記念すべきアニメ第一作は『狼少年ケン』。1963年とかなりの老舗であり、特に低年齢層に向けてシリーズものを多く輩出している。今回は1970年代の「東映アニメーション」人気作を紹介する。
「東映アニメーション」の代表作と呼べる作品を紹介する。
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記念すべきアニメ第一作は『狼少年ケン』。1963年とかなりの老舗であり、特に低年齢層に向けてシリーズものを多く輩出している。今回は1970年代の「東映アニメーション」人気作を紹介する。
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1972年7月から1973年3月まで放送されていた作品。ヒマラヤの氷の中に閉じ込められ、長い間眠り続けていた「デーモン族」が復活。そのひとりである「デビルマン」は、人間を滅ぼす使命を受け、高校生「不動明」の体を乗っ取った。しかし、「明」のいとこ「牧村美樹」を愛してしまい、彼女を守るために「デーモン族」を裏切り、戦うことを決意する。「永井豪」作のマンガ『魔王ダンテ』をベースにして制作された作品。アニメと連動して、「永井豪」本人がマンガ版『デビルマン』を『週刊少年マガジン』で連載した。マンガとアニメのテーマやストーリー展開は異なるが、両者共に熱烈なファンが存在し、更には後世の作家にも多大な影響を与えた。その代表例は『新世紀エヴァンゲリオン』の「庵野秀明」など、多数存在する。本作には続編やスピンオフといった派生作品も多いが、2018年には「湯浅政明」監督によるアニメ作品が公開される予定だ。
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1972年12月から1974年9月まで放送されていた作品。平凡な生活を送る高校生「兜甲児」がいつものように帰宅すると、唯一の肉親である祖父が何者かに殺されていた。「甲児」は祖父から託された「超合金Z製」のロボット「マジンガーZ」で、祖父を殺した「Dr.ヘル」たちから地球の平和を守るために戦う。本作は、「永井豪」が原作を担当したロボットアニメ。アニメ放送当時、視聴率が30パーセントを超えるという大ヒットを記録しており、『マジンガーZ』はロボットアニメの金字塔とも言える。また、アニメの影響で商業面にも大きな影響を与えており、おもちゃや主題歌の売れ行きも好調だった。その他、本作の続編にあたるテレビアニメ作品なども存在する。
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1973年10月から1974年3月にかけて放送されていた作品。「空中元素固定装置」を内蔵されたアンドロイドの少女「如月ハニー」は、その装置を狙う犯罪組織「パンサー・クロー」に父親「如月博士」を殺されてしまう。「ハニー」は装置の力を使って愛の戦士「キューティーハニー」に変身し、組織の刺客たちと戦っていく。本作は、「永井豪」と「ダイナミックプロ」によるメディアミックス企画として制作された作品。本作以降、テレビアニメ『キューティーハニーF』、OVAで『新・キューティーハニー』、『Re:キューティーハニー』が制作され、実写ドラマ・映画化も果たした。
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1974年4月から1975年5月まで放送されていた作品。「恐竜帝国」の侵略を阻止するため、「早乙女博士」は彼らの弱点である「ゲッター線」を利用したスーパーロボット「ゲッターロボ」を開発した。「浅間学園」に通う3人の高校生がパイロットとなり、「恐竜帝国」の野望を打ち砕くため立ち向かう。本作は、「永井豪」と「石川賢」、「ダイナミックプロ」が共同で原作を手掛けた。のちに生まれる合体ロボットものの先駆けとなった作品でもある。本作以降、『ゲッターロボG』『ゲッターロボ號』のテレビアニメが制作された。その他、マンガ版など多くのメディアミックス作品が存在する。
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1978年9月から1981年3月まで放送されていた作品。時は西暦2221年。宇宙空間を走る列車「銀河鉄道」で、銀河系の各惑星が結ばれた未来。「星野鉄郎」は機械の体を無料でもらえる星を目指し、助けてくれた美女「メーテル」と共に「銀河超特急999号」に乗り込む。この旅の中で彼は多くの人と出会い、成長していく。「松本零士」の原作マンガをアニメ化した作品。1話につきひとつの停車駅(惑星)という原作のスタイルを忠実に再現。劇場版アニメも制作され、大人気作品となった。映画版は1979年度の邦画配給収入第1位を記録しており、アニメ映画として初の快挙を遂げた。
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