恋愛、友情…青春のきらきら!「椎名軽穂」特集オススメ5選24 Pt.

青春真っ只中である10代の恋愛や友情を、キャラクターの繊細な心理描写と共に描き人気を博してきた漫画家・椎名軽穂。今回は、椎名軽穂が手掛けた作品の中からオススメのものを5つピックアップして紹介していく。

作成日時:2020-11-03 10:00 執筆者:マンガペディア公式

恋愛、友情…青春のきらきら!「椎名軽穂」特集オススメ5選

出典:集英社


『君に届け』

『君に届け』

出典:集英社

周囲に馴染めずにいた少女が恋や友情を通して成長していく青春漫画。舞台は北海道。黒沼爽子(さわこ)は北幌(きたほろ)高校に入学したばかりの高校1年生だ。彼女は人付き合いが不得手で少々暗い性格。長い黒髪と陰気そうな見た目も相まって、周囲からは「貞子」と呼ばれ距離を置かれていた。しかしそんな彼女にも分け隔てなく接してくれる存在がいた。それがクラスメイトの風早(かぜはや)翔太。爽子は、優しくて人気者の風早にどんどん惹かれていく。2009年10月に初めてテレビアニメ化。2010年に実写映画化された。

純粋で心優しい爽子。しかし周囲は、陰気そうな外見だけで彼女を遠ざけていた。そのため爽子はクラスに全く馴染めずにいた。一方、風早は学年や性別問わず、どんな人間とも仲良くなってしまうクラスの人気者。爽子が風早に憧れを抱くのは、当然のことだった。風早は爽子にも優しく接し、彼との交流は爽子に大きな変化をもたらす。彼女の変化はクラスメイトたちにも伝わり、ついには親友と呼べる存在もできる。爽子は友人たちと友情を深めながら、風早に対する恋心とも向き合っていく。高校3年間を通して、爽子は人間的にどんな成長を遂げるのか。そして風早との関係はどうなるのか。爽子を中心とした少年少女たちの青春の日々が瑞々しく描かれた、少女漫画史に残る名作だ。


『君に届け 番外編~運命の人~』

『君に届け 番外編~運命の人~』

出典:集英社

大ヒット作『君に届け』の本編終了後を描いた少女漫画。主人公は『君に届け』本編の主人公・黒沼爽子の親友の一人である、くるみこと胡桃沢梅(くるみざわうめ)。彼女は爽子と同じく高校教師を志し、爽子と共に札幌の教育大学に進学していた。ある日、くるみは気乗りしない爽子を誘って合コンに参加。そこでおかしな男に絡まれてしまい、ピンチに陥る。そんな窮地を救ってくれたのは赤星(あかほし)栄治という男性。彼は爽子の父方のいとこ「えーじお兄ちゃん」だった。

かつては風早翔太に想いを寄せ、恋敵だった爽子に対して嫌がらせをしたこともあるくるみ。しかし爽子の純粋さに触れ親友となった今、くるみは爽子にすっかり依存していた。くるみにとって、爽子は一緒にいて安心できる存在であり、運命の人なのではないかとすら思っている。そんなくるみの前に、爽子のいとこである赤星栄治が現れた。赤星は、本当に爽子と同じ血筋なのか疑わしいほど、ちょっと意地悪。しかし困っているくるみを助けてくれるなど、面倒見が良いところもある。赤星はくるみが爽子に依存していることに気づき、面倒くさい性格のくるみを受け入れたうえで付き合おうかと提案してきた。はたして、赤星はくるみの運命の人なのか。動き出したくるみの恋から目が離せない。


『CRAZY FOR YOU』

『CRAZY FOR YOU』

出典:集英社

天然少女が女たらしに恋をするノンストップ・ラブ・エモーション漫画。主人公は女子高に通う少女・高村幸(さち)。彼女はにとぼけたところがあり、日常において異性との接触は多くないため男慣れもしていない。そんな幸は、生まれて初めて合コンに参加することになる。そこで出逢ったのが、女たらしで有名な少年・ユキこと宮本幸浩。合コンですっかりユキの虜になってしまった幸は、ユキへと懸命なアプローチを開始するのだが、その恋は前途多難だった。

