未知へのあこがれが止まらない!異文化交流漫画オススメ5選37 Pt.

住んでいる場所が違えば常識や考え方が違う。未知の文化を知り、受け入れることは自分の世界を広げることだ。今回は、多くのことを学べる異文化交流を描いたオススメ漫画を5つ紹介していく。登場人物たちと共に、物語を通して自分の世界を広げよう。

作成日時:2021-10-28 19:00 執筆者:マンガペディア公式

未知へのあこがれが止まらない!異文化交流漫画オススメ5選

出典:amazon


『銀のニーナ』

『銀のニーナ』

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実家に戻ってきた青年とハーフの姪っ子が織りなす日常漫画。主人公は、1年ほど前に失業し、その後も新しい仕事に就くことができず、いわゆる「都落ち」となった無職独身27歳の男・志摩崎修太郎。高原の街にある実家に帰ってきた修太郎の目の前に現れたのは、銀髪碧眼で日本マニアの少女・ニーナ。10歳のニーナは、赤ん坊の頃に1度だけ会ったことがある修太郎の姪っ子だった。同じ家で暮らすことになった修太郎とニーナ。修太郎はニーナの面倒を見ることになる。

修太郎の姉・洋子は高校卒業後にフィンランドに留学。22歳の時に現地のフィンランド人男性と結婚し、翌年にニーナを生んだ。しかしその男性とは離婚してしまい、今はシングルマザーで頑張っている。そんな洋子は仕事でアメリカ・フィンランド・中国を行き来することになり、しばらくの間ニーナは実家に預けられることになった。そこに修太郎が都落ちして帰ってきた。帰ってきて早々、修太郎は母親からニーナのおもりを任されることになった。最初は戸惑っていた修太郎だったが、慣れないだろう異国の地で努力を重ねながら毎日を明るく生きるニーナに勇気を与えられ、ニーナとの時間を楽しむようになる。修太郎同様、ストレス社会で傷つき疲れた人にオススメしたい作品だ。


『氷の国の王子様』

『氷の国の王子様』

出典:小学館

アイスホッケーに打ち込む少年たちの日々を描いた異色の青春スポーツ漫画。城山咲人は名門アイスホッケー部に所属する、中学2年生の少年。彼は小学生の頃からアイスホッケーをしているが中学では実力が伸び悩んでおり、退部することを考えていた。そんなある日、咲人のクラスにアイスホッケーが盛んな国・カナダから転校生がやってくる。転校生の名は北大路アーサーと言い、彼もアイスホッケープレイヤーだった。この出会いが、咲人のアイスホッケーへの情熱を呼び覚ます。

アイスホッケーの名門・聖堂騎士学園。咲人は勉強を頑張ってめでたく聖堂騎士学園に入学することができた。だが、中学2年生となった現在では、アイスホッケーを続けるか悩んでいた。このまま続けてもプロになれるわけじゃなく、辞めて試合を観ているだけでもホッケーは楽しい。そんなことを考えていた咲人の前に現れたのが、まるで王子様のような少年・アーサーだった。エキセントリックな言動を繰り返すアーサーに戸惑う咲人だったが、アーサーのプレイを見た瞬間に、咲人はアーサーの圧倒的な実力と美しい立ち居振る舞いに魅了される。咲人とアーサー、異なる地でアイスホッケー選手として成長してきた2人が出会い、その出会いがどのような化学変化を起こすのかに注目だ。


『ゲーセン少女と異文化交流』

『ゲーセン少女と異文化交流』

出典:KADOKAWA

キュートな英国少女とのほのぼのとした日常が描かれた、ツイッター発の日常ラブコメディ漫画。主人公の草壁蓮司はゲームセンターでバイトをしている。バレンタインの日、蓮司は長時間クレーンゲーム相手に悪戦苦闘している外国人の少女を発見。あまりの下手さに思わず手を出してしまった彼は、取れたぬいぐるみを彼女にプレゼントした。それがきっかけで、彼女と意思疎通を図るため交換日記をすることになった蓮司。彼と英国少女リリー・ベイカーの異文化交流が始まった。

バレンタインの日に、リリーにぬいぐるみをプレゼントした蓮司だが、彼は知らなかった。英国のバレンタインは日本と逆で、男性が女性へ「愛の告白」のためにプレゼントを贈る日であることを。後日、再びリリーに会った蓮司は、彼女からプレゼントと共に「Be my Valentine!」と書かれたメッセージカードを受け取る。それは「恋人になって」という意味だった。蓮司は英語が喋れず、リリーは日本語が喋れないためこのようなすれ違いが起きてしまった。蓮司はとにかくコミュニケーションを取ることが大切だと考え、翻訳サイトなどを駆使して英文を書き、交換日記から関係を始めようとリリーに提案する。文化の壁を乗り越えて少しずつ近づいていく2人の様子から目が離せない。


『ぷ~あん!』

『ぷ~あん!』

出典:一迅社

タイからやってきた少女と隠れオタクのクラス委員長の異文化交流を描いた、コメディ4コマ漫画。福知山もえは、成績優秀・スポーツ万能、人望の厚いクラス委員長だ。そんな彼女は実は漫画・アニメの隠れオタク。クラスの皆は彼女がオタクだと知っているが、本人は上手く隠せていると思っている。ある日、もえのクラスに、ポーンというタイ人留学生がやってきた。ポーンは日本の文化、特に漫画とアニメが大好き。留学初日から堂々とオタクであると自己紹介したポーンに、もえは衝撃を受ける。

自分がオタクだと盛大に自己紹介したポーンに、もえは皆がドン引きしてしまうだろうと焦る。オタクは引かれる。そう思っていたから、これまでもえは自分がオタクであることを隠してきたのだ。しかし、ポーンの言葉を聞いたクラスメイトたちの反応はかなり好意的。もえがオタクであることは本人が気づいていないだけで周知の事実であるため、ポーンの面倒はもえが見ることになる。こうしてオタバレしたくないもえの、オタクの話題をガンガン振ってくるポーンに翻弄される日々が始まった。本作の魅力は、あちこちにちりばめられたオタクのあるあるネタ、タイと日本の文化のギャップネタだ。作者のGarunはタイ人漫画家であるため、タイ文化の描写はとてもリアルで勉強にもなる。


『サトコとナダ』

『サトコとナダ』

出典:講談社

日本人の女の子とサウジアラビア人の女の子がルームメイトになり交流する様子を描いた、異文化交流ライフ漫画。アメリカに留学した日本の大学生・サトコ。彼女のルームメイトになったのは、サウジアラビア出身の女の子・ナダだった。全く違う文化圏で育ったサトコとナダだが、2人は良き友人として絆を深め、毎日を楽しく過ごすようになる。そしてサトコはナダを通して、未知の世界であったイスラム文化に触れ、世界の広さを実感する。

日本人はイスラム文化をよく知らない。だからイスラム文化に対する偏った認識・誤った認識が日本には溢れている。本作は、日本人のイスラム文化に対する偏見を壊し、異文化を受け入れる心を育ててくれる作品だ。アメリカに留学しルームメイトがイスラム圏の人間であることを知ったサトコは、当初戸惑っていた。コミュニケーションの取り方が全くわからなかったからだ。しかし蓋を開けてみると、宗教上の暮らし方の違いはあれど、ナダはお茶目でオシャレ好きな普通の女子大生だった。恐れるのは無知であるから。互いに相手の文化を知り尊重し合えば、生まれた国の風習や考え方がどんなに違っても友情を育むことはできる。本作を読めば、イスラム文化に対する見方が大きく変わるだろう。


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