炎使いの少年が活躍するさまを描いた、忍術スペクタクル漫画。主人公は「忍者」に強い憧れを抱く男子高校生・花菱烈火(はなびしれっか)。彼には不思議な力があり、それは炎を生み出すことができるというものだった。ある日、烈火は治癒能力を持つ不思議な少女・佐古下柳(さこしたやなぎ)と出逢った。烈火は心優しい柳を自らの君主「姫」と定め、忍(しのび)として彼女を守り抜こうと決意する。それは、400年の時を超えた因縁を巡る戦いの始まりだった。1997年7月にテレビアニメ化された。
主人公の烈火には、喧嘩仲間でもある幼なじみが存在する。その名は霧沢風子(きりさわふうこ)。彼女はかつて、正義感の強さゆえに一部の人間の反感を買い、凄絶ないじめを受けていた。烈火だけはそのいじめから庇ってくれていたため、風子は烈火に対して恋心を抱いており、烈火に姫として扱われる柳に嫉妬するようになる。そこに目をつけた影法師なる人物に真空の刃を作り出す魔道具「風神」を渡され、風子は烈火への試練となり、それがきっかけで烈火たちと共に数々の戦いに身を投じるようになる。風神を渡された彼女の主な戦闘方法は風や空気をあやつるもの。風神と爪状の魔道具「鬼の爪」の核を組み合わせた「風の爪」による攻撃もある。この攻撃で風子がどのように敵を倒していくのかに注目しよう。
事件や事故で体の一部を失った少年たちが世界規模の陰謀に巻き込まれていくSF漫画。主人公の高校生・高槻涼(たかつきりょう)は平和な毎日を送っていたが、ある日その日常が崩れ落ちる。新学期早々、転入生・新宮隼人(しんぐうはやと)が、左腕に移植された「ARMS」という特殊な兵器を使い、突如涼に襲いかかってきたのだ。それをきっかけに事件に巻き込まれるようになった涼は自身の腕にもARMSが移植されていることを知り、ARMSを巡る戦いに巻き込まれていく。2001年4月にテレビアニメ化。
子供の頃、右手に大怪我を負った涼。そのとき病院にいた名医が手を治してくれたのだが、治してもらった右手は少し変わっていた。どんなに深い傷を負っても、右手の傷だけは瞬く間に治癒してしまうのだ。涼は治療してくれた医者があまりにも名医すぎたため、右手に神様でも宿してくれたに違いないと軽く考えていたが、後にその治癒能力が右腕に移植されていたARMSという兵器に由来するものだと知る。ARMSはナノマシンの集合体で、それを移植された人間は体そのものが強力な武器になる。涼の右腕も、彼が力を求めたことをきっかけに鋼鉄の鉤爪のような武器に変貌した。涼は右腕を武器に、ARMSを狙って差し向けられる刺客を撃退していく。
戦国時代にタイムスリップした少女が半妖の少年と冒険を繰り広げる、戦国御伽草子。時は戦国時代。あらゆる願いを叶える宝玉「四魂(しこん)の玉」を巡って、人間と妖怪は争いを続けていた。玉を守護する巫女が死に、亡骸と共に玉が燃やされて消滅したため、争いは終わるかに思われたが、なんと四魂の玉は戻ってくる。500年後の未来からタイムスリップしてやってきた、巫女の生まれ変わりである少女・日暮(ひぐらし)かごめと共に。2000年10月にテレビアニメ化。
四魂の玉を護っていた巫女・桔梗(ききょう)の生まれ変わりであるかごめ。彼女はタイムスリップしてやってきた戦国時代で、半妖の少年・犬夜叉と出逢う。半妖とは、妖怪と人間の両方の血を引く存在を指す言葉。半妖である犬夜叉は外見は人間に近いが決して人間ではなく、その証拠に頭には犬の耳のようなものがあり、両手にある爪は猛獣の持つそれのように鋭く硬い。その硬い爪を利用した攻撃「散魂鉄爪」や「飛刃血爪」などを使って、彼は多くの妖怪が蔓延る戦国時代を生き抜いてきた。そしてその力は、砕け散った四魂の玉を集めるために戦国時代と現代を行き来するようになったかごめや、旅の途中で出逢った仲間たちを守るために振るわれるようになる。犬夜叉の爪を使った迫力のある戦闘シーンは必見だ。
超人たちの熱いバトルを描いたプロレス系格闘漫画。舞台は人間を超越した力を持つ「超人」が存在している地球。主人公のキン肉マンことキン肉スグルは、超人の一人だ。彼は超人ではあるものの、ドジで抜けているため「ダメ超人」というレッテルを貼られていた。しかし、数々の仲間たちと出逢い、襲いくる敵超人との戦いを乗り越えることで徐々に成長し、周囲から認められるヒーローになっていく。完結後、2011年に続編の連載が開始。1983年にテレビアニメ化された。
ソビエト連邦(連載当時)出身のロボ超人「ザ・ウォーズマン」。彼はロビンマスクに見出されて一流超人の仲間入りを果たした、機械の体を持つ超人だ。彼の特徴は、手甲から飛び出す針のような鉤爪「ベアークロー」。このベアークローは着脱可能で、足に装着してキックの攻撃力を上げるために使ったり、ウォーズマン以外の者が使用したりすることもできる。ただし、ロボ超人であるウォーズマンの体の一部であるため、外す際は手首ごと外さなくてはいけない。連載当初から人気があったウォーズマンのベアークロー。棒状のお菓子を使って真似する遊びが流行るほどのインパクトを持つこの武器を使い、ウォーズマンがどのように活躍するのか自分の目で確かめよう。
TYPE-MOONのゲーム「月姫」を原作としたアニメの放送をきっかけに生まれたコミカライズ作品。主人公の少年・遠野志貴(とおのしき)はある日、偶然すれ違った見知らぬ少女に対し「殺したい」という強い衝動を抱いた。気がつくと、少女は志貴の前でバラバラになっていた。志貴には幼い頃に遭遇した事故の後遺症で、人や物の壊れやすい線が視えるという特殊能力があり、その能力で彼女をバラバラにしたに違いなかった。しかし後日、死んだはずの少女が志貴の前に現れる。
志貴の目には、ありとあらゆるものに落書きのような線が入っているように視えていた。その線に沿って力を込めると、人も物も簡単にバラバラにできてしまう。志貴が見知らぬ少女を小さなナイフ1つでバラバラにできたのは、その特殊能力ゆえだった。ところが後日、驚くべきことが起こる。バラバラになって死んだはずの少女が、笑顔で志貴の前に現れたのだ。少女の名はアルクェイド・ブリュンスタッド。その正体は吸血鬼で、人間を襲う他の吸血鬼を退治しているという。彼女は外見こそ人間と変わらないが、人間ではありえない高い身体能力を誇り、鋭い爪で敵を切り裂くことができる。美しく強いアルクェイドと、そんな彼女から協力を求められた志貴の活躍から目が離せない。