生徒会が登場する漫画24 Pt.

現実の生徒会のお仕事はさておき、漫画に登場する生徒会は、ときに生徒の人生を狂わせるほど絶大な権限を持つ。そんな生徒会が活躍する漫画を紹介する。

本作に登場する“生徒会”は、本作の舞台である「私立百花王学園」を牛耳る組織だ。百花王学園には、政財界の有力者の子どもたちが多数通っている。生徒は、ギャンブルの勝敗で決まる階級制度によって支配されているのだ。その階級制度を運営しているのが、本作の生徒会だ。故に生徒会の面々は、全員ギャンブルの猛者である。そして絶大な権力と、ギャンブルと生徒からの上納金によって巨額の富を手にしている。そんな生徒会の面々と主人公・蛇喰夢子の熾烈なギャンブル勝負が展開される。

ひとつの街に多数の300を超える学校がひしめき合う学園都市。本作に登場する“生徒会”は、学園都市の頂点に立つ、大権現中央高等学校の生徒会だ。生徒会長・徳川家夷は、自称IQ300の天才。父の急死により、学園都市の総理事長となった。権力を手にした家夷は、暴君として学園都市に君臨している。生徒会の会計・姉小路深紅と、書記・波多野明紅は、忍びの末裔で、家夷に仕えている。副会長・島津弥七は、家夷のお目付け役として大権現中央高等学校に転入してきた男子で、武道全般をこなす。そんな彼らが他校と対決したり、母校を改造したりするドタバタのギャグ漫画だ。

本作に登場する“生徒会”は、全国随一の学力を誇る中高一貫の超名門男子校・海帝高校の生徒会だ。その生徒会長となった者には、日本一の大学・東都大学への推薦入学ほか、海帝高校出身者からなる政界派閥への参加権といった、絶大な特典が与えられる。そのため、海帝高校の生徒会長選挙は、立候補した生徒のカリスマ、票を得るための策、そして親の立場までを用いて戦う熾烈なものとなっている。主人公・赤場帝一は、「総理大臣になって自分の国を作る」ための第一歩として、海帝高校の生徒会長になると誓っている。そして、中学時代から計画して生徒会長選挙に挑むが、予定通りには行かない。帝一が必死に足掻く姿が、時に滑稽に、時に熱く描かれる。本作は“生徒会の活動”ではなく、“生徒会に入るまで”をドラマチックに描く物語だ。

本作の“生徒会”は、明稜高校の生徒会の面々。「明稜帝」と呼ばれる生徒会長の梧桐勢十郎は、頭脳明晰、成績優秀、運動神経抜群という優等生だ。しかし、性格は傲岸不遜にして傍若無人。口より先に手が出るタイプで、しかも喧嘩がめっぽう強い。勢十郎は、「この世のものはすべて自分のものだ」と思っている。それを公言して憚らないため、生徒たちからも「外道」と言われれている。一方で、性根は優しく、困っている者は見捨てない。生徒たちは、畏敬の念を込めて、勢十郎を「明稜帝」と呼んでいる。本作は明稜帝・梧桐勢十郎が、生徒会のメンバーや、学園の強者である「明稜四天王」と共に、数々の問題を正論と暴力でスカッと解決する学園漫画だ。

本作の“生徒会”は、女子3名、男子1名からなる、桜才学園高等部の生徒会。生徒会長の才媛・天草シノを筆頭に、頭脳明晰で巨乳のお嬢様である書紀・七条アリア、IQ180を誇る会計・萩村スズ、そして唯一の男子である副会長・津田タカトシの4名で運営している。朝は校門に立ち生徒の服装を指導し、雪が降れば通学路の雪をかく。このように行動だけ見れば、生徒会として立派に活動している。しかし、タカトシたち生徒会メンバーのやり取りには、絶えず下ネタが差し込まれ、ボケとツッコミの会話が繰り広げられるのだ。