可愛いだけじゃ物足りない！進化する魔法少女特集32 Pt.

魔法使いの少女が、人間社会で暮らし、小学校に通って人間の友達と交流する少女漫画。悪魔一族の帝王の娘・サリー（連載初期はサニー）は、悪魔でありながら人間と友達になろうとする少女。周囲の反対を押し切って人間社会で生活し、人間嫌いの父が魔界へ連れ戻そうとすることに抵抗する。当初は魔法をいたずらにも使う無邪気なサリーだったが、次第に人間の常識や友情を学んでいく。

魔法少女によるパニックホラー漫画。本作品における「魔法少女」とは、突然現れては「まじかるー」とつぶやき様々な魔法で人々を殺戮する、モンスターのような存在。魔法少女に魔法で殺された人間もまた魔法少女になるため、物語はゾンビ映画のような様相を呈する。後に、人々を襲う魔法少女は「魔女の血族」の血から生成された未来の兵器「亜種魔法少女」と判明。そしてヒロインの福本つくねが魔女の血族とも判明する。

二つの異世界に接触された現世界での、女子高生魔法少女と彼女らをサポートする男子高校生の物語。文武に優れた高校生・倉田総一郎は、第五アトランティス世界の妖精・ポルトに見込まれ、理々とララ、二人の魔法少女のサポートを求められる。理々とララにはまだ不明な点が多く、主に総一郎によって「ムスタング帝国」と連合国「シュヴァニカ」の思惑を解き明かそうとすることで物語が展開される。

願いを叶えられた少女が、代償として魔法少女となり過酷な戦いに身を投じる、ダーク・ファンタジー的な魔法少女漫画。同名のTVアニメを原作・原案としているコミカライズ作品であり、大まかなストーリーはTVアニメに準拠している。中学２年生の少女・鹿目まどかと彼女が出会う少女たちは、一見可愛らしい生き物・キュウべえと契約し、願いを叶える代わりに魔法少女となって異形の「魔女」と戦う。実はキュウべえの目的は宇宙の維持であり、魔法少女たちは絶望して魔女となることで宇宙維持のエネルギーを発生させる生贄のような存在だった。次々と悲惨な末路へ進んでいく魔法少女の物語は、彼女たちの可愛らしい容姿が一層悲劇性を強調する。

悪の組織の参謀を務める青年が、敵対する魔法少女に一目ぼれをした事から始まる、主に４コマ漫画として進行するラブコメディー。魔法少女・深森白夜は孤児院育ちでアルバイトと魔法少女をかけもちする貧乏な少女。魔法少女になった経緯も、猫のような「御使い」に騙された形であった。苦労性で遠慮深く、彼女に一目ぼれした悪の組織の参謀・ミラによく同情される。白夜とは別に、暴力的で「フ★ーック」が口癖の魔法少女・篝火花も後に登場した。