが、他にも黒髪清楚系ギャルの秋野沙友理、成績優秀な先輩ギャルの夏川怜奈なども交え、翼を巡る恋愛模様が描かれる。

舞台となるのは北海道の東部に位置する北見市で、まつ毛も凍るほどの極寒の場所だ。主人公の翼が北海道で最初に知り合い、偶然にもクラスメイトだった美波はポジティブで明るく非常に人懐こい性格で、北海道弁で話すギャル。大胆な行動を取るものの、純情な一面も持っている。一方、スキー合宿での出来事をきっかけに仲良くなった沙友理や、お隣さんである先輩ギャルの怜奈は方言では喋っていない。東京では女子に免疫がなかった翼だったが、北海道に引っ越してからは男子より「なまらめんこい(とても可愛い)」美波たちに振り回されつつ楽しい日々を送っている。作中には北海道あるあるがちりばめられており、北海道をよく知る作者の北海道愛が伝わってくる。


『じけんじゃけん!』

『じけんじゃけん!』

出典:amazon

広島の高校を舞台に美人の先輩と後輩男子がミステリ談義を繰り広げる日常系コメディ漫画。戸入蕗太郎 (といりふきたろう)は、ミステリ好きの男子高校生。ミステリ研究同好会を立ち上げた3年生の白銀百合子は、学内の男子の人気を独り占めするような高嶺の花。しかし、ミステリ愛が人一倍強く、ミステリが絡むといつものクールさは姿を消して途端に熱く語り出す。同好会に所属している戸入はそんな百合子のことが大好きなのだった。

主人公の戸入は広島出身だが中学時代は東京で暮らしていたこともあり、高校進学の際に広島に帰ってきたものの、広島弁ではなく標準語で話している。一方、ヒロインの百合子は常に広島弁で喋っており、百合子のような美人女子高生が語尾に「じゃけぇ」とつけるのは新鮮で可愛らしさもある。彼女は容姿端麗で誰もが見惚れるほどに美しいが、「月代百合川恭一郎」のペンネームでミステリ小説を執筆するほど大のミステリ好き。ミステリが絡むと奇行に走ってしまうことも多い残念な美人でもあった。憧れの的でありながらミステリ愛が強すぎるために残念な行動も目立つ先輩の百合子と、そんな彼女のことが大好きな後輩の戸入のやり取りに引き込まれることだろう。


『四十七大戦』

『四十七大戦』

出典:講談社

各都道府県の県民たちを守る神たちの首都を巡る争いを描く擬人化バトルファンタジー漫画。「ゆる神」として親しまれている「ご当地神」の鳥取さんは、日々鳥取県民のためにPR活動に精を出していた。ようやく若者に人気のオシャレカフェ「スターベックス」が鳥取県にも出店し、感無量だったが、ゆる神のスタベちゃんに導かれ、気付けばバトル会場へと誘われていた。鳥取さんはライバル県のゆる神の島根さんとの戦いをきっかけに、首都を巡る戦いに身を投じることになる。

主軸となるゆる神は穏やかで平和主義の鳥取さん。お隣の県の島根さんとは他者から混同されやすいことから互いに強いライバル意識を持っており、衝突することも多い。PR活動の際は敬語で話しているが、島根相手だと方言が飛び出しやすくなる。首都争奪バトルは、過疎化による国の崩壊を防ぐために考えられたもので、東京に匹敵する最強の県を作ることが目的だ。基本的には一対一の決闘方式で、負傷すると人口が相手の県に吸収される。武器は自県の特産物や文化財など地域に密着しており、鳥取がメインで使っている武器は「鳥取砂銃」だ。鳥取以外にも九州や関西など各都道府県の個性豊かなゆる神が登場し、様々なご当地の「あるあるネタ」がちりばめられ、読者を飽きさせない。


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