女子高で友人たちに囲まれ、楽しい日々を送っていた幸。彼氏がいなくても幸せだったが、愛があればもっと幸せだろうと考えた彼女は、親友とその彼氏がセッティングしてくれた合コンに嬉々として赴いた。そこで社交的な少年・ユキに出逢い、良い雰囲気になる。合コンが終わる頃には、幸はすっかりユキに参っていた。そんな幸に、親友の堀田朱美(あけみ)は「ユキだけはやめたほうがいい」と忠告する。彼女はユキのことを中学の頃から知っており、彼が女たらしであることも知っていたのだ。関わればきっと泣かされる。幸を心配して諦めるよう説得する朱美だったが、幸の恋心はもう止まれないところまで来ていた。幸のピュアで一途な恋の行方を、最後まで見守ろう。


『青いふたり』

『青いふたり』

出典:集英社

恋にまつわる3つの作品が収録された短編集。胸が大きいことがコンプレックスである宗田ひとみ。彼女は異性を前にすると、思ったように話せなくなってしまうほどうぶな女子高生だった。そんな彼女が、同級生の少年・対馬(つしま)に玉砕覚悟で告白をし、晴れて2人は付き合うことに。恋に不慣れな宗田と対馬は、不器用ながら少しずつ距離を縮めていく。表題作の『青いふたり』の他に、『花とシーフ』『片恋ジュリエット』という2つの短編が収録されている。

対馬が宗田に対して抱いていた印象は、胸が大きく他の女子たちと比べ大人びているというもの。宗田が対馬に対して抱いていた印象は、硬派でクール。胸の大きさでガタガタ騒ぐ男とは違う、というものだった。実際のところ、宗田は対馬が思うような大人びた人物ではない。異性相手に上手く喋れず突き放したような態度になってしまうところを、大人びていると誤解されているだけ。そして対馬も、硬派でクールなどではなく、女子生徒の胸に目がいく普通の男子高校生だ。彼女が欲しいがために、女受けしそうな性格を装っていただけなのである。2人は互いに猫を被り、自分を良く見せようと必死になるのだが、どうも上手くいかない。初々しい恋人たちに思わず頬が緩んでしまう作品だ。


『さくら寮マーチ』

『さくら寮マーチ』

出典:集英社

野球部の寮で生活することになった少女の日々を描いた、胸騒ぎの青春グラフィティ。主人公は、たった1人の家族であった父を亡くし、天涯孤独となってしまった少女・末永桜。彼女は父の親友が監督を務める野球部の寮「さくら寮」に、住み込み寮母兼マネージャーとしてやってきた。しかし初日からちゃらんぽらん男・一色にファーストキスを奪われ、桜の新生活は最悪のスタートを切る。そのうえ寮での毎日は、桜の想像以上に多忙で過酷なものだった。

さくら寮で桜が共に暮らすのは、かつては名門だったが今ではすっかり廃れてしまった高校野球部の面々。彼らとの毎日は多忙と過酷を極め、しかし逆にそれが桜の父を亡くした悲しみを紛らわせてくれていた。当初はあまりの環境にショックを受けたものの、徐々にさくら寮での生活に慣れていく桜。その中で、彼女はファーストキスを奪った最悪の男・一色の、意外な一面を知ることになる。彼は一見、サボり魔でちゃらんぽらんなどうしようもない男だが、実際は野球に誠実な人物だったのだ。しかしある理由から、彼はまともに野球ができないでいた。同じ時間を共有する中で少しずつ一色に惹かれていった桜は、彼の憂いを何とかしたいと考えるようになる。桜の一色への想いの行方を見届けよう。


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