隻腕の天才剣士、伊庭八郎を描く『無尽』307 Pt.

この物語は幕末を強く生き、そして戦った一人の天才剣士の生き様を描いたマンガだ。
幕府方で戊辰戦争を戦い、左手を切り落とされながらも、新政府軍と戦い抜いた天才剣士「伊庭八郎」。
岡田屋鉄蔵『無尽』は、後の世に隻腕の天才剣士として知られる漢の生き様を見事に描いた物語。

作成日時:2016-06-02 16:00 執筆者:マンガペディア公式

隻腕の天才剣士、伊庭八郎を描く『無尽』

出典:MUJIN 無尽(1)

『無尽』とは

江戸時代末期といえば、新選組、白虎隊など様々な志士達が、激変する時代の中で己の命をかけて戦った時代。
この物語は後に幕府の遊撃隊第二番隊長となる“伊庭八郎”(いばはちろう)を描いたものだ。

小さい頃の彼は、とても病弱な少年だった。
少し動けば熱をだす。薬湯ばかり飲んでいるので食事もまともに喉を通らない。何故自分はこうも病弱なのか。少年は悩んでいた。伊庭家は江戸でも名の知れた四大道場の一つ「心刀形流」の錬武館という剣術道場を開いている。八代目当主伊庭軍兵衛秀業の長男として生まれたからには、できれば父や兄弟子たちにまじり、剣術を習いたかったのだが、病弱な身体では道場にでることも難しく、書庫にこもり本を読みふける毎日を送っていた。
ある日一人で屋敷を出た八郎。途中船酔いで体調を崩し、休んでいたところを、生涯の友となり、一の子分となる板前の“荒井鎌吉”と出会うのだった。
板前の鎌吉は、病弱な八郎に町人たちが食べているうまい食べ物を食べさせる。食事とは生きる手段である、と割り切っていた八郎に対して、鎌吉は言う。

「不味い不味いと思いながら幾ら詰め込んだってイイ血肉にゃならねぇ。」

鎌吉においしい寿司や、色々な食べ物、さらには遊びを教えられながら、だんだんと強く頼もしくなっていく八郎は、やがて剣の道へと邁進していくことになる。

ヤングキングアワーズにて連載中、6月30日に最新3巻発売。

見事に描写された時代

『無尽』を描いている岡田屋鉄蔵の画力には脱帽と言わざるを得ない。
幕末の風景を見事に描き、さらに剣士たちの気合い、そして太刀筋なども見事に描かれている。リアルに人物を描く事ができるからこそ、読み手の心にささる物語を描く事ができるのであろう。
少年から大人へ。そして、幕末の志士として歴史に名を遺す天才剣士「伊庭八郎」の生き様を追体験することのできる名作だ。


幕末に興味のない人であっても、八郎少年が修行を積み、人々との交流を経て、徐々に強くなっていく成長物語には、引き込まれる事間違いないだろう。

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