近未来のテクノロジー溢れるSF漫画46 Pt.

実現する日も近い? 近未来のテクノロジー漫画特集

作成日時:2018-10-18 15:00 執筆者:マンガペディア公式

近未来のテクノロジー溢れるSF漫画

出典:小学館

宇宙旅行、AI、アンドロイド。20世紀に夢見られてきた近未来のテクノロジーも、いまや現実味を帯びてきた。心を持つロボットから未知の超兵器まで、近未来への想像力をふくらませるSF漫画をピックアップ!


『21エモン』

出典:小学館

藤子・F・不二雄の描き出すドタバタSFコメディ。2018年の地球は、宇宙の隅々から観光客が訪れる一大観光惑星となっていた。トウキョウに居を構える老舗ホテル・つづれ屋に宿泊するのは、一風変わった宇宙人ばかり。つづれ屋の跡取り息子・21エモンが、宇宙生物モンガー、芋掘りロボ・ゴンスケとともに、ホテルで巻き起こる珍騒動に振り回される日々が描かれている。1981年に映画化、1991年にテレビアニメ化された。

1970年代に描かれた本作には、20世紀に夢見られてきた近未来のテクノロジーが登場する。例えば、人々は亜高速航行で惑星間を移動し、水と空気とバクテリアがあれば食料を合成できる。若者は、4D映画をさらに発展させたような無重力シアターで空間映像を楽しむ。地下高速パイプを使えば、世界の主要な都市に1時間で行ける。本作には、テクノロジーへの過信が人間を追い詰めるという負の側面も描かれている。主人公・21エモンは、修学旅行で訪れた火星で、火星人を模して遺伝子操作された巨大化したタコに襲われる。テクノロジーがもたらす未来予想図をユーモラスに描いた作品である。


『アトム ザ・ビギニング』

出典:小学館

『機動警察パトレイバー』の作者・ゆうきまさみと、『RIDEBACK』の作者・カサハラテツローがタッグを組み、新解釈で描いた「鉄腕アトム」誕生前史。事故死した息子の代わりとしてアトムを造った天馬博士と、アトムの育ての親となるお茶の水博士は、学生時代からの親友だった。若き日の天馬博士とお茶の水博士は、幾多の困難を乗り越え、自律型ロボット「A10シリーズ」の開発を進めていく。2017年にテレビアニメ化された。

本作に登場する代表的な近未来のテクノロジーは、人工知能プログラム「ベヴストザイン」だ。ロボットに自我を与える画期的なテクノロジーで、「ロボットのこころ」がテーマの本作において、重要な位置を占めている。天馬博士が造りたいのは、人間を超越した能力を持つロボット。お茶の水博士は人間と友達になれる、こころを持ったロボットを造ろうとしている。そのため、2人が協力して造ったA10シリーズの6号機「A106」(通称・シックス)は、1000馬力のボディを持ちながら、ロボットを破壊する命令には従えないというちぐはぐなもの。研究費を稼ぐために出場した「ロボット・レスリング」で、敵ロボットとの対話を選んだシックスは、天馬博士に「できそこない」扱いされてしまう。しかしシックスはこれがきっかけとなり、自分のなかの様々な感情に気づき始める。「鉄腕アトム」誕生へと繋がる展開に注目だ。


人間と同等の知性・感情を持つヒューマノイドは、人間と同じように悩み、恋をして、病気にもなる。本作では、人工知能の専門医・須藤光と、様々な”病”を抱えたヒューマノイドの交流が描かれている。人間とヒューマノイドが共存する世界のSF医療オムニバス作品だ。2017年に続編「AIの遺電子 RED QUEEN」が連載開始。

AIをはじめとする近未来のテクノロジーが飛躍的に進歩した、シンギュラリティ(技術的特異点)以後を思わせる社会が、本作の舞台だ。超高度AIが政治や経済を司る世界で労働から解放された人間は、AIが提案するライフプランで快適な日々を送ることができる。小説やデザインといった文化的な分野でも、産業AIが最適解を導き出す。そんな快適な社会で生きる人間やヒューマノイドも、同僚との人間関係や恋人との不仲に悩み、生や死の意味を考える。AIが人間の知性を超えた社会を、きめ細やかな想像力から描き出すのが本作の魅力だ。心の機微にスポットを当てた”ヒューマノイド”ドラマに、誰もが共感できるだろう


2029年の日本を舞台にしたサイバーパンクSF。日本では、脳とネットワークを接続する電脳化やサイボーグ(義体化)技術が普及し、複雑化したテロや汚職事件が多発。公安部・荒巻大輔は数々の事件に対処すべく、少数精鋭の防諜機関・公安9課(通称:攻殻機動隊)を創設。主人公・草薙素子が実質的リーダーとなった攻殻機動隊の活躍が描かれる。1995年にアニメ映画化され、2017年にハリウッド映画化された。

本作は、自身の姿を風景と同化させる光学迷彩や、生身の人間を超えた運動能力を可能にする義体化、思考する多脚戦車・タチコマといった近未来のテクノロジーが登場するSFクライムドラマだ。主人公・草薙素子が率いる攻殻機動隊が、近未来ならではのテクノロジーで引き起こされるサイバー事件を解決していく。本作は、インターネットが普及していなかった1990年頃に連載された。作中に描かれている、「電脳化の技術で常時接続されるネットワーク」や、自己学習するAI「人形使い」などは、近未来のテクノロジーを予言したともいえるもの。21世紀にこそ読み返したい、SF漫画の古典的傑作だ。


2014年の日本で暮らしていた男子高校生・夏目アキラは、交通事故に遭遇して意識を失った後、2030年の東京で目を覚ます。夏目アキラは脳だけの状態で生かされており、「EX-ARM・No00」と呼ばれる高度なハッキング能力を持つ超兵器に変貌していた。近未来のテクノロジーで造られたEX-ARMをめぐる、犯罪組織と警察の戦いを描いた近未来SFアクション。

本作には、近未来のテクノロジーを結集して造られた、女性型アンドロイド・アルマが登場する。アルマは、夏目アキラの相棒にしてヒロインだ。人間と変わらない姿をしており、感情は持たず人間の命令に従順である。夏目アキラは脳以外の器官を失い超兵器になってしまったが、アルマの体に”入る”ことで、疑似的に体を得ることができる。本作では、アルマと夏目アキラを通して、「自分という存在は何なのか」「人工知能に意思や感情はあるのか」というテーマも描かれる。 EX-ARMを巡る迫力のバトルやスリリングな物語を楽しみつつ、近未来のテクノロジーが活躍するSFならではテーマにも注目してほしい。


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