町田が舞台の漫画5選!駅前の風景が重宝されるには理由がある0 Pt.

古き良き伝統と新しい文化が融合している町田市は、数々の漫画の舞台となっている。今回は、町田が舞台のオススメ漫画を5つピックアップして紹介していく。何故、町田が物語の舞台として注目されるのか。ストーリーを楽しみながら考えてみよう。

作成日時:2024-04-27 19:00 執筆者:マンガペディア公式

町田が舞台の漫画5選!駅前の風景が重宝されるには理由がある

出典:小学館


『おやすみプンプン』

『おやすみプンプン』

出典:小学館

平凡な少年「プンプン」の波乱に満ちた半生を描く、シュール×リアリズム漫画。主人公は鳥の落書きのような外見をした少年・プンプン。描かれ方はともかくとして、彼はどこにでもいる普通の少年だ。ある日、彼は転校してきた少女・田中愛子に一目惚れ。彼女と距離を縮めていくのだが、そんなプンプンを自分ではどうしようもない過酷な運命が次々と襲い、彼は愛子と疎遠になってしまう。愛子との別れの傷を胸に残したまま成長したプンプン。ある日プンプンは愛子と再会する。

本作は、主人公であるプンプンの半生を描いた作品。プンプンは平凡な人間で、彼の人生に「漫画の主人公らしい」特別なことは起こらない。特殊能力が芽生えるわけでもなく、異世界に飛ばされるわけでもない。家族間の問題に悩み、恋心に悩みながら、歳を重ねて成長していくだけだ。ただし、その人生には人の死や犯罪など、心に傷を負う様々な出来事が入り込んでくる。注目すべきは、その出来事がとてもリアルだということだ。この世界のどこかでこんな出来事が起こっていても全く不思議ではない、そう思わされる描写の数々は読者の胸に何とも言えぬ感情を湧き上がらせる。舞台が町田というところも、物語のリアリティに拍車をかけている点の1つだろう。


『神聖モテモテ王国』

『神聖モテモテ王国』

出典:小学館

1人の少年とその父(自称)が異性にモテるために奮闘する様を描いたギャグ漫画。ある日、空かどこかから墜落してきた、自称謎の宇宙人・ファーザー。彼には野望があった。それは「神聖モテモテ王国」という理想の国を建国すること。そんなファーザーの野望に付き合わされているのが、ファーザーの一人息子ということになっている少年・オンナスキーだ。記憶を失っているオンナスキーは、父親を自称するファーザーとモテるために様々な行動を起こしていくことになる。

宇宙人のファーザーは記憶のないオンナスキーの父であると主張し、オンナスキーのアパートで一緒に暮らしながら、神聖モテモテ王国の建国活動を行っている。ファーザーとオンナスキーが建国を目指す神聖モテモテ王国とは、彼らと女性しかいない国のこと。そして彼らが建国活動と称して行っていることは、ナンパだ。物語の舞台となるのは町田の住宅街。ファーザーとオンナスキーはそこで、様々な作戦を練ってはナンパにチャレンジするのだが、2人のナンパが成功することは基本的にない。何せ2人とも異性に縁がないゆえに作戦は的外れなものが多く、しかもファーザーの言動が滅茶苦茶だからだ。しかしそのファーザーの滅茶苦茶さが、読者はもちろん多くの作家から高い支持を得ている。


『莫逆家族』

『莫逆家族』

出典:講談社

元暴走族の男たちが集まり「家族」となって暴力の世界に身を投じていく、バイオレンス・アクション漫画。主人公は31歳の男・火野鉄。彼はかつて暴走族「神叉」の総会長として君臨していたが、子どもができたことをきっかけに引退。以降、建設作業員として働きながら家族を養っていた。しかしある事件をきっかけに、鉄は世間ではなく自分たちのルールで生きる「家族」を結成し、再びアウトローな生き方をしていくことになる。2012年9月に実写映画化された。

鉄は孤児で、少年時代からとんでもない悪ガキだった。中学2年生のときに、少年鑑別所に送られたこともあるほどだ。その後、暴走族のトップとして関東に名を轟かせた彼は、子どもを育てるために一度は社会の枠の中に戻り、自分の中にある激情を抑えて生きてきた。しかし、鉄が社会の枠の中で生き続けることは不可能だった。かつての族仲間の娘が不良少年にレイプされ入院したという事件を知ったことをきっかけに、鉄は元「神叉」のメンバーたちと「家族」という名のコミュニティを形成。時には殺人すら厭わない、コミュニティ独自の法の中で生きていくことになる。「家族」が拠点とするのは、関東の架空の地域である「花神町」。この町のモデルが町田市となっている。


『TOKKO 特公』

『TOKKO 特公』

出典:amazon

謎の怪物たちと戦う警視庁特殊機動捜査隊2課・特殊公安部の活躍を描いた、サバイバル・アクション漫画。ある日、町田に巨大な穴が出現。そこから異形の怪物「ファントム」が現れ、穴の傍に建っていた団地の住人たちを殺害するという事件が発生した。政府はファントムと戦うため、警視庁特殊機動捜査隊2課・特殊公安部、通称「特公(トッコー)」を組織。主人公の申道蘭丸は、特公の一員としてファントムとの戦いに身を投じる。2006年4月にテレビアニメ化。

テロや無差別殺人などの凶悪犯罪に対処するため設立された、警視庁特殊機動捜査隊、通称「特機隊」。特機隊が特に警戒しているのが、年々数を増している大量バラバラ殺人事件だ。その事件は、5年前に町田で起こった大量虐殺事件によく似ていた。主人公の申道は、両親を奪った町田の大量虐殺事件の真相を探り、犯人に復讐するべく特機隊に入隊。調査を進めていく中で異形の怪物「ファントム」と、それらと戦う警視庁特殊機動捜査隊2課・特殊公安部、通称「特公(トッコー)」の存在を知る。特公はファントムに対抗できる力を持つスペシャリストたちの集まり。自らもファントムと戦える能力を持っていると知った申道は特公に入り、東京を守るために戦うことになる。


『スーパーベイビー』

『スーパーベイビー』

出典:amazon

純粋なガン黒ギャルと原石系地味メンが繰り広げる恋模様を描いた、ハイテンションラブコメディ漫画。朝光玉緒は、熊本県出身の黒ギャル。見た目は派手だが、中身はとってもピュアで素直な人間だ。町田のとあるビル内にあるアパレルショップで働いている彼女は、同じビル内にあるスーパーでバイトをしている地味なメガネ男子・山田楽丸と出会い、彼に助けられたことがきっかけで一目惚れ。猛烈なアピールをして、ぐいぐいとその距離を縮めていく。

神奈川県だと間違われるくらい東京の隅っこにある町田。眠らない街とまでは言わないし、何でも揃うというわけでもないが、玉緒は丁度良く便利なこの街を気に入っていた。そんな町田で代わり映えのない日々を送っていた玉緒はある日、休憩室で野生の鳥に絡まれたところを、同じビル内で働いている地味メン・山田楽丸に助けられる。平凡な毎日にちょっとした変化を求めていた玉緒にとって、この出会いは運命とも言える衝撃的なものだった。その日から、玉緒は楽丸にアピールを開始。楽丸は最初こそ派手な玉緒のことを怖がっていたのだが、少しずつ彼女の本質を知り心を開いていく。全くタイプの異なる2人の関係がどのように変わっていくのか、その展開から目が離せない作品だ。


関連ガイド

ピックアップ

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

logo

いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!