794年の遷都から明治維新まで、1000年にわたり日本の中心にあった京の都・平安京。様々な時代の京都を舞台に描かれる、歴史ロマンあふれる作品をご紹介!
1000年の都・平安京! 漫画でロマンあふれる京都へ
出典:白泉社
794年の遷都から明治維新まで、1000年にわたり日本の中心にあった京の都・平安京。様々な時代の京都を舞台に描かれる、歴史ロマンあふれる作品をご紹介!
出典:マンガペディア
夢枕獏の同名小説を原作としたコミカライズ。平安時代、京都に生きた稀代の陰陽師・安倍晴明の活躍を描いた伝記物語だ。原作には登場しない晴明の妻・真葛といったオリジナルキャラクターも活躍する。特に後半からは、コミカライズ独自のストーリーが展開される。続編に『陰陽師 玉手匣』がある。
「平安京」に遷都した平安時代は、貴族文化が隆盛する一方で、魑魅魍魎が渦巻く、人と鬼と怨霊がともに生きた時代でもある。そうイメージしている現代人は多いだろう。そのイメージ形成に大きな影響を与えたのが、本作の主人公である陰陽師・安倍晴明だ。晴明は、幼い頃より怨霊が見える異才に恵まれており、周囲から畏れられてきた。その異才ぶりは、当時、陰陽師として名を馳せていた賀茂忠行に重用されたほど。晴明は、賀茂忠行を師匠に仰ぎ、陰陽師となる。そして、唯一の友人・源博雅が持ち込んでくる事件を鮮やかに解決していく。色白の長躯、ポーカーフェイスで事件を解決していく晴明は、雅な京都にぴったりなキャラクターだ。
出典:マンガペディア
「数寄」をテーマに描く歴史長編ギャグ漫画。主人公・古田左介(後の古田織部)は、戦国武将だ。彼は、武将でありながら、“茶の湯”、いわゆる「数寄」に異常な執着を見せる。出世欲と物欲の狭間で悶絶する左介。彼は、同時代に生きた戦国武将や茶人たちの考え方に感化され、“数寄者”として、戦国の世を駆け抜けていく。
時代は、戦国時代後期の安土桃山。日本(ひのもと)の首都「京」は、戦国武将たちが己の「数寄」を高めあった場所でもある。作中では、豊臣秀吉が京で催した、「北野大茶湯」と呼ばれる大規模な茶会が描かれる。茶会には、日本中から数寄の心得のある武将が集結。武将たちが披露する数寄は必見だ。また、主人公・古田左介は、京で千利休から「わび」の理念を学び、その魅力を追求。やがて、独自の数寄の道を目指すしていくこととなる。戦国時代、京都が文化の中心だったことが理解できる作品だ。
出典:マンガペディア
幕末に生きた偉人・坂本竜馬の生涯を、様々な人物の出会いと別れを絡めて描く大河ドラマだ。原作は、大の竜馬ファンで知られる俳優・武田鉄矢が担当する。泣き虫で有名だった竜馬の幼少期から物語は始まり、激動の日本を切り拓く青年時代まで、その生涯を壮大に描ききる。
幕末が舞台の本作では、「京都」は物語終盤の舞台となる。幕末という激動の時代の中で、仲間たちを次々と失っていく竜馬。それでも新たな日本の夜明けを夢見て、薩長同盟と大政奉還を成功させるべく、京都を奔走する。また竜馬は、妻となる女性・おりょうと、京都で出会う。さらに本作独自の解釈で、竜馬は、新選組隊士・沖田総司と不思議な絆を持つようになる。そして、竜馬が襲撃され最期を迎える近江屋も、京都の宿屋であった。ひと足早く世界に目を向け、竜のごとく京都を駆け回った男の生涯をぜひ目撃してほしい。
出典:マンガペディア
昭和初期から太平洋戦争終結までの時代を舞台に描く、歴史・冒険活劇。主人公・押小路龍は、数奇な運命に翻弄され、世界的な陰謀に挑むことになる。彼は、それでも己の信念を貫き生きていく。メインキャラクターは架空の人物だが、実在の人物たちが脇役として華を添える。
主人公・押小路龍は、京都の名門財閥・押小路家の嫡男として生まれた。だが龍は、会社経営に興味がなかった。幼少期より得意だった剣で身を立てるべく、京都にある武道専門学校に進学する。それから、とある理由により中国へと逃亡するまで、京都を舞台に物語は進行する。舞台が中国に移ったあとは、世界恐慌に端を発する激動の時代へと突入。記憶喪失になった龍は、上海の暗黒街で名を挙げていく。物語の舞台が京都から世界へと広がっていく、一大スペクタクル巨編だ。
出典:芳文社
和菓子をテーマに描く、4コマ・グルメ漫画。主人公・望月草太は、製菓学校を卒業。創業150年を超える亰都の老舗和菓子屋で、見習いとして働きはじめた。草太は、和菓子屋の看板娘・桜庭牡丹に一目惚れ。亰都を舞台に、恋に和菓子に奮闘する修業の日々が幕を開ける。
本作の舞台は現代の「亰都」。他にも「差我野」や「颪山」といった、実際の京都の地名とは異なる漢字があてがわれている。だが、作中で使われている”はんなり”とした京言葉は、実際のものと同じだ。京言葉を用いた登場人物たちの会話のやり取りや、彼らの織りなすツッコミは、テンポが良く心地いい。主人公・望月草太は、老舗和菓子屋で修行を重ねる少年。店の看板娘・桜庭牡丹への片想いにも、和菓子修行にも、真っ直ぐに突っ込んでいく。本作を読めば、思わず彼を応援したくなること請け合いだ。また、扉絵には毎回、和菓子が描かれる。さまざまな種類の和菓子を楽しめるのもポイントだ。
113 Pt.
124 Pt.
9 Pt.
56 Pt.
10 Pt.
185 Pt.
52 Pt.
78 Pt.
いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!