小説家の主人公「朏 素晴」は、幼い頃から読書が大好きで、想像をする楽しみが何より一番だった。そんな彼は、外出嫌いで、人間関係も苦手。次回新作のネタに困っていたある日、ノラ猫と出会う。初めは驚きこそしたが、この目付きの悪い猫……。ピンときた! ヒトと猫、全く異なる視点から展開されるダブルサイドストーリー。
ミステリー作家「朏 素晴(みかづき・すばる)」は、ある日1匹の猫を拾う。ヒトと猫、それぞれの目線から描いたダブルサイドストーリー!! 『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』を紹介する。
小説家の主人公「朏 素晴」は、幼い頃から読書が大好きで、想像をする楽しみが何より一番だった。そんな彼は、外出嫌いで、人間関係も苦手。次回新作のネタに困っていたある日、ノラ猫と出会う。初めは驚きこそしたが、この目付きの悪い猫……。ピンときた! ヒトと猫、全く異なる視点から展開されるダブルサイドストーリー。
出典:Amazon.co.jp
「僕は今、猫に命を狙われている」新作のネタはこれだ! 素晴は人間関係が苦手な故に、外出も嫌い。この世の様々なことが煩わしい。しかも、今度の担当編集もお節介で面倒くさそうだ。「ああ、いっそ無人島で本に埋もれて生活したい」そう考えながら、両親の墓参りに来ていた。両親の好物の刺身をお供えすると、墓の陰から何かが飛び出してきた!? それは、目付きの悪いノラ猫であった。「ネタが来た! 」こうして彼は、猫のハルと同居を始めたのだった。一方、拾われた猫・ハルは、食べ物につられて人間のところにやってきてしまった。どうなるか分からないけど、毎日食べ物をくれるし、「しかえしは、きっちりしてやんな! 」とトラ姉さんも言ってたし、もう少しだけここにいて、恩を返したら出て行こう。そう思ってたのに、この人間、全然ご飯を食べないわ! 食べないと死んじゃうのよ。どうして食べないの??
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素晴と猫のハル、お互いへの解釈が全く異なるのに展開されるストーリーが面白い。素晴は、ハルを同居人として受け入れていくことで、今まで興味のなかった担当編集や両親の想いに気づき、塞ぎ込んでいた心を少しずつ開いていく。一方、猫のハルは今までノラであった思い出や姉御肌な性格から、何かと素晴の世話を焼いている(つもり)である。私たち人間は、猫の行動に勝手な解釈をしているのかも。もしかしたら、うちの子もこんなことを思っているの……。と想像してしまう。
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