学校では無口でクールな小泉さん。見た目も美人で、クラスでも評判の女子高生。どんなことに対しても興味を示さないミステリアスな彼女だが、実はラーメンをこよなく愛するラーメンマニアだった。ラーメンのためなら北海道から沖縄どころか世界にまで飛び立つほど……。好き嫌いもなく、激辛ラーメンからパインの入ったパインラーメン、インスタントラーメンから二郎系の「豚ダブルラーメン(野菜増しニンニク油辛め)」など、ラーメンと名が付くものは、東西南北全て食べ尽くす勢いだ。女子高生が「ズルズル」と麺をすすり、「ごくごく」と汁を飲み干し、「プハァー」といって満足気な顔をする。これだけでも見る価値がある。
実在するラーメン屋が多く登場するため、実際に行ってみたくなる。
個人店に限らずチェーン店にも足を運ぶので、遠出をしなくても近場で紹介されたラーメンを食べることができるのも魅力。2015年にフジテレビ系にて、テレビドラマ化もされた。
雑貨輸入商を営んでいる井之頭 五郎(いのがしら ごろう)が、仕事終わりや昼休みなどに、近場の店で食事をする様を描いたマンガ。
ご当地の名産などには拘らず、今、自分が食べたいものを食べたいだけ食べる主義。他人とご飯を食べると、自分が気兼ねなくご飯を食べることができないので、(汁物をご飯にかけて食べたり、残ったおかずをパンにつけて食べたりができないため)一人でご飯を食べることに拘りがある。ある種一人の中年がご飯を食べる姿は、地味であることこの上ない。だが、おいしそうに食べるところや、お店やお客さんをみて、どの料理を頼むか悩む姿など、何気ない姿や心の中の呟きなどが何故か面白い。時折、選んだ店や料理に失敗したと感じているエピソードもある。
テレビ東京で何度もドラマ化されており、なんとSEASON5まで放送された。
主演は松重 豊。CMなどで松重 豊がお腹を空かせていたら、『孤独のグルメ』のオマージュだと考えていいだろう。
グルメマンガの金字塔と言えば勿論コレ! 『美味しんぼ』。
東西新聞文化部で「究極のメニュー」作りに取り組む主人公「山岡 士郎(やまおか しろう)だが、ライバル紙の帝都新聞も「至高のメニュー」作りに取り掛かった。帝都新聞は至高のメニュー作りに、山岡の父である「海原 雄山(かいばら ゆうざん)を呼び寄せた。山岡と海原の過去の因縁も賭けた「究極」VS「至高」の親子対決が始まった。
食べ物だけでなく、様々な人との出会いやストーリーがあり、そこから得た知識や経験を使い究極のメニューに挑んでいく。生産者の事情や流通ルートによる問題など、他のグルメマンガでは掘り下げられない所まで詳しく解説されているのも特徴である。
コミックは111巻まで発売中。グルメマンガの中では異例の長寿マンガである。山岡と海原の言い争うシーンなどや食事シーンなどがパロディネタとされることも多い。テレビ朝日でアニメ化されたほか、フジテレビではドラマ化、映画化もされた。
これまでのグルメマンガとしては異色となる『だがしかし』は、「駄菓子」をテーマにした駄菓子コメディーマンガである。駄菓子屋を継ぎたくない主人公「鹿田 ココノツ(しかだ ここのつ)」はマンガ家になることを夢見ていたが、大手菓子会社の社長令嬢「枝垂 ほたる(しだれ ほたる)」により駄菓子屋を継ぐようにあらゆる手段を画策される。
誰もが知る有名な駄菓子の魅力や食べ方をほたるが教えてくれる。
あまりにも身近にあるもの故に、影響されて駄菓子を買いに行った人も多いという……。
きっとあなたのお気に入りも登場するだろう。
グルメマンガには個性溢れるマンガから王道を行くマンガまでたくさんある。
どれも見たら最後、何か食べたくなること間違いなし!
グルメマンガはドラマ化もしやすいので、実物を見る事ができるドラマもオススメだ。