わずか10ページという短さながらも、インパクトの強い怪異のビジュアルで、読者の心に文字通りの「不安の種」を植えつける作品。大半の怪異は単発だが、オチョナンさんはシリーズのように何度も出た。
冬。ある地域では雪に覆われており、ある地域ではからっ風で皮膚が割れそうになる季節。寒さで心が殺伐としがちなときに、ホラー・怪談漫画を読めば、逆療法で心にうるおいがもたらされるかも……しれません。
わずか10ページという短さながらも、インパクトの強い怪異のビジュアルで、読者の心に文字通りの「不安の種」を植えつける作品。大半の怪異は単発だが、オチョナンさんはシリーズのように何度も出た。
昆虫好きの青年が、奇病と火災によって化け物然とした妖虫となり、人間を丸呑みしていく様はまさにトラウマもの。『エコエコアザラク』はときにユーモアを感じさせるが、こちらはひたすらに怖い。
日野日出志が歌う「地獄の子守歌」で、彼が憎む者が次々と死んでいく。「次は私の秘密を知った君が死ぬ番だ」というラストのリアリティあふれる恐怖は、昨今の怪談ライブでの客いじりにもやや似ている。
姫園れい子の生業は、声が届く範囲内にいる死者をゾンビ化させ、ゾンビから真実を聞き出すという「ゾンビ屋」。ゾンビ使い同士が戦うという、バトル漫画的な側面があるのも大きな特徴。
山岸涼一が主人公のシリーズ前半と九段九鬼子が主人公のシリーズ後半では、物語のテイストがだいぶ変わってくる。怪談のような恐ろしさを体感したいなら、まずは1巻から5巻の山岸主役編を読もう。
